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開催終了講演「アイリッシュハープの歴史〜18世紀末の復興運動の背景」

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2011年12月21日 00:28 更新

「アイリッシュハープの歴史〜18世紀末の復興運動の背景」

1691年のウィリアマイト戦争の敗戦後、英国からの植民者によって数々の劇場がダブリンに建てられ、海外から演奏家が招かれるようになった。それに伴い、アイルランドの聴衆は外国の新しい音楽を好むようになり、伝統的なアイリッシュ・ハープへの関心は相対的に薄れていった。

そのような中、盲目のカロラン Turlough O’Carolan (1670-1738) が登場する。彼は当時流行していたバロック音楽を、アイリッシュ・ハープに採り入れて作曲と演奏を行い、聴衆から絶大な人気を集めていた。カロランはアイリッシュ・ハープ史における最後の栄光の時代を飾る人物だった。

だが、カロランの死後、彼の人気を越えるハープ奏者は現れず、アイリッシュ・ハープは次第に時代遅れの楽器となっていった。その一方で、伝統芸能の衰退を嘆いた愛国者の間から、アイリッシュ・ハープを復興しようとする運動が18世紀末からおこり始めた。

たとえば1780年代にはカロランの記念演奏会が企画され、1792年には有名なベルファスト・ハープ・フェスティヴァルが開催された。この時、鍵盤楽器奏者バンティング Edward Bunting (1773-1843) が、アイリッシュ・ハープ奏者たちの演奏を採譜し、後にピアノ用に編曲した曲集を出版した。彼はその後、後継者育成のためにハープ協会を設立するなど、伝統芸能の保護に注力していた。

なぜ18世紀末にアイリッシュ・ハープが再び関心を集めるようになったのか。その背景にあったものは何か。当時演奏されていた金属弦アイリッシュ・ハープの演奏を交えながら、考察を深めていきたい。                   


●日  時  2012年1月15日(日) 14:00〜16:00 (13:30開場)
●場  所   婦人会館 視聴覚室 (8F) 福岡市中央区舞鶴2-5-1 (092)712-2662
       ※あいれふ講堂の2階下の会場です。お間違えのないようにお願いいたします。
●参加費   一般 1,500円  会員 無料 ※当日 会場で直接 受付けます。
●主  催   日本ケルト協会  
◆後  援   福岡市、福岡市教育委員会、(財)福岡市文化芸術振興財団


【講師プロフィール】寺本圭佑(てらもと けいすけ)
アイリッシュ・ハープ奏者、研究家。現在。明治学院大学文学部芸術学科非常勤講師(音楽史)。 専門は18世紀以前のアイルランドにおけるハープ音楽。資料研究と自らの感性に基づき、伝統的な爪の奏法を採り入れた独自の演奏様式を確立。演奏会やレクチャーコンサート、ワークショップを通して、幻の楽器、金属弦アイリッシュ・ハープの普及に献身。都内や横浜、京都を中心として精力的に活動を続けている。博士論文『18世紀アイルランドのハープ音楽』で芸術学博士(明治学院大学)。


日本ケルト協会 事務局 福岡市博多区麦野1-28-44 
Tel) 092-574-0331
http://www.celtic.or.jp keiko-y@celtic.or.jp
 
お問い合わせは担当へどうぞ:092-812-0939  (稲永)

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