彫刻家・斉藤鉄平が創った鉄の創作楽器・波紋音（はもん）コンサートのご案内です。

水琴屈をイメージして創られた鉄の創作打楽器・波紋音（はもん）は、従来の楽器とちがい、風、水、虫の音、など自然界の音と溶け合い、まわりのサウンドスケープと溶け合う音として特徴があります。

金沢健一の「音のかけら」渡辺泰幸の「土の音」など数々のサウンドアートを手がけて来たクラシック出身パーカッショニスト・永田砂知子が、波紋音と９７年に出会い、時間をかけて、独自の世界を表現するようになりました。



今回のコンサート会場となる、京都・弘道館（こうどうかん）は、江戸中期の京都を代表する儒者・皆川淇園（みながわきえん／1736-1807）が1806年に創立した学問所です。現在、伝統文化プロデュース「連」の活動拠点として、日本の文化の美と知恵を未来に伝える活動を展開しています。
御所近くの静かなたたずまいの屋敷で、優雅に波紋音の音色を楽しんでいただけることと思います。

http://kodo-kan.com/

永田砂知子プロフィール

東京芸大卒業後、さまざまな音楽を経験し、即興の分野で、デレク・ベーリーのカンパニー、ブッチ・モーリスのコンダクションなどのセッションに参加。
美術家の音の出る作品を手がけているうちに、９７年に鉄だがとてもやわらかい音の波紋音（はもん）に出会い、波紋音だけで、ひとつの世界を表現するようになる。美術、身体表現（ダンス、地唄舞、オイリュトミーなど）との共演多数。
94年倉敷で行われた、日本音楽療法大会・講習会講師として招聘され、波紋音を演奏し評判を呼ぶ。

2009年パリで演奏した音をＣＤにﾘﾘｰｽ。フランスの創作楽器・ピアノ・バッシエ・マルボとの共演は、空間にただよう環境音楽として成立している。
バッシエ兄弟は、フランスを代表する音響彫刻家で、1970年大阪万博に招聘され、数々のサウンドオブジェを創ったことで日本でも知られている。武満徹が そのオブジェを使い四季を演奏したことで、現代音楽のファンなどには知られている。今年エキスポ70鉄鋼館メモリアル・ｵｰﾌﾟﾆﾝｸﾞにバッシエのオブジェが演奏された。

波紋音とピアノ・バッシエ・マルボの共演が収録されている新しいCD「le
hamon」は、渋谷、恵比寿、初台オペラシティのナディッフで取り扱っていただいています。詳細はHP・CDページご覧ください。
渋谷bunkamura　B１　ﾅﾃﾞｨｯﾌ・モダンTEL03-3477-9134
http://www.nagatasachiko.com
波紋音you-tube　http://www.youtube.com/watch?v=0qgLQw9EiUk

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波紋音コンサート

日　程　５月２３日（日）
時　間　１９時開演
場　所　弘道館（京都市上京区上長者町通新町東入）
料　金　２，０００円
お申込・お問合せ5/14まで、HP http://www.nagatasachiko.comで受け付けています。
5/15以降は直接こちらへお願いします。info@kodo-kan.com

主催＝弘道館
協力＝有職菓子御調進所老松、伝統文化プロデュース連