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開催終了太宰を読む百夜百冊 第二十一夜

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2009年01月27日 11:45 更新

太宰を読む百夜百冊 第二十一夜 
「走れメロス」を読む

「走れメロス」は、中学校の教科書にも採られ、太宰治の作品の中で最も人口に膾炙していると言えるだろう。
この作品は、たとえば奥野健男の論評にあるように、篤い友情の物語、信実と正義の物語として読まれるのが一般的だが、果たしてそう単純に言えるものなのだろうか。
同郷の作家でもある寺山修司は、「歩けメロス」(『啄木を読む』ハルキ文庫、所収)という評論で、メロスが無計画に王殺しをしようとしたこと、捕まってから自分の都合で友人を人質にしたことなどの点に着目し、メロスの単純さ、自己中心性をあげつらい、そのようなメロスは、太宰治によく似ていると述べているが、たしかにそのような解釈もあながち曲解とは言えないのである。
この講義では、「歩けメロス」を紹介した上で、典拠となったシルレルの詩と比較したり、作品の細部に着目して読むことで、太宰がこの作品で意図したことを明らかにしていきたい。
時間があれば、朗読テープで一部を聞いて貰うつもりである。

【講師】
山下 真史(やました まさふみ)
中央大学文学部教授

函館生まれ。
都立三鷹高校卒業。東京大学、同大学院に進み、博士課程中途退学。東京大学文学部助手を勤めた後、白百合女子大学に専任として勤める。
2003年より、中央大学文学部教授。専門は、昭和文学、特に中島敦を中心に研究している。近年は、太宰治、江戸川乱歩、中村正常らをその時代の文脈の中で捉え直す研究をしている。
論文に「中島敦『李陵』論」、『日本文学史』(共著)などがある。

■日時
2月25日水曜日 午後7時〜8時30分

■受講料
一   般      1,000円    
三鷹市民        800円   

■会 場
三鷹ネットワーク大学 教室AB

【申込】ネット申込み可
https://www.kouza.mitaka-univ.org/kouza/D0851500.php
または、FAX、窓口にて直接受け付け可


【お問い合わせ】
NPO法人 三鷹ネットワーク大学推進機構
電話 : 0422−40−0313   FAX : 0422−40−0314
住所 : 郵便番号 181−0013 東京都三鷹市下連雀3−24−3 三鷹駅前協同ビル3階
開館時間 : 火曜日〜土曜日 9:30〜21:30,日曜日 9:30〜17:00
休館日 : 月曜日,祝日,年末年始(12月29日〜1月3日)

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