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開催終了アフリカ・モラル・エコノミー国際会議

詳細

2006年10月03日 01:19 更新

アフリカ・モラル・エコノミー国際会議

今週末の7日から10日の4日間、
タンザニアやオランダ・アメリカ・フランスの研究者などをお呼びしてシンポジウムが行われます。
 これは外記の趣旨と同様、諸外国におけるアフリカや日本またフランスなどといった地域での農業生産 経済・活動の地域間比較を議題としたシンポジウムです。

これは研究者だけではなく一般の参加も募集しています。
滅多にない機会です。どうぞご参加ください。

9日には
Otoさんのムビラのライブがあります。





第3回アフリカ・モラル・エコノミー国際会議
─モラル・エコノミーの地域間比較:アフリカと東南アジア─
日時:2006年10月7-9日
場所:福井県国際交流会館(福井市)
   生涯学習センター今立分館(越前市)
   今立もくせい会館(越前市)
趣旨
 アフリカ諸国に対して、国際機関や各国政府の援助協力が続けられているが、援助対象となっている途上国のなかにおいてアフリカ農村の停滞ぶりは突出したものとなっている。商品経済が浸透する一方で、農業生産の近代化がなかなか進まない背景に、アフリカ農村に独特の農民経済のメカニズムがあることは、今日世界中の研究者と援助関係者が認めるところであり、その解明が緊急の課題となっている。本研究集会はこうした現状認識に基づき、農村の動態の内部要因を重視する立場から、生存維持権と互酬性規範を中心とした慣習経済としてのアフリカ農民のモラル・エコノミーに着目し、そのダイナミズムと変化の方向を国際・地域比較の視点から検討することを通して、そのアフリカ的性格を明らかにし、上記の課題に答えようとするものである。
 本研究集会では、これまでアフリカ内部での地域間比較を行ってきたが、それに続いて固有の動きを示す東南アジア諸地域との比較を含めて研究の進展を図っている。そうした研究過程において、同じ「小農」社会でありながらも、極めて対照的な社会的性格を持つ日本の「小農」社会の位置づけの重要性への認識が、国内外の研究者の間で共有されてきている。こうした経緯をふまえ、とりわけ多くの海外研究者が出席する今回の国際学会を、福井県で開催することに大きな意義を見出している。国際学会での議論の過程で、アフリカ・東南アジア・日本の「小農」がもつモラル・エコノミーの独自論理を検討するとともに、学会後に海外研究者とともに行う福井県今立町でのエクスカーションにより、「地域」が持つモラル・エコノミーが現代世界に与えるインパクトを国際的にアピールすることを視野に入れるものである。
なお、本研究集会は、2003年度より始まった日本学術振興会の助成による基盤研究(A(1)海外学術研究)の研究プロジェクト「赤道アフリカ農村におけるモラル・エコノミーの特質と変容に関する比較研究」(代表・杉村和彦)の研究分担者とそれを軸とした研究会のメンバーと2度の国際会議へ参加した海外研究者を基盤として組織化された国際学会AMEA (Association for Moral Economy of Africa) を中心に行うものである。研究集会で期待される成果は、Proceedingsとして交換するほか、『アフリカ研究』、『農林業問題研究』、『文化人類学』などの国内学会誌や、タンザニア・ダルエスサラーム大の機関誌に論文を掲載し、さらに世界的な研究者を執筆者とする『アフリカ・モラル・エコノミー』に関する共同著作を英文・邦文で出版する予定である。

日時と場所
 一日目は、一般の方も含めた幅広い参加者を迎えるため福井市内での開催となります。二日目からは、舞台を和紙の里で名高い静かな山間の地に移して、心ゆくまで「アフリカ・モラル・エコノミー」に関わる議論を深めていただきたいと思います。
10月7日(土) 国際会議 於:福井県国際交流会館(福井市)
10月8日(日) 国際会議 生涯学習センター今立分館(越前市)
10月9日(月) 国際会議 今立もくせい会館(越前市)
夕方 レセプションパーティー:アフリカ音楽の夕べ
10月10日(火) エクスカーション(越前市)
連絡先
福井県国際交流会館  福井県福井市宝永3-1-1 Tel.0776-28-8800
生涯学習センター今立分館  福井県越前市定友町10-2-2 Tel.0778-42-1438
今立もくせい会館 福井県越前市粟田部町11-35  Tel.0778-43-1111

主催
-Association for Moral Economy of Africa
-科学研究費補助金基盤研究(A(1)海外学術研究)「赤道アフリカ農村におけるモラル・エコノミーの特質と変容に関する比較研究」(代表・杉村和彦)
-福井県立大学

シンポジウム実行委員会
実行委員長 杉村和彦(福井県立大学)
910-1195 福井県吉田郡永平寺町松岡兼定島4-1-1 福井県立大学
tel: 0776-61-6000 (内線2602)
e-mail: sugimura@fpu.ac.jp

第3回アフリカ・モラル・エコノミー国際シンポジウム
─モラル・エコノミーの地域間比較:アフリカと東南アジア─
2006年10月7-9日
福井県国際交流会館(福井市)
生涯学習センター今立分館(越前市)
今立もくせい会館(越前市)

プログラム(予定)
1日目:10月7日(土)
テーマ:アフリカ・モラル・エコノミー論の現代的パースペクティブ
グローバリゼーションの深化の中での地域経済の自律性回復を求めるモラリティの有する意味をモラル・エコノミー論という視点から検討する。とりわけ、アフリカが南の中の南という位置におかれている状況とその文明史的意義をふまえながら、議論をすすめる。

〔基調講演〕
1. 西川 潤(早稲田大学)
「グローバリゼーションと地域経済の自律性回復を求めるモラリティ:第三世界の内部差を踏まえて」
2. デボラ・ブライソン(ライデン大学, オランダ)
「開発:東南アジアとサハラ以南アフリカにおける富と貧困の分かれ道」

〔シンポジウム〕アフリカ・モラル・エコノミーについての現代的視角
報告1:ゴラン・ハイデン(フロリダ大学, アメリカ)
「情の経済の再発見―過去2回の会議から考えたこと」
報告2:杉村和彦(福井県立大学)
「アフリカ小農の歴史的位相とモラルエコノミー」
報告3:ディオグラティアス・F・ルタトーラ(ソコイネ農科大学, タンザニア)
「未定」
コメント:北原 淳(龍谷大学)
「東南アジアの視角から」
パネリスト:マルク・アンベール(レンヌ第一大学, フランス)
      ポーンピライ・ラートウィチャー(タイ・リサーチ・ファンド, タイ)
司会:イザリア・S・キマンボ(ダルエスサラーム大学, タンザニア)

2日目:10月8日(日)
テーマ:モラル・エコノミーの地域間比較─アフリカと東南アジア
モラル・エコノミーを地域間比較の視角から理論的に考察する。ここでは、比較の軸をアフリカと東南アジアにおき、両地域におけるモラルエコノミーにかかわる問題群(生業形態、農村経済、宗教、国家など)を、人類学、歴史学、経済学などの観点から考察することによって、比較のための枠組み・方法論をさぐる。

1.生業の視点から
池谷和信(国立民族学博物館)
「狩猟・採集民の生活の地域間比較・牧畜的要素を巡る地域間比較―アフリカと東南アジアの間」
2.家族経済の視点から
サム・マギンビ(ダルエスサラーム大学, タンザニア)
「未定」
3.農村の商品経済化とモラル・エコノミー
杉山祐子(弘前大学)
「ベンバ農村のモラル・エコノミーと現金経済」
ポーパン・ウイヤーノン(スコータイ・タンマティラート大学, タイ)
「タイ農村における村落経済と共同体」
4.宗教の視点から
嶋田義仁(名古屋大学)
「未定」
5.比較文明論の立場から
鶴田 格(近畿大学)
「比較文明論からみたアフリカと東南アジア」
6.〔総合討論〕
コメント:末原達郎(京都大学)、津村文彦(福井県立大学)

3日目:10月9日(月)
テーマ:現代的アフリカ・モラルエコノミーの諸相
A会場・セッション1:モラル・エコノミーの現代化の諸相
松村圭一郎(京都大学)
「換金作物をめぐる都市的な商品経済と農村的な贈与経済との関係」
中山節子(京都大学)
「マラウイ湖漁撈者の漁獲分配をめぐる分与規範の構築」
藤本 武(人間環境大学)
「エチオピア・マロにおける作物資源・品種の多様性の動態:社会・経済の変化との関連で」
小川さやか(京都大学)
「危機的状況下におけるムワンザ古着商人の戦略とモラルエコノミー」
池上甲一(近畿大学)
「日本農民の水田稲作をめぐるモラリティ」
末原達郎(京都大学)
「アフリカと日本の比較農民論」
マルク・アンベール(レンヌ第一大学, フランス)
「アフリカにおけるPEKEA:個人と社会」

B会場・セッション2:モラル・エコノミーと開発、内発的発展
壽賀一仁(日本国際ボランティアセンター)
「AZTREC (Association of Zimbabwe Traditional Environmental Conservationists) に見るモラル・エコノミーの現代化」
阪本公美子(宇都宮大学)
「未定」
高橋隆太(京都大学)
「農村社会のモラル・エコノミーと農民組合による農業融資事業の仲介および主体的な開発実践」
徳織智美(北海道大学)
「社会・企業ネットワークと企業の成長に関する一考察:ブルキナファソとセネガルにおける土木建設業の事例より」
石井洋子(東京外国語大学)
「未定」
A・フローベール(レンヌ第一大学, フランス)
「モラル・エコノミーと社会発展」
ミシェル・ルノー(レンヌ第一大学, フランス)
「連帯経済の性質」

第三回アフリカ・モラル・エコノミー国際シンポジウム実行委員会
実行委員長 杉村和彦(福井県立大学)
910-1195 福井県吉田郡永平寺町松岡兼定島4-1-1
tel: 0776-61-6000 (内線2602)
e-mail: sugimura@fpu.ac.jp


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