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開催終了越境する記憶-占領と植民地主義を超えて 『豊穣な記憶』上映会

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2006年06月17日 08:19 更新

パレスチナという土地に生きる、ふたりの女性(若い小説家、年老いた労働者)が語る言葉や人間関係から、パレスチナの現実の重層性を照らし出したドキュメンタリー作品。「伝統と近代」「西洋と東洋」「家族」「母性」「占領と抵抗、その現実」・・・。厳しい現実の間を生きる彼女たちの葛藤の声を通して、沖縄に生きる、沖縄が抱える自身の内なる記憶と声を聞き取ることになるでしょう。

今回のコーディネーター、仲里功氏に映画について少し語っていただいた後、上映となります。上映機会の少ない貴重な映画です。ぜひ皆様のご参加をお待ちしています。


『豊穣な記憶』(1980年/長編ドキュメンタリー)
ミシェル・クレイフィ監督

イスラエルと占領下のヨルダン川西岸地区に住む、老女ルミヤと若い女性作家サハル・ハリーフェという二人のパレスチナ人女性の回想と発言を対位法的に描き、パレスチナの社会のリズムと二つの声=楽器による合奏としても見ることができる。人間の存在のなかにある逆説的二重性に目を向け、犠牲者がいかにして加害者にもなるかを描いている。
クレイフィの長編第一作。81カンヌ映画祭批評家週間出品作品。その他の国際映画祭で受賞多数。

ミシェル・クレイフィ
1950年、パレスチナの北、ガリラヤ地方のナザレ(現イスラエル領)生まれ。71年ベルギーのブリュッセルに渡り、国立高等舞台芸術学院で演劇を学ぶ。80年『豊穣な記憶』で映画監督デビュー。87年制作の劇映画『ガリレアの婚礼』がカンヌ映画祭批評家賞、サンセバスチアン映画祭グランプリ受賞。『石の賛美歌』(90年)、『三つの宝石の物語』(95年)などがある。ユダヤ人監督エイアル・シヴァンとの共同監督で作った『ルート181 イスラエル・パレスチナ旅の断章』(2006)が、アラブ映画祭で上映され話題を呼ぶ。山形国際ドキュメンタリー映画祭2005のインターナショナル・コンペティションに選出、同映画祭上映。


「『豊穣な記憶』は占領の記憶、あらゆる占領の記憶です。<豊穣な記憶>とは、現在の目で、よりよい未来のために、過去を見つめることです。それが記憶の豊饒性です」
-ミシェル・クレイフィ-


コーディネーター: 仲里功(「EDGE」編集長)
参加費: 前売り 友の会1500円 一般2000円(当日500円増し)

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普天間基地と土地の一部を返してもらった土地に建つ、「基地を想ふ」美術館です。6月23日「慰霊の日」の夕陽が屋上の階段の向こうに沈みます。この日太陽は、東の窓と西の窓と一直線に並びます。
ぜひぜひ。

http://sakima.art.museum/index.php

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  • 2006年06月22日 (木) 屋上から夕日を眺めたあと午後7時より
  • 沖縄県 宜野湾市上原
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