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開催終了第10回北京大学日本人留学生学術交流会

詳細

2008年12月05日 22:19 更新

こんにちは。お世話になっています
これまで、北京大学日本人留学生学術交流会は、様々な方に参加していただいてきましたが、今回で第10回目となります。その区切りとなる第10回目は、日本僑報社の編集長で日中交流研究所所長でもある段躍中さんに報告いただくことになりました。
段躍中さんは、もともとは「中国青年報」の記者をされていましたが、1991年に日本に留学し、新潟大学で博士号を取得、その博士論文を『現代中国人の日本留学』(明石書店2003年)として刊行されています。
また、自ら出版社、日本僑報社を立ち上げられ、『在日中国人大全』をはじめとする日中関係や華人、華僑などに関する本をこれまで180冊近く刊行されてきました。
さらに、「日本人の中国語作文コンテスト」「中国人の日本語作文コンテスト」などの作文コンクール(各四回)や星期日漢語角 (日曜中国語サークル65回ほど)、日中交流メールマガジン(800号ほど)の発行など実に多角的な活動を展開されてきています。
こうした活動が高く評価され今回、日中文化交流などに貢献した「日中学院倉石賞」 と 「小島康誉国際貢献賞」 の2つの賞を受賞されました。
(また、たとえば、段躍中さんを紹介した映像など(朝日放送/NIPPONを支える外国人)に関しては、次をご覧ください。
http://www.youtube.com/watch?v=qyWv28Dvmc0&feature=related(1)
http://www.youtube.com/watch?v=8ve5LiJK6pU&feature=related(2)
http://www.youtube.com/watch?v=D9MRGHehl_s(3))

その段躍中さんに今回は、『現代中国人の日本留学』(明石書店2003年)の内容をもとにしつつ、さらに最新の情報をまじえながら「中国人の日本留学と日中民間交流」というテーマで存分に語っていただきます。時間と関心がある方は、ご参加いただければ幸いです。

資料の準備などがありますので、参加を希望される方は、12月9日の深夜までに代表の山口(ngodzilla21@yahoo.co.jp)まで申し込んでください。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

日時:2008年12月12日(金曜日) 
報告時間:午後5時半〜午後7時ごろ
質疑応答、討論:午後7時ごろ〜午後8時半(食事をしながらの討論となります)
(このところ土曜日に行うことが多かったですが、今回は段さんの都合で金曜日の夕方からの報告ですのでご注意ください。)
場所:北京大学の小西門ちかくの広東料理店、何賢記の河原という部屋
(場所がわからない方のために12月12日の午後5時に北京大学の勺園2号楼に集合してから向かいます。)
報告者:段躍中(日本僑報社編集長)
報告題目:「中国人の日本留学と日中民間交流」
言語:日本語

報告要旨:20世紀の日中交流の歴史を振り返るとき日本で学んだことを中国で活かそうとした中国人留学生たちの活躍をぬきにして語ることはできない。
革命の父、孫文はかつて「辛亥革命にもっとも貢献したのは在日華僑と留日学生である」と語っていた。

20世紀初期の中国においては中国の歴史にも大きな影響を与えることになる第一次「日本留学ブーム」が、起こった。ほぼ100年前の1896年に13人の中国人留学生が横浜の地を踏んだのを皮切りに、留学生の数は1905年までのわずか約10年間で約8000人まで急増した。そのなかから蒋介石、汪兆銘、胡漢民など「中国同盟会」および「中国国民党」の中核メンバーたち、また陳独秀、李大钊、周恩来など中国共産党の指導者たちさらには魯迅、周作人、郭沫若などの中国のすぐれた文化人をも輩出した。

しかし、中国人の日本留学に関する研究にはひとつの大きな断層が生じていた。
すなわち日中関係史研究で重要な中国人留学生に関する研究は、戦前までにとどまっていた。冷戦時代の長い断絶を経て、20世紀最後の20年の改革開放経済の実施にともない第二次「日本留学ブーム」が勃興した。それは多くの面で第一次「日本留学ブーム」を上回り、中国史上最大規模の日本留学ブームとなり日中両国の関係史と文化交流史のうえできわめて重要な地位を占めるにいたった。報告者は、20世紀末のこの第二次日本留学ブームは、21世紀の日本と中国の発展に大きな役割を果たすであろうと展望しており、21世紀の日中両国の行方は現在の若者の力に左右されるにちがいないと考えている。

そこで独自調査で蓄積してきた一次基礎データをもとに20世紀に起きた二回にわたる中国人の日本留学ブームに対してそれぞれ留学ブームの背景、留学形態、留学生構成、留学政策、社会心理、留学業績、修了後の帰国状況、留学特徴など各方面に関してその相違点や類似点を抽出し、この100年間の中国人日本留学の全体像について報告する。そしてそれらとともに日本に留学した中国人が、日中民間交流にどのような役割をはたしたのかについても報告する。この報告によって逆照射的に日本人の中国留学についても深く考えるきっかけになれば幸いである。

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  • 2008年12月12日 (金)
  • 海外 北京
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