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開催終了第3回テストプレス等高音質盤“爆音試聴会”

詳細

2012年07月20日 13:11 更新

皆さま、一年間のご無沙汰でした☆ 久々に第14回となる“爆音試聴会”を開催したいと思います。

今回は、一昨年、昨年とそれぞれ好評だった、テストプレスやプロモ盤など、CDにはない、アナログの魅力を堪能できる高音質盤の試聴会と参りましょう♪

「テストプレス」って何?という方のために、一応前回のご説明を転載します。

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【テストプレスとは・・・?】

アーティストが発表する作品が完成し、市販用のレコードをプレスするためのマザー&スタンパーが完成したら、そのレコードの出来具合をチェックするために20枚程度のテストプレス盤が作られ、アーティスト本人とスタッフ、関係者らがチェックします。

理論上は完成したてのスタンパー(場合によってはメタルマザーから直接)でプレスされた盤のため、もっとも鮮度の高い音が楽しめることになります。

事実、通常盤とはまるで違う音圧と鮮度の音が楽しめる場合があり、その場合はアーティストが本来意図した音とはこれなのか!と実感させてくれます。
初版の場合は、それが存在する中で最も音質のよい盤である可能性もあるわけです。

しかし、初版以降や再発時でも同様にテストプレスは作られるため、マトリックスなどの確認は大切です。
(それでも初版の通常盤より音質がいい場合もありますが)

またアーティストサイドからNGが出た“没テストプレス”である場合もありますが、その場合も別テイクに近い楽しみ方が出来る場合もあります。
(単純に失敗作もあります・・・)

その背景を推察しながら聴くのもなかなか一興かと思います♪

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そして今回は・・・昨年・今年と、70年代に活躍し名作を数々残したギタリストが多数、この世を去っており、そうした方々の偉業を、当時の息吹を感じられる高音質アナログで鑑賞し、偲びつつ称えるコーナーを考えたいと思います。


【主な試聴予定盤】


≪Jon Lord追悼特集≫

7月16日に亡くなった元DEEP PURPLEの名キーボーディストJon Lordを偲び、以下の作品を追加いたしました。

●DEEP PURPLE「Shade Of Deep Purple」US白プロモ
この作品は大量のカウンターフィット盤(ニセモノ)が出回っており、ジャケやレーベルであまり見分けがつかず、プレスは悪いものの、音はそれほど悪くないため、この粗悪品を本物だと信じて(ショップも含めて)聴いている人が多いのが現状です。
今回はUSテトラグラマトンのオリジナル白プロモで若き日のジョンのプレイを楽しみます。

●DEEP PURPLE「In Rock」UK初版(マトA1/B1)
一般に初版とされているのはマトA2/B1ですが、極少数ですがA1/B1の“真の初版”が存在します。
明らかな違いは「Speed King」のMixで、恐らくA1/B1のバージョンは、リッチーの逆鱗に触れ、やり直しをさせられたものと思われます。
ということもあり「Speed King」を聴くのはJonの追悼にふさわしくないのですが、この盤の「Child In Time」は、Mixは同じですが、A2/B1の盤よりも鮮度が一段高い、素晴らしいオルガンの響きをしています♪

●DEEP PURPLE「Made In Japan」UKオリジナル別マスタリング(マト枝番なし)
このライブの名盤もプレスに関して面白いものがいくつかありますが、この別マスタリング盤の存在についてはあまり知られていません。
UKオリジナルは、本当に火花散るような素晴らしい音を聴かせてくれますが、この盤も同様の音質でありながら、通常盤と違うところがJon追悼にもふさわしいと思うので、今回使用してみたいと思います。


[名ギタリスト追悼特集]

●GARY MOORE(2011年2月6日没)
 COLOSSEUM?「Electric Savage」UKテストプレス('77)
 COZY POWELL「Over The Top」USテストプレス('79)・・・COZYも偲びましょう

●BOB WELCH(2012年6月7日没)
 PARIS「(same)」UKテストプレス('76)

●RONNIE MONTROSE(2012年3月3日没)
 MONTROSE「Paper Money」USテストプレス('74)
         「WB Presents〜」USテストプレス('75)

●LARRY(RHINO)REINHARDT(2012年1月2日没)
 CAPTAIN BEYOND「(same)」US白プロモ('72)
             「Dawn Explosion」USテストプレス('77)

●MARK REALE(2012年1月26日没)
 RIOT「Fire Down Under」US白プロモ('81)

[プログレ系]

○UK「(same)」US白プロモ('78)
  「Only Thing She Needs」UK3曲入り12インチプロモ

○UTOPIA「(same)」USテストプレス('74)
「RA」USテストプレス('77)

○STYX「Equinox」USテストプレス(’75)
     「Pieces Of Eight」USテストプレス('78)

○BOSTON「(same)」USテストプレス('76)
→オリジナルは76年ですが、これは高音質盤として80年に出された、CBSハーフスピードマスターのテストプレスです。
この他、76年当時のプロモシングルなども使用予定。

○NOVA「Blink」UKテストプレス('75)

○GINNO VANNELLI「The Gist of the Gemini」USテストプレス('76)・・・AORの大物ですが、B1の組曲は、どプログレで、しかも素晴らしい高音質です☆


「HR/HM系」

○UFO「Phenomenon」('74)〜「Lights Out」('77)各USテストプレス

○LOUDNESS「Thunder In The East」('85)〜「Hurricane Eyes」('87)各USテストプレス・・・樋口さんも偲びましょう

○BABE RUTH「(same)」UKテストプレス('75)

○METALLICA「Garage Days Re-Revisited」('87)US白プロモ・・・テストプレスではないですが、一聴の価値あり♪
→METALLICAは初期作品のUS白プロモ各種がありますが、それはまたの機会に☆

○WHITESNAKE「Still Of The Night」US12インチプロモ('87)
はっきり言って強力です☆

○KINGDOM COME「Get It On」US12インチプロモ('88)
これもはっきり言って強力です☆

○KREATOR「Coma Of Souls」独テストプレス('90)・・・極悪スラッシュもテストプレスだとどう聴こえるか!?

等々、今後も追加・変更を考えています。過去の使用分も、リクエストが多い場合は検討します。


【日時】2012年7月21日(土)午後7時半スタート予定

【場所】スノウドニア(BAR Snowdonia)
   東京都世田谷区池尻3−28−6 1stアミューズビル3F
   TEL 03(3422)3030

【会費】ありません。たくさん飲んでください

ご参加の際には、一言コメントを添えていただければ幸いです☆

コメント(23)

  • [1] mixiユーザー

    2012年07月08日 23:48

    今回も濃いい内容になっております。是非exclamation ×2直接アナログ盤の素晴らしさを感じてください。お待ちしておりますわーい(嬉しい顔)
  • [3] mixiユーザー

    2012年07月19日 11:19

    >デッキさん
    ありがとうございます。今回もご面倒おかけしますが、よろしくお願いいたします。
  • [4] mixiユーザー

    2012年07月19日 11:19

    >meetさん
    ありがとうございます。お待ちしております☆
  • [5] mixiユーザー

    2012年07月20日 13:12

    一部使用作品を追加・整理しました♪
  • [6] mixiユーザー

    2012年07月20日 22:06

    こんばんは。久々の開催のようですし、内容もたいへん興味があり、ぜひ参加したいと思ったんですが、開催は明日なんですね。たまたま予定があり、残念!また近いうちの開催を期待しています。
  • [7] mixiユーザー

    2012年07月22日 13:36

    みなさま、昨夜はお疲れ様でした。ありがとうございました♪

    参加表明が少なかったので少々心配でしたが、思いの他お集まりいただき、それなりに盛りあがったように思います。

    昨夜も、海外でも活躍されたプロのエンジニアの方に音を聴いていただき、ちょっとした分析もしていただきました。その方の師匠が直接関わられた作品もあったようで、面白いお話も伺えました♪

    自宅PC復活間近ですので、徐々にレポートをあげていこうと思います☆

    >nobさん
    また、違った企画もすぐやろうと思っておりますので、その際は是非☆
  • [9] mixiユーザー

    2012年07月23日 23:35

    >meetさん
    ありがとうございました♪ 確かに今回もかなり濃かったと思います☆
  • [10] mixiユーザー

    2012年07月24日 00:11

    まずは、今回の緊急企画、アーティストの追悼特集からスタート♪

    写真左は、今回のセットリストです☆

    まずは昨年2月6日、久々にHR/HMの世界への回帰がウワサされ、来日公演の気運も高まっていた中で急逝し、多くのファンを悲しませたGARY MOORE。

    THIN LIZZYへの正式参加前、その類稀なるテクニックが注目を集めはじめた、COLOSSEUM?参加時の3作目「Electric Savage」UKテストプレス('77:写真中)

    メンバーはGARYの他にJON HISEMAN、DON AIREY、JOHN MOLEと超豪華♪

    実にUKテストプレスらしい、自然でスムースな音は実に生々しく、最もスリリングなプレイが楽しめる、ラストの「Intergalactic Strut」を聴きました。

    そして短命だったグループ、G-FORCE解散後、参加したCOZY POWELLのソロアルバム「Over The Top」USテストプレスMASTERDISK刻印('79:写真右)

    USテストプレスの、特にMASTERDISKのマスタリングらしく、鋭い音に仕上がっていますが、中でも特にスタジオライブ一発録りで、特に鮮度の高い迫力の音で楽しめる、A2「Killer」を聴きました。

    この曲の演奏は、COZY、GARYの他にこれまたDON AIREY、さらにはJACK BRUCEと、輪をかけて超豪華☆

    COZYのドラムも爆音で、2人の不世出の天才プレーヤーを偲びました。
  • [11] mixiユーザー

    2012年07月24日 21:21

    続いて今年の1月2日、突然の訃報が伝えられたLARRY(RHINO)REINHARDT。

    元IRON BUTTERFLY、CAPTAIN BEYONDで、派手ではないものの、特徴的なリフと堅実なプレイで一筋縄ではいかないバンドの中核を成していました。

    その彼の代表的な作品と言えば、やはり72年のアメリカで時代に数歩先駆けた屈折ハードプログレの傑作、CAPTAIN BEYONDの1st(写真左)US白プロモからA1「Dancing Madly Backward」、そして参加されていたメインさんのリクエストでB1〜2「Thousand Days Of Yesterdays〜Frozen Over」を聴きました。

    US白プロモの音は72年という古さを全く感じさせない鮮度で、しかも音圧が思いのほか高く、デッキさんがあわてる一幕も・・・

    そして2ndで一旦自然消滅した後、Vo以外の1st時メンバーが再集結した3rd「Dawn Explosion」(’77:写真右)USテストプレスから、A面ラストの「Fantasy」を。

    USテストプレスは鮮度も音圧も申し分ない上、72年の1stに比べて奥行きと広がりを感じる空間処理で、彼らのスペーシーな音楽性によりはまっている感じで、もっと再評価されるべき傑作だと思います。

    この3rdのVo、Willy Daffernは後に、G-FORCEでGARY MOOREと活動を共にしますが、少なからぬ縁を感じてしまいます。
  • [12] mixiユーザー

    2012年07月24日 22:18

    そして、バンド史上屈指の傑作である新作を昨年リリースしたばかりなのに、今年1月26日、57歳という若さでこの世を去ったMARK REALE。

    まだ70年代HRの薫りを色濃く残した初期の傑作「Fire Down Under」(’81:写真左)US白プロモからタイトル曲を。
    いや、やはりこの頃から曲も演奏もいいし、タイトにまとめられた音も素晴らしい♪

    そしてそのアメリカンHRの大先輩であり、ある意味元祖。彼がいなかったら後のVAN HALENの成功もあったかどうか・・・ブリティッシュHR、さらに言えばLED ZEPPELINへのアメリカからの回答であったMONTROSEをはじめとして、様々な活動をしながら、残念ながらそれほど恵まれていたとはいえなかった、悲運の名手RONNIE MONTROSE(2012年3月3日没)

    アメリカンHRとしてのエポックメイキングな傑作は1st(’73)ですが、今回はテストプレス試聴ということで、2nd「Paper Money」(’74:写真右の右側)USテストプレスから、意欲的なインスト曲「Starliner」と、名曲「I've Got The Fire」を、そして3rd「WB Presents MONTROSE」(’75:写真右の左側)USテストプレスから、後のRIOTの手本にもなったであろうファストナンバー「Black Train」を聴きました。

    特におもしろかったのは、どちらもアセテートプレスであり、2ndの方は完成バージョンだったのでしょうが、3rdは制作途中のスタッフ試聴用の盤だったようで(ジャケットもマスタリングスタジオのもの)、この「Black Train」のミックスも途中で音量がいじられていたり、ただでさえ音の大きいDenny Carmassiのドラムが、特にキックが大きく、その音で針飛びしそうな勢いになっていたということ。
    (これもご参加いただいたエンジニアのTAMLAさんのご指摘でわかったことですが)

    彼らの音づくりにはエンジニアも悩まされていたのでしょう。
  • [13] mixiユーザー

    2012年07月25日 16:49

    今年6月7日、拳銃自殺と言うあまりにも衝撃的な方法でこの世を去ったBOB WELCH。

    体調不良に悩んだ末とのことでしたが、かつての栄光を知るファンにとっては寂しい最期としか言い様がありません。

    ソロでのブレイク直前、日本で高い評価を得たHRトリオ、PARISの1st('76:写真左)UKテストプレスから、その展開と多彩な音使いから、後のソロ期の萌芽も感じられる、B1「Narrow Gate (La Porte Etroite)」を聴きました。

    フランス在住が長かったらしい、美しさと躍動感を兼ね備えた名曲でしょう。(後のソロでのブレイク作も「フレンチ・キス」ですし)UKテストプレスの音も、彼らしいこだわりの音作りを聴かせ切っていると思います。

    そしてHRにおけるオルガンの可能性のみならず、HR自体の音楽性をも押し広げ、キーボードの魅力を多くの音楽ファンに知らしめた「HRオルガンの神様」JON LORD。

    基本、テストプレスの試聴会なのですが、7月16日という急な訃報だったため、オリジナルでもちょっと面白いエピソードがある盤を用意しました。

    まず、DEEP PURPLE「Shade Of Deep Purple」('68:写真右の一番右)US白プロモ。

    この盤は、イベントの説明文にも書きましたが、カウンターフィット盤(海賊盤)が日本に大量に流入しており、ジャケットやレーベルを含めて巧妙にコピーされているため、このニセモノをオリジナルと信じて聴いていたり、販売店すらオリジナルの触れ込みで販売していたりします。見分けるにはrun-off部分刻印の確認が確実です。

    この盤も、厳密に言えばアルバム発売当初はプロモ盤は製作されておらず、「Hush」のシングルヒットを経て、同年10月の2nd発売時に製作されたものと思われます。

    しかし真のオリジナル盤が非常に貴重な今、それとほとんど同等の音質を聞かせてくれていると思います。ラストの「Hey Joe」で、若き27歳の彼のプレイを楽しみました。

    そして「In Rock」('70)も、説明文に記した通り、一般に初版と言われているマトA2/B1ではなく、事情により極少数しか流通しなかったA1/B1から、特にオルガンの音の鮮度が素晴らしい「Child In Time」を堪能♪

    私が持ち込んだこの盤のA面は盤質が悪く、自宅のプレーヤーでは針飛びをしないのですが、残念ながらお店のプレーヤーでは針飛びがひどく、「Speed King」は音の違いの確認に留まりました。

    そして「Made In Japan」('72)UKオリジナル別マスタリング(マト枝番なし)。
    この作品のUK通常盤オリジナルは、George Peckhamによる素晴らしいマスタリングで、火の出るような白熱の音を聴かせてくれますが、この別マスタリングも、Peckham氏のサインはないものの、同様の素晴らしい音が楽しめます。

    ちなみにこの作品の実況録音には、イベントに参加されたエンジニアTAMLA氏の師匠がスタッフとして参加されていたそうです。

    近々、DEEP PURPLE単独の高音質盤試聴会を開きたいと考えておりますので、さらに掘り下げたイベントにしようと思っています☆
  • [14] mixiユーザー

    2012年07月28日 01:12

    追悼コーナー終了後は、その他持ちこんだ盤を年代順に聴いて行きました。

    今回一番早いものは74年。まずはTodd Rundgrenが、当時傾倒していたプログレを理想の形で具体化しようと結成したUTOPIAの1st(写真なし)USテストプレス(STERLING刻印)から、「Utopia Theme」を。

    迫力の演奏と音質のライブではありましたが、Purpleのライブがリズムのグルーヴも素晴らしい、バランスのとれた録音だったのに対し、このライブ録音である曲は、低音が抑え目で、歌やギター、Key等のインストの上物が前面に出るような音作りだったのですが、エンジニアのTAMLAさんによると、おそらくライブ自体のPAバランスもこうだったのだろうということでした。

    確かに高音質カッティングで知られるSTERLING社の製作ですから、カッティング時に意図的にこうしたバランスにするとは考えにくいですね。

    そして、この日4枚あったUFOのUSテストプレス(写真は左から年代順で・・・)のうち、最初の「Phenomenon」から定番の「Rock Bottom」と「Doctor,Doctor」を♪

    年代が進むごとに演奏も楽曲も音も洗練されていった印象がありますが、この盤は特筆した特徴は感じられないものの、余分な音、エフェクトのほとんどない、むき出しのマイケルのプレイが聴けるような音がしていると思います。
  • [15] mixiユーザー

    2012年07月28日 15:39

    続いて75年、UFO「Force It」から「Let It Roll」と、ぎろちんさん(ZEKKさん)のリクエストで「This Kids」を聴きました。

    前作同様Leo Lyonsのプロデュースですが、よりギターの響きを活かす音づくりがなされていて、マイケルの存在がより重要なものになっているのがわかります。
    しかし、これだけむき出しの音の録り方で、余分な音がほとんどしないのは、さすがマイケルという感じですね。テストプレスの輪郭のはっきりした音が、その特徴をよく伝えてくれます。

    そして、基本ハードロックでありながら、西部劇テイストを取り入れるなど意欲的な音楽性を持っていた英のBABE RUTH、彼らのHRとしての最高作と言える3rd「(same)」UKテストプレス(写真)から、堂々たるオープニングの「Dancer」を聴きました。

    女性VoであるJenny Haanのかすれたハイトーンの魅力もいいですが、このテストプレスでは、Alan Shacklockのギターの鮮度というか、金属的響きが素晴らしく、録音スタジオ内の空気が感じられるような音を楽しみました。
  • [16] mixiユーザー

    2012年07月29日 18:51

    75年が続きます♪

    BABE RUTHのテストプレスでは、ギターの音の素晴らしさが指摘されましたが、続いて聴いたSTYX「Equinox」USテストプレス(写真)のラストを飾る名曲「Prelude12〜Suite Madame Blue」では、まず冒頭の鮮烈な12弦の音に思わず声が上がりました☆

    そしてDenis De Youngの声の素晴らしさ♪

    STYXは、テストプレスやプロモ盤の音の良さがよく知られていますが、まさにそれを実証するような出来だったと思います。

    続いては突然イタリアンロック。OSANNA人脈からインターナショナルな活動を意識して始動したジャズロックプログレの勇、NOVAの1st「Blink」(白ジャケ、真っ白なレーベルのため、写真割愛します)。
    英国進出しての作品ですのでUKテストプレス。マスタリングは名匠George Peckhamが担当しています。

    徐々にフュージョンとして洗練されていく彼らですが、この1stはまだOSANNAの混沌を引きずっているかのような、イタリア色の強く残った熱い作品で、その彼らの音が、英国らしく重心の低いしまった音像でまとめられているのが実にカッコよくはまっていて(おそらくイタリア製作だと、もっとリバーブなどの空間処理を効かせた音づくりになるのでは)プロデュースのRupert HineとGeorge Peckhamの手柄かなという感じです。

    今回はオープニングの「Tailor Made Part 1, Part 2」の暴走気味のテンションを楽しみました☆

    そして翌76年、UFO「No Heavy Petting」USテストプレス。
    これも前2作と同様Leo Lyonsのプロデュースですが、専任Keyの参加もあってか、より空間の広がりを感じさせる音作りになっており、細かいところに様々なアイデアがちりばめられるようになってきて、バンドのアイデアも多く取り入れられているのだと思われます。

    この中からドラマチックなファストナンバー「Can You Roll Her」を聴きました☆
  • [17] mixiユーザー

    2012年07月29日 20:21

    そして76年の続きですが、この年はロック史上エポックメイキングな出来事の一つとして、BOSTONの歴史的名盤である1stの発売が挙げられます。

    元々BOSTONの音質に関しては、Tom Sholtzのこだわりもあり、通常盤でも高音質で有名で、また彼のリマスターによるCDも高音質で話題となりました。

    そこで今回持ち込んだのは、1st絡みで以下の3枚♪(写真左)
    ?US白プロモ
    ?80年製作のCBSハーフスピードマスター盤USテストプレス
    ?76年時の「More Than The Feeling」US7inchプロモシングル

    ?がある関係上、必然的に「More Than The Feeling」を聴き比べることに☆

    ?のUS白プロモは文句なしの鮮度で、実に素晴らしい音でした。
    フェードインしてくるアコギの響きの美しさ、ドラムの残響の心地よさ、そして亡きBrad Delpの声の素晴らしさ、そして炸裂するギター&バンドサウンドのエネルギー感、どれも文句のつけようがありません。

    そして?、マスターとカッティングマシンを半分のスピードで稼働し、繊細かつ丁寧なカッティングによって高音質を生みだすことを目的とした、いわゆる“高音質盤”です。しかもそのテストプレス、当然期待は高まります。
    しかし冒頭のアコギの音から、加工されたような不自然な音に聴こえます。この盤は空間的な広がりを感じられるとそれなりの評価を得ていたようですが、エンジニアのTAMLA氏によれば、リミッターをかけた上で、低音を持ちあげたマスタリングで、メリハリをつけたからだろうということでした。
    おそらく、同年代の通常盤に比べたら優位なのでしょうが、やはり初版時の鮮度にはかなわないということなのでしょう。

    そして?のシングル、鮮度はもちろんのこと、カッティングレベルも高いので、よりエネルギー感を感じられたのではないかと思います。ただTAMLA氏によりと、ラジオでOAを意識して、1%くらいピッチが上げられているのではないかということでした。

    ?と?は、これも高音質で知られる「Mastered By Capitol」の刻印がありますが、この盤関連ではもう一つ
    STERLING社がマスタリングを担当した12inchのプロモシングルが存在し、これが非常に高音質で評判なのです。なかなか市場には現れませんが、引き続き入手を試み、また聴き比べを楽しむことが出来ればと思います。

    そして同じ76年、高音質なテストプレスとしては、かなり高水準な盤がありました。
    その完全主義でSTEELY DANやBOSTONと並び称された、AORの大物、GINNO VANNELLIの4th「The Gist of the Gemini」USテストプレス(写真右)です。

    高水準の演奏と高音質にこだわった作品群を次々と世に送り出した彼ですが、このアルバムはKey兼アレンジャーである兄Joe Vannelliの志向が強く表れたのか、B面の組曲では大物プログレバンドもビックリの超テクニカルでスリリングなシンフォニックインストが繰り広げられており、僕の趣味もありまして、GinnoのVoは聴かずに、このインスト曲を楽しみました。

    TAMLA氏はこの作品がレコーディングされたスタジオで仕事をしていらしたようで、冒頭のピアノの音に「間違いなく○スタのピアノの音ですね」と話されていました。

    このテストプレスは、これまで聴いてきた中でも屈指の迫力&高音質です。是非名盤「Brother To Brother」のテストプレスも入手したいものです(白プロモは所有していますが、やはり素晴らしいです)。
  • [18] mixiユーザー

    2012年08月04日 16:04

    翌77年、もう一枚UFOをということで「Light Out」USテストプレスを♪

    プロデューサーがLeo Lyonsから、売れ線が狙えて、さらにギターの録り方もうまいRon Nevisonに交代。その効果は如実に表れていて、垢ぬけたスケールアップした音像でありつつ、マイケルの火花散るソロも魅力倍増♪ 
    全体的にメジャー感up☆ アメリカで売れたのもよくわかります。テストプレスならではなのか、Andy Parkerのドラムもやたらパワフルになったイメージで、大物感も漂います。

    タイトル曲を聴きましたが、そんなRon Nevison効果を確かめるには「Too Hot To Handle」もいいかも。

    そしてUTOPIA「RA」USテストプレス(写真)♪

    これは名作であるとともに、個人的にも一生ものの作品です。

    多人数バンドだったUTOPIAが4人の腕利きミュージシャンに絞られ、Roger Powellの多彩なKeyワークや4人がリードVoを取れる強みも相まって、変幻自在でありながらもポップですらある楽曲の複雑な魅力が存分に味わえる盤だったと思います。

    曲はもちろん「Overture〜Communion With The Sun」を楽しみました♪
  • [19] mixiユーザー

    2012年08月04日 16:38

    そして78年。 今年来日してファンの度肝を抜いたUK♪

    まずは1stですが、お品書きには“US白プロモ”と書いてしまいましたが、これは誤りで、実際持ちこんだのはUSテストプレス(写真左)でした。
    メインさんのコミュのオフ会では、白プロモの方を持ちこみましたが、音質的にも確かにプロモよりテストプレスの方が優位でしたね。

    特に凄いのはBill Brufordのドラムの音、地響きのようなタムロールに、ライドのベルサウンドの響きがやたらに鋭く、こんなに重い演奏だったのかと印象が変わる音になっています。

    曲は定番の「In The Dead Of Night」でした。

    そしてこれも珍しい盤ですが、2nd「Danger Money」時のUK3曲入り12inchプロモ(写真右)。

    収録曲は「Only Thing She Needs」「Nothing To Lose」「Ceasars Palace Blues」。

    今回はA面全部を使ってカッティングされている「Only Thing She Needs」を聴きましたが、Terry Bozzioのドラムの音が、1stのBillの音ほどラウドに録られていない(やはり力関係か?)印象はありますが、それでも生々しく切れ味鋭いプロモの音は格別で、トリッキーな展開のこの曲の細かな部分まで鮮明に楽しめた印象です♪

    この年はもう一枚、STYX「Pieces Of Eight」USテストプレスから、B1「Blue Color Man」を聴きました。

    もともと高音質で知られるSTYXですが、このテストプレスはちょっと面白く、B面は通常盤とマトが同じですが、A面は通常盤より若いマトになっています。

    普通に考えると、これは没テイクということになるのですが、とてもそうは思えない素晴らしい音なんです。(試聴会でかけなくて、こんなことを言うのもどうかという感じですが・・・)

    白プロモと聴き比べてみると、その理由というか、アーティスト側の狙いのようなものが何となく見えてくるような気がします。

    テストプレスの音はエネルギー感にあふれている上に、音のキラメキが空間の隙間を埋めるようなゴージャスな音づくりで圧倒される感じなのですが、OKテイクである白プロモの方は音の輪郭がくっきりとし、バンド全体がタイトにまとまった印象を受けます。各楽器の音も白プロモの方が聴きとりやすいのではないでしょうか。
    確かにこれは聴きなれたSTYXの音だという安心感があります。

    これはあくまで推測ですが、ゴージャスな世界ツアーの始まりを告げるA1をはじめとした前半部を、そのコンセプトに合わせた派手できらびやかな音にエンジニアが演出として作り上げたところ、アーティストサイドからの要望で、より普段のSTYXに近いタイトなバンドサウンドに修正したのではないでしょうか。

    こう考えると、カッティングエンジニアのプロ意識や、アーティストのこだわりが感じられるような気がしませんか?(本当は単なる誰かのエゴなのかもしれませんが)

    こうしたテイクの違いから、アーティストの様々な意図や、エピソードを推測するのも、また一つの楽しみ方ではないでしょうか?(この部分は試聴会とは関係ありませんでしたね・・・)
  • [20] mixiユーザー

    2012年08月04日 17:54

    さあ、この後80年代は全部メタル☆、さくさく行きましょう♪

    まずはLOUDNESSのUS進出3部作から「Thunder In The East」('85)「Lightning Strikes」(’86)「Hurricane Eyes」('87)各USテストプレスの3作を☆(写真左) 樋口さんの追悼も兼ねまして…

    「Thunder In The East」からは定番の「Crazy Night」と、ぎろちんさんのリクエストで「Like Hell」を。
    マックス・ノーマンの録ったギターの音は素晴らしい。

    「Lightning Strikes」からは、樋口さん大活躍の「Black Star Oblivion」を♪
    マックス・ノーマンはアメリカ版リミックスにあたり、入魂の作業をしたようで、日本仕様にくらべてはるかに仕上がりが良く、素晴らしい音になっています☆

    一方「Hurricane Eyes」は大物Eddie Kramerのプロデュースが彼らに合わなかったのか、音が塊になってしまい、前2作に比べるとテストプレスも優位性があまり感じられません。この作品は、これも名曲の「S.D.I」を楽しみました。

    続いて聴いたのは、87年、METALLICAがブレイクを果たした後、Cliff Burtonの悲劇の事故死もあって、再始動後、肩慣らしのように発表されたカバー集「Garage Days Revisited」US白プロモ(写真右の左側)。

    この作品は元々、あえて作りこみをしなかったスタジオライブ状態で発表されたため、非常に音が生々しいことで知られていますが、白プロモの音は驚きの音圧と生々しさで、壁のようなギターリフに加え、頭上で直接鳴らされているいるようなLarsのドラムの音が凄まじく、ドラムラックのきしみまで聴こえてくるようです。

    「Helpless」と「Crash Course In Brain Surgery」でぶっ飛んでいただきました。
  • [21] mixiユーザー

    2012年08月04日 21:12

    続いて、ともにZEP色を打ち出しているようで全く違った音作りが面白い2作品を☆

    まずは87年のWHITESNAKE「Still Of The Night」US12inchプロモ♪(写真左)
    これはAB面ともに45回転で片面を一曲で使い切った高音質・高音圧カッティングですが、それにしても音がデカイ☆
    さらにマイク・ストーンのプロデュースで暑苦しいまでに重厚な音づくりは圧巻☆ まさに音の洪水のような盤でした♪

    一方で翌年、ZEPクローンと揶揄されながらも大きな話題となったKINGDOM COMEの「Get It On」3曲入り12inchプロモ(写真右)。

    これも高音質で、先のWHITESNAKE並みの高音圧でありながら、70年代の音作り狙いのためか、聴いていて疲れないですし、バンドのうまさとともに、あらためてLenny Wolfの歌の素晴らしさが実感できます☆
    ZEPクローンという評価で損していますが、あらためて再評価したいと思わせる曲&音ですね。

    そして本編最後は、スラッシュ〜デスメタルがテストプレスで聴くとどんなモノか!?という感じで、一時期はSLAYERをも超えたと評価の高かったジャーマンスラッシュの雄、KREATORの傑作「Coma Of Soul」独テストプレス(’90:前項写真右の右側)。

    前作に続き、アメリカではEPICという大メジャーからリリースされたこのアルバムは、Randy Burnsのプロデュースで、彼らの禍々しい音と猛烈な音圧はそのままに、細かいプレイまでクリアに聞きとれる音作りは、壮絶な演奏を際立たせていますが、その細部までを鮮明に再現してくれるテストプレスの音は、スラッシュ〜デスメタルに抵抗のあるリスナーでも、その巧みさと、楽曲の中に潜んだメロディが楽しめたのではないでしょうか♪

    ということで、これで最後の予定でしたが、デス・スラッシュで終わるのもどうかと思いましたので、リストにはありませんがもう一枚、POLICE「Synchronicity?」7inchUSテストプレスの素晴らしい音で、さわやかに(?)イベントを終了いたしました。

    ご参加いただいた皆様、毎回ご無理をお願いしているスノウドニアのデッキさん、あらためまして、今回もありがとうございました。

    次回は、DEEP PURPLEかKING CRIMSON単独の高音質盤、前回の旧ユーゴに続いて東欧からハンガリーロック編など、いろいろプランはあるのですが、いまだ決めかねております☆

    ご意見・ご要望などがありましたら是非お聞かせください♪
  • [22] mixiユーザー

    2012年08月05日 13:19

    リクエストに応えていただきありがとうございます!!
    普段CDで聴いてるものとは別物の迫力で、
    今回も楽しませてもらいました。
    最近のメタリカのスタジオ作にはない圧倒的なラーズのドラムの音には「これ!これ!」とうなずいてしまいました指でOK

    メタリカ初期作もお持ちとのことなので機会があれば是非聴いてみたいですね。

    ありがとうございましたぴかぴか(新しい)
  • [23] mixiユーザー

    2012年08月05日 20:41

    >ぎろちんさん

    こちらこそ、ご参加いただきありがとうございました♪

    METALLICAは、
    「Kill'em All」US Megaforce盤
    「Ride The Lightning」US Megaforce盤&Elektra白プロモ(Masterdisk刻印)
    「Master Of The Puppets」US Elektra白プロモ(Masterdisk刻印)
    に、Dave Mustaine在籍時のHit The Lightを収録した「Metal Massacre1」等が主なレア盤でしょうか♪

    今回のKREATORに加えて、CORONER、MORDREDのテストプレス等でスラッシュテストプレス爆音試聴会というのも面白そうですが、かなり疲れそうですね(^^;
mixiユーザー
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  • 2012年07月21日 (土) 土曜:午後7時半スタート予定
  • 東京都 三宿:スノウドニア
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