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開催終了『六ヶ所村ラプソディー』国分寺上映

詳細

2006年07月26日 10:11 更新

..くらしの根っこ、そこに核がある。くらしの中で、話したい。..

■六ヶ所村ラプソディー Rokkashomura Rhapsody
鎌仲ひとみ監督作品
プロデューサー 小泉修吉
製作・配給 グループ現代
2006年/16mm/カラー/スタンダード/115分
支援 文化庁

<国分寺上映会>
2006年8/26(土)
国分寺市立本多公民館(東京都国分寺市本多1-7-11)
入場料 当日1,000円/前売800円/中学生以下無料
1回目 13:00開場/13:30上映(上映後15:30〜鎌仲監督×樋口健一氏対談)
2回目 16:30開場/17:00上映(上映後19:00〜鎌仲監督×樋口健一氏対談)
※託児の予約は、8月25日(金)までにろばや(tel.042-321-6190)まで。(定員20名。無料)
※駐車場はご利用いただけません(身体障害者の方は、あらかじめご連絡ください)。
※冷房対策をご用意ください!

■国分寺独自企画!
国分寺市在住で長年被爆労働者の写真を撮り続けてきた写真家*樋口健二さんと鎌仲ひとみ監督の対談が決まりました。なかなか聞けない貴重なお話が聞けそうです。また、樋口さんの写真展を同時開催予定です。お見逃しなく!

■前売り券取扱店 
安全なたべもののお店 たべ研 国分寺市日吉町4-22-9  0423-22-6681
桑の実 国分寺市西町5-24-1  042-577-9336
サンタポスト  042-322-7120(ファックス 同) 
でめてる 国分寺市本町2-14-5  042-323-9924 
ラヂオ・キッチン 国分寺市本町2-17-2   042-325-9907
ろばや/Green Garden 国分寺市本多1-6-5  042-321-6190 
earth juice 国分寺市本町4-13-12-1    042-321-3214
カフェスロー 府中市栄町1−20−171   042-314-2833   http://www.cafeslow.com/
カフェ&ギャラリー ZOE 小平市たかの台35-2  042-343-5977
SAP 国立市中1-7-75  042-573-4780
生活広場 ろばや 小金井市前原町3-40-8  042-388-5441 
プーの森 三鷹市下連雀3-30-12  042-242-5333

【問合せ】
「国分寺で映画を見る会」
ろばや(火〜土13:00〜17:00)
東京都国分寺市本多1-6-5
TEL042-321-6190


<私達の上映主旨>

チェルノブイリ原発事故から20年の今年は、各地で様々な催しが行われています。それにともなって原発についての報道も若干増えているように思います。しかし、どこまで本当に大事な情報が国民に知らされているのでしょうか。
ここ、日本では3月31日から青森県六ヶ所村にある使用済み核燃料の再処理工場がアクティブ「試験」(=実際に使用済み燃料からプルトニウムを取り出す作業)という名のもとに動き出しました。「原発1年分の放射能を1日で出す」と聞いて驚かない人はいないでしょう。ですが、こうした情報を含め、再処理工場の実態やそこに暮らす、暮らさざるをえない人の日常とその思いについて私達はほとんど知ることはありません。それ故、原発によるエネルギーに頼った生活を本当にこれからも選択するのかを判断するために、最低限必要な情報や賛否の意見交換もない状態だといえます。不気味なほど静かに大きな曲がり角を過ぎようとしているのではないでしょうか。

映画「六ヶ所村ラプソディー」は、鎌中ひとみ監督が六ヶ所村に2年間通い、原発推進派、反対派とを問わず、様々な人達の声を集めた貴重なドキュメンタリーです。友人、知人に声をかけて回ったところ、様々なルートでこの地域にくらす人が集まり、私達のくらしの場、仕事の場で上映会をしようということになりました。国分寺、小平、小金井周辺の子どもを持つお母さんやお父さん、また自然食店や環境運動をしている人、編集者やカメラマンなど様々な人の集まりです。さらにこの「ひととのつながり」から素敵な企画も生まれました。国分寺在住で原発や被爆労働者の写真を撮り続けていらしたフォトジャーナリストの樋口健二さんの写真展開催と鎌仲監督との対談が予定されています。

原発に賛成の人も反対の人も、よく分からないという人にも是非、見てもらいたい映画です。この映画は原発推進派を糾弾したり、逆に反対派を賛美したりするような単純な映画ではありません。現実のありのままの姿をできるだけ撮り、観る人に判断を委ねています。それだけに観る人に「考えこむ」機会を与えてくれる映画と言ってもいいかもしれません。慌しく時間も物事も過ぎていく日常の中で一度立ち止まって、皆が話すきっかけになってほしい、そんな気持ちでいっぱいです。(国分寺で映画を見る会)  
 


<鎌仲監督からのメッセージ>

六ヶ所村には核燃料サイクル基地がある。その中心は使用済み核燃料再処理工場だ。世界で最も新しいプルトニウム製造工場となる。
ここが稼働すれば日本は新たな原子力時代にはいってゆく。
今、エネルギーをいったいどうするのか、私たちは岐路に立ち、選択を迫られている。
私はイラクでがんや白血病になった子供たちと出会った。湾岸戦争で劣化ウラン弾が使われてから、がんの発症率が上がり続けている。しかし、病気と劣化ウラン弾との関係は未だに証明されていない。子供たちが病気になり続け、死に続けている現場から前作、『ヒバクシャ―世界の終わりに』は始まった。体の中に放射性物質を取り込んだ現代のヒバクシャに出会う旅の終着点は私たちの足元、六ヶ所村だった。劣化ウラン弾は原子力産業から出てくる廃棄物から作られている。核の平和利用の副産物なのだ。
全国から核廃棄物が集まってくる六カ所に生きるということは、くらしの根っこに核があることを日々つきつけられながら生きることに他ならない。電気エネルギーを使う日本人全ての難題に、地元の人々は向き合って生きている。その様々な生き方とくらしを見つめた。日本の原子力政策は揺るぎなく、産業は巨大だ。今でも夢のエネルギーとして原子力は位置づけられている。
そのような原子力とどのように向き合うのか、それは一人一人がどう生きるのかを問われることに等しい。自分自身の選択を生きる人々の日常。そこから私たちの未来は立ち上がってくる。(鎌仲ひとみ)

* 鎌仲ひとみ(かまなかひとみ)監督のプロフィール
富山県 氷見市出身。
1984年 早稲田大学卒業後、(株)グループ現代と助監督契約を交わす。
1987年 岩波映画製作所と助監督契約。以後フリーランスの監督として活動を続ける。
1991年から1993年10月まで文化庁芸術家海外派遣助成金を受けて、カナダ国立映画製作所へ。
    その後、ニューヨークへ行き、メディア・アクティビスト活動を行う。
1995年 帰国後、フリーの映像作家として活動を続ける。
2003年 東京工科大学メディア学部助教授に就任。その後も映像作家として活動中。

代表作品
1990年「スエチャおじさん バリ・夢・うつつ」
(自主制作・16mm・120分。芸術文化振興基金助成事業)
1998年「心の病がいやされる時 今日本の家族に何が起きているのか」
 (NHK情報ネットワーク・グループ現代制作・ビデオ・60分。ATP優秀ドキュメンタリー賞)
1999年「戦禍にみまわれた子供たちー湾岸戦争八年後の子供達」
(NHK情報ネットワーク・グループ現代制作・ビデオ・60分。NHK局長賞)
「エンデの遺言―根源からお金を問う」
(NHKエンタープライズ21・グループ現代制作・ビデオ・60分。ギャラクシー賞)
2001年「がんを生き抜くー希望を支える医療の記録」
(NHK情報ネットワーク・グループ現代制作・ビデオ・60分。ATP優秀ドキュメンタリー賞)
   「坂本龍一 銀行の未来―続エンデの遺言」
(NHKエンタープライズ21・グループ現代制作・ビデオ・50分)
2003年「ヒバクシャー世界の終わりに」
(グループ現代制作・16mm・116分。文化庁映画賞文化記録映画優秀賞、
平和・協同ジャーナリスト基金賞<グランプリ>)他多数受賞)
2006年「六ヶ所村ラプソディー」完成(2月)(グループ現代制作16mm)

著書
「メディアリテラシーの現在と未来」 世界思想社
「エンデの遺言」NHK出版
「エンデの警鐘」NHK出版
「ドキュメンタリ−の力」寺子屋新書
「ヒバクシャ−ドキュメンタリ-映画の現場から」影書房
「内部被曝の脅威−原爆から劣化ウラン弾まで」(肥田舜太郎・鎌仲ひとみ 共著)ちくま新書

* 樋口健二(ひぐちけんじ)氏 プロフィール

1937年 長野県富士見町生まれ
東京綜合写真専門学校卒業後、同行助手を経てフリーのフォ トジャーナリストとなる。
1969年 四日市公害を7年間に亘り追い続けた写真集『白い霧 とのたたかい』を東京・大阪・四日市・
新産業都市で巡回展。
1974年 国連主催世界環境写真コンテスト・プロ部門で『四日市』が 入賞。
1981年 『原発被曝の実態』の講演を各地で行う。
1983年〜84年 写真展『毒ガス島』(隠された悲劇の 島)を東京・大坂・名古屋のキャノンサロン、
   広島・平和記念資料館他で開催。
1985年〜 写真展『原発』を全国巡回で開催中。
1987年 ニューヨークでの第1階核被害者世界大会で日本の原 発被曝実態を報告。スリーマイル島取材。
1987年〜88年 写真展『原発』『四日市』を台湾各地で開催。
1987年 世界核写真家ギルド展に『原発』を出展。ベルリン・モントリオール・トロ ント他で開催。
1990年〜93年 日本の報道写真家4人展に『原発』を出展。パリ・ベルリンで開催。
1995年 日本の報道写真家4人展開催。ベルリン・ハノーバー で開催。
    イギリスのチャンネル4がレポーターに起用。「日本の原発 ジプシー」を追う
テレビドキュメンタリー番組を製作・放映。
1996年 写真展『四季・武蔵国分寺』(4月9日〜12日)国分寺Lホールにて開催。
2001年 写真展『原発被曝の実態』(3月2日〜31日) 外国人特派員協会ロビーとギャラリーで開催。
   核廃絶NGO『ワールド・ウラニウム・ヒアリング』(本部・ドイツ)創設の『核のない未来賞』
の教育部門賞を日本人として初受賞。
2005年  樋口健二報道写真展 日本列島'66―'05(7月15日〜30日)文京区カナメホールで開催。
*1966年から2005年まで、40年間の圧倒的写真記録を集大成 した『樋口健二報道写真集成』
刊行にあわせて、当写真集から厳選した作品を公開。

<写真集>
『四日市』六月書房 1972年
『原発』オリジン出版センター 1979年
『毒ガス島』三一書房 1983年
『山よろけ』(北海道じん肺病)三一書房 1992年
『原発・1973〜1995年』三一書房
『最後の丸木舟』御茶の水書房(共著)
『日本の公害』全6巻の4巻に『四日市』を復刻 日本図 書センター 1995年
『樋口健二報道写真集成 日本列島'66-'05』こぶし書房  2005年

< 著書>
『闇に消される原発被爆者』三一書房 1981年
『売れない写真家になるには』八月書館 1991年
『原発被曝列島』三一書房 1987年
『原発と闘う、岩佐被曝裁判の記録』八月書館 1988年
『アジアの原発と被曝労働者』八月書館 1991年
『これが原発だ、カメラがとらえた被爆者』岩波書店 1991年
『日本破壊列島』三一書房 1992年
『闇に消される原発被曝者』新版 御茶の水 2003年

<原発被曝実態の特集雑誌(多数代表的なものだけ列挙)>
『アサヒグラフ』13ページ1977年 11月、
『毎日グラフ』6ページ1979年9月、
ドイツの『シュテルン』8ページ1983年 6月、
『世界』12ページ1985年9月、台湾の『人間』11ページ、
ドイツの『ネイチャー』2002年  他。

<現在進行中のテーマ>
『日本の街並』『諏訪湖』『富士山麓』『日本の 開発前夜』他
*現在、去年出版した写真集のなかから4ヶ所を選び、その現在を再取材した新しい写真集を作成中。今年10月出版予定。

日本写真芸術専門学校報道科主任講師、日本ジャーナリスト専門学校 写真科主任講師
日本写真家協会会員、世界核写真家ギルド会員

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