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開催終了3/30(木)pm7時半 第二十一回 文芸部勉強会 「誰かの朝起きてからの一時間」司会:サイモン改めコヤンイさん

詳細

2017年03月02日 11:37 更新

文芸部勉強会のご案内です。
この会では、作品を書くにあたっての皆さんの工夫などを話したり、実践したりしています。

今回のテーマは「誰かの朝起きてからの一時間」。登場人物も設定も自由です。
それぞれの「朝起きてからの一時間」を書いてみてくださいね。

作品は、3月30日までに、このイベントのトピコメント欄にアップしていただけるとありがたいです。
字数の指定は特にありませんが、コメント欄に載せるため、それほど長くならない程度でお願いします。作品は、完結していなくても大丈夫です。
司会は、サイモン改めコヤンイさんです。


ある人物の朝起きてからの一時間を、その行動なり心の動きなりを
文学作品として、描写してください。

制約はそれだけです。完結した一つの作品を書いて欲しいのではなくて
ただ、同じような状況の限られた時間を切り取った場合に、どんな文章になるか、それぞれの方の違いが知りたいと思いました。

自分は常々、平凡な日常をどれだけ魅力的に書くことが出来るかが
一つのテーマになっておりまして、決まったシチュエーションの中で
みなさんが、それぞれどんな文章にするのか、ということに興味があります。

この会では、みなさんに、どうしてこういう風に書いたか。を伺っていきたいと思います。
ではよろしくお願いします。

(司会、サイモン改めコヤンイさんより)


日時 3月30日(木)pm7:30開始 pm9:00 終了予定
※定刻にお出で願います。恐れ入りますが、開始10分前以前のご到着はご遠慮ください。

※ 開催場所、形式は「半蔵門でゆるい読書会」と同じで 下記の通りです 。

参加費
 1000円(紅茶またはワイン1杯付き)
 お食事をご希望の方はコメント欄でお申し込みください(別途500円。内容はお任せ願います)。
 また、確認の意味で、お食事不要の方は、お手数ですが、「食事不要」とご記入ください。
お土産について:読書会中に皆でつまめる菓子、果物などのお土産は歓迎です。なお飲み物のお土産はご遠慮ください。(CafeBarKIYONOは飲食店です。お食事の持ち込みはできません。飲物の持込は1000mlまで/ごと500円の持込料を申し受けます)

定員:10名

会場: 千代田区平河町2-2-5カフェバーKIYONO 電話5212-4146
地図:googleマップで「カフェバーきよの」で検索
http://bit.ly/p15SIR

参加申込 : 下記のコメント欄にお食事の要否を記載して、このイベントの参加クリックボタンを押してください。

コメント(32)

  • [2] mixiユーザー

    2017年03月05日 16:17

    参加します!ごはんはなしでお願いします
  • [3] mixiユーザー

    2017年03月05日 21:32

    遅れるかもしれませんが、参加します!( ´ ▽ ` )ノ

    ご飯は今回も特盛でお願いします☆彡
  • [5] mixiユーザー

    2017年03月07日 23:38

    みけねこさん、トピ立てありがとうございます

    司会のサイモン改めコヤンイ改めコモンコヤンイです
    コムンコヤンイとは、韓国語で黒猫のことです。

    今回の試みですが、ほんとになんでもかまいません。
    好きなように書いてみてください。
    もしいくつものヴァリエーションが浮かんだら、浮かんだだけいくつも書いていただいて
    かまいません。
    よろしくお願いします。


    ご飯いただきます。
  • [6] mixiユーザー

    2017年03月08日 17:03

    創作意欲が少しながら湧いてきているので、参加希望します。
    お食事もよろしくお願いいたします。
  • [7] mixiユーザー

    2017年03月10日 14:43

    参加します!
    ご飯もお願いしまーす(*゚▽゚)ノ
  • [8] mixiユーザー

    2017年03月10日 21:52

    >>[5]

    好きなように書いていいとのことで、とても安心しました♪(^^)

    自由自在にギャグ満載で書いちゃうかもしれないっす(笑)。
  • [9] mixiユーザー

    2017年03月11日 00:44

    参加します!
    宜しくお願い致します。
    ご飯はなしで大丈夫です。
  • [10] mixiユーザー

    2017年03月11日 00:47

    こんな感じで良いでしょうか?
    UPしてみます。
    _________________

     静かすぎて目が覚めた。 いつもならもっと色んな気配を感じるのに、今日は何も聞こえない。 
     厚いカーテンから漏れてくる光は、どことなく頼りなげで部屋を満たすにはとても足りなかった。
     起き上がってパジャマを脱ぎ、部屋着に着替える。 この数日ですっかり気温が高くなり、布団から出るのも楽になった。 
     カーテンを開けると、生暖かい風が吹き込んでくる。 曇り空に梅の花びらが舞っていた。 今にも雨が降り出しそうな空は、薄い灰色の雲が何枚も折り重なり、それらは風の向きに従って忙しなく移動していた。
     春の嵐がやってくる気配だ。 今日は動物たちも、塒(ねぐら)で様子を見ているのだろう。 
     リビングに行き、風が強くならないうちに少しだけ窓を開けて換気した。 空気が上から下へと循環する。 だが、5分もしないうちに、気温は急激に下がって雨が降り出した。 高地の天気はうまく掴めない。
     仕方なしに窓を閉めてから、ヒーターのスイッチを入れた。 
     昨日は少し遠出して、食材を買い集めた。 今朝は大好きなパン屋さんのロールパンを食べよう。 
     珈琲メーカーをセットして、冷蔵庫からバターを取り出す。 クラムチャウダーは夕食の残り。 それを温めている時、ふと昨日食べたパスタを思い出した。
     明太子のカルボナーラは、思ったより辛くて、グラスに残った水の量を確かめながら食べた。 店員を呼ぶのが苦手なので、なるべく呼ばずに(出来れば店員に気付いてほしいのだが)済ませたかった。 たまに食べると美味しいし、定期的に食べたくなるのだが、食べ終わって暫くすると死ぬほど喉が渇くのが難点だった。
     珈琲メーカーがシュンシュンと音を立ててドリップが始まる。 トースターを予熱し、ロールパンを霧吹きで湿らせてから中に放り込んだ。
     フライパンでベーコンを炒めている途中に、新聞を取りに行く。 ポストからはみ出した新聞はしっとりと濡れていた。 
     ベーコンに火が通り、ふつふつと小気味良い音がする。 そこに卵を落とした。 蓋をしてから2分たった所で火を止めた。 弱火で温めていたクラムチャウダーも湯気が出ている。
     野菜がないな、と思いレタスの葉を数枚洗って水気を切った。 寒い時期は葉物野菜の価格が上がって店に行く度にびっくりする。 これなら自分でベビーリーフでも育てようかと思い付いた。
     戸棚からいつも使っている食器を取り出し、冷めない様にするにはどの順番で盛り付けるべきか考えた。 まずはクラムチャウダーを。 そしてベーコンエッグとレタス。 最後にロールパンをトースターから取り出し、柔らかくなったバターに少しのシーソルトを加えた。
     ダイニングテーブルに運び、珈琲をマグカップに注いだら完成だ。
     この家を建てた時、ダイニングテーブルは無垢の樹で出来た四人掛けのものを選んだ。 人を招く事なんてないと思っていたが、なんとなくその時は見栄の様な何かが疼いたのかも知れない。
     今では左右のお隣さん(といっても、数百メートルは離れているが)と、たまに食事会という名の酒盛りをするのが楽しみになっている。 お互いに世捨て人の様な生活をしているせいか、忌憚がなかった。 たまに顔を合わせ、たまに助け合う。 付かず離れずの関係は難しいが、慣れると感覚で分かる様になってきた。
     雨に濡れた新聞を破かない様に慎重に開き、目ぼしい記事を読みながら、いつもの朝食が始まる。
    美味しいロールパンを食べながら、今日は自分でパンを焼こうと考えた。 
    上手くパンが焼けたら、両隣にお裾分けしよう。 
    そう思いながらこの春の嵐が早く静まるのを願った。
  • [11] mixiユーザー

    2017年03月11日 22:27

    >>[10]
    面白いですね。食べ物についての描写が細かくあって、その点わたしの書いたものとは対称的です
    でもその人の人となりがなんとなく窺えるところは共通してるのかな。


    暗くて深い水の底から、キラキラと白く輝く明るい方へ、ゆっくりと、とてもゆっくりと浮き上がっていって
    差し伸ばした右の手の指先が水面を越えた。と思ったら、そこは僕がいつも寝ているベッドだった。
    「チャッカンマン」
    “魂があるべき場所に戻った”そんな言葉が頭の中に浮かんで、思わずため息が漏れる。
    横になったまま、また一日が始まるのか、と暗澹たる気持ちを抱きながらあと五分、あと五分と
    ベッドから出る時間をギリギリまで引き伸ばし、気が付くと
    昔流行ったJPOPの曲が頭の中を流れている。唄っている女性ボーカルの声は頭の中で再現できるけど
    歌詞がところどころ出てこない。気になるといえば気になるが思い出すことが出来なかったからといって
    どうということはない。
    頭の中の曲を流れるままにしながら仕方なしにベッドから出て洗面所の鏡の前に立ってみる。ボサボサの頭が×××だ。
    トイレに行って、冷蔵庫を開けてなにかしら口に放り込んで、リビングのカーテンを開けたら
    しばしソファに座ってボーッとして、まだ出かけなければならない時間まで30分もあると思ったら
    ちょっとその場で横になる。少しうとうとしてあっと起き上がる。一瞬今がいつなのか忘れていたが
    すぐに思い出してリュックの中をチェックする。いつもなにかしら忘れるから、今日こそは何一つ忘れないように
    一つ一つ入れるものを確かめて、でもきっと何か忘れるんだろうな。と思いつつ、時間はどんどん過ぎていって
    またトイレに行って、服を着替えて左右のポケットにあるべきものがあるべきところに入っているか確かめて
    玄関で靴を履いたときには、出かけようと思っていた時間より10分少々が過ぎていた。
  • [12] mixiユーザー

    2017年03月12日 00:24

    遅れるかもしれませんが、参加します。
    ご飯はありでお願いしますm(__)m
    さる
  • [14] mixiユーザー

    2017年03月18日 07:42

    >>[013] 起きること、早起きにこだわった内容が面白かったです。「女は魔物だ」てセリフ知ってる?
  • [16] mixiユーザー

    2017年03月18日 12:07

    >>[015]
    「女は魔物」昔、田村正和が眠狂四郎を演じたときに言ったセリフです
  • [17] mixiユーザー

    2017年03月28日 18:00

    ちょっとした妄想です。


    暗かった。頭上のデジタル時計を見ると確かに朝の7時なのに夜のような暗さだつた。
    もやもやとしたものが胸の中に生じて思わず外に出てみると、空は濃い灰色で夜とも違う見たこともない
    色が広がっていた。
    急いで近くのコンビニに行ってみると、煌々と過剰なまでの照明に白く照らし出されたいつものコンビニだった。
    でも誰もいない。店員もいなければ客もいない。「おーい、誰かいないか」と大きな声を出してみても何の返事も返ってこなかった。
    駅まで歩いてみる。誰にも出会わないし、誰も街を歩いていない。
    大きな幹線道路に出ても、一台の車も走っていない。駅は普通に電気がついている。ただ誰もいない。
    いつものように、自動改札を抜けてホームに上がる。いつものように電車が来たので、誰も乗っていない電車に乗る。
    いつも見る景色がいつものように流れていく。
    目をギュッと瞑って目を開けてみる。

    暗かった。頭上のデジタル時計を見ると・・・

  • [18] mixiユーザー

    2017年03月28日 21:10

    書いてみたけど、あんまり思い通りに書けず、ちょっとつまらないんですが、上げてみます。




     それは彼にとって、実に百日ぶりの目覚めであった。
     生まれたての新しい太陽が少しずつ空を白くする、その光を彼は見た。強い鎮静剤のせいで混濁しつづけていた意識の中でただ、その朝の彼は「自分はまだ生きている」ということだけを悟った。何百回と見つめて来た木目の天井に、彼を見下ろし続けてきた長押しの遺影に、新たに持ち込まれた様々な介護用品に、隣のリビングに布団を持ち込んで眠る長女に。彼の目に様々なものが映ったが、それに対して具体的な意識の像がはっきりと結ぶことはなかった。
     不思議な力強さで、短く鋭い呼吸が胸から押し出されつづけた。このところ眠りが浅くなっていた長女は、その「はっはっ」という呼吸音で目が覚めた。それほどに力強い呼吸であった。枕元の眼鏡をかけて起き上がり和室に目をやる、カーテンの隙間からまだ弱い朝の光が、ベッドの上の自分の父親の顔を照らしているのが見える。彼は胸を大きく上下させながら、見開いた目で天井を見つめていた。
     「いよいよその時なのだ」彼女は一瞬でそう悟った。その時のことは、いつも覚悟していた。それが彼女の眠りを浅くさせていた。いつ来るかわからない自分の父親の死を待つことも、いつまでも目覚めることはない彼の世話をし続けることも。しかし確かに今、父親が目を開けているのを見た。しっかりと意識を伴って彼の目が光るのを見るのは、何日ぶりだろう。
     そんなことを考えている場合ではない、まず救急車を呼んで、そして近所に住む次女に電話をかけなくてはいけない。そう思いながらも、彼女はただ布団の上に座りながら、少しの間父を見つめていた。
     もしかして夢じゃなかろうか、と一瞬考えたが、「父が今死にかけている」という考えが彼女の胸を下から思い切り突き上げて、心臓が強く脈打った。まるでその振動によって、彼女は布団から跳ね起きたようだった。
    「お父さん……」
     彼女はかけより、彼の手を握る。呼吸はさらに強く、短く頻繁になっていくように見える。まるで魂を吐き出しているようだ、と彼女は思った。彼女はいつも考えていた段取り通りに、救急に電話をかけ、その次に次女に電話をかけた。
    「お父さんが……」
     と言ったきり、どう告げればいいかわからない長女に対して、次女は比較的冷静だった。朝方の電話とその切羽詰まった声ですべてを察知し、きっかり10分後にやってきた。
     二人の姉妹は、ベッドの両サイドに膝立ちになり、それぞれ父の左手、右手を握った。次女は父の乱れた髪をなでた。なぜだか、去年の大叔父の葬式の時に行った納棺のことが思い出された。
     姉妹たちは確かに、父が死につつあることを理解していたが、それを直接口にすることはなかった。
     彼は娘たちらしきものがそばにいることに気がついた。意識ももう少しはっきりしていれば、言いたいことも何かしらあったはずだ。それでも彼はやはり、自分が久しぶりに目覚めているということしか自覚できないのだった。今自分はどういう状況なのか、今日は何月何日なのか、なぜ遠方に住んでいるはずの長女がここにいるのか。そういうことに全く思いが至らないほど、彼の自我は混濁の中にほぐれて消えてなくなりつつあった。ただ彼は、目覚めている何者かでしかなかった。死に際にやっと強力な鎮静剤から目覚めをもぎ取り、辛うじて呼吸を続ける悲しい獣であった。朝の光だけが、彼にとって懐かしいものなのだった。
     魂と自我を呼吸に乗せて吐き出しつつある父に対して、姉妹たちは為す術がなく、ただ薄暗い朝の中で父親の横顔を眺めるだけだ。時折、その横顔越しにお互いの顔を見た。
     そのうちサイレンを鳴らして救急車がやってきた。じりじりと朝日は昇りつつあった。自分が呼んだのに全く理不尽な感情ではあるが、長女は救命士たちの白い靴下がどすどすと生家を踏みしめるのを見て、なんとなく胸がざわついた。それでも彼らは手際よく病人を運んでいった。ストレッチャーに乗せられ自宅を出る、太陽の光が彼の顔を鋭くさした瞬間に、彼はふっと目を閉じた。姉妹たちは救命士たちの後ろから確かにそれを見た。
  • [19] mixiユーザー

    2017年03月28日 22:06

    朝起きて、そして死に向かう様子を客観的だけど冷たすぎない描写で綴られていて読みごたえがありました。長い作品の一部というより掌編として完成されてると思いました。
  • [20] mixiユーザー

    2017年03月29日 17:36

    >>[19] ありがとうございます。目覚めであると同時に死にゆく朝の時間だったらどうかな?と思い書きました。数年前なくなった祖父のことと、映画の「レナードの朝」をヒントにしました。
  • [21] mixiユーザー

    2017年03月29日 17:39

    でももう1つリアリティがあればよかったな!と反省です。
  • [22] mixiユーザー

    2017年03月29日 17:56

     うるさい。もう少しで何かがつかめそうなところだったのに。
     目を覚ますとスマホが「デンッデデーレーデレ」と鳴っていた。画面をスワイプする。Xperiaの音楽が止む。この、CMで流れている音楽にも、スクロールのようなスワイプにも、「慣れないかな?」と思っていたスマホの全てに、もう、慣れてしまった。
     今日の夢は何だったのだろう。何かすごく大切なことが行われていて、とてつもなく大きな感情の揺さぶりを経験した気がするけど、全ては失われてしまった。って私は新海誠か? いやそんな発言していたら炎上してしまう。炎上王、炎女王、エンジョオウ……なんだかenジャパンみたいだな、しかもつまらない。そんな事を考えている暇はない。10時13分。とりあえず、起床して着替えなければ。

     さすがに「トイレを済ます」という生理的現象は、意識しなくても行うことができる。今日の服は……この年齢になってこれを着ているのは可笑しいが、であるからこそ、来年に着ていたらますます可笑しくなるだろうから、これ! 今シーズン中に着倒そう。あと、ブラジャー。下着でない服を買うのには、財布と相談が必要だが、さすがにここまでワイヤーが曲がったブラジャーをつけていると、お乳に悪そう。買わなきゃ、いや、買おう。
     食卓につくと、テレビでは「スッキリ!!」がやっていた。次は占いのコーナー。と思ったとたん、画面がガタガタになる。洗濯機を回すことによって電波がおかしくなる、これが地デジというやつなのだ。1位はうお座らしい。じゃあ私は1位ではなかったのだな。まあ、どうせ当たらないし、どうでもいいか。

     食事は健康的なものを作ってもらっている。パプリカの酢の物の赤と黄、ブロッコリーの緑、ナスのおひたしの紫、と今日は彩りもカラフルだ。朝食のメインは鶏肉、サーモン、鴨、など低カロリーだ。今朝は鴨のピンクが色に加わる。
     バランスのよいおかずに加え、主食からパン・麺をほぼなくし、お米も玄米にすることーーこんな単純なことでXキロ減るなんて、「ピラミットダービー」のダイエット企画に出られるのではないだろうか。いやいや、社会人になってからついたこの肉の全てをそぎ落とすためには、何らかの努力が必要なはず……。

     テレビは番組が変わり、「PON!」になっていた。この前身だったろうか、「ラジカル」(?)時代から10時台という変な時間にこのチャンネルを見ている。見始めたのは大学生のときで、まだ結婚する友人なんかもおらず、何も考えていなくてよかった。現在は毎食、鴨と玄米、酢の物、ブロッコリー、おひたし……というように順番で食べているが、はたしてこれは結婚式などでの本格的な食事にも通用するマナーなのだろうか? 次にお呼ばれがあったときは、テーブルマナーの本を図書館で借りた方がよいかもしれない。そもそも「女性のマナー」みたいな本を常備しておくべきか。そして、そんな未来があるのかわからないが、結婚するときには冠婚葬祭の本を買わなければならないのか? あの分厚い本を? いくらするのか? ああ。

     ハミガキを終えて化粧を始める。下地、リキッドファンデーションをつける。私はリキッドとパウダーを併用しているが、それはそんなに珍しいというか間違ったことなのだろうか? 両使いを地元の化粧品店のおば、お姉さんに申告したら、何やらもっと偉いお姉さんに訊いていたが。それにしてもデパートのコスメカウンターのお姉さんは怖い。でも友達の中にも、お姉さんが恐くてコスメカウンターに行けない人がいた。ブラジャーのお姉さんは怖くないし、見ただけでサイズわかるとか「神ってる」と思うのだが……。

     すると「PON!」にとっつーが出てくる。決め顔をしてくるし、全然化粧が進まない。こうして一人でいるところをマジマジと見ると、とっつーってなんだか鼻が大きい。ハンサムだけど。ABC-Zの中ではとっつーしか生で見たことがない。化粧をしているのかと思ったが、すっぴんらしかった。ソースは曖昧だが、他にも生とっつーを化粧してると思う人がいた気がする。ハンサム通り越して濃いのか? でもABC-Zってなんかいい。なんか人間ができている。コーナーが終わった。化粧の続きを始める。大学の学科の旅行で思ったけど、化粧に時間かかる子なんてほとんどいないよね。20分とか、普通だ。

     母校の大学で学食を食べる待ち合わせをしているので、急ぐ。進路が決まったときは、電車1本で行けると喜んでいたが、1時間に4本しか直通がない。当時は毎日クリームチーズメンチとから揚げ&ハンバーグのローテーションだった。それでも今ほど太っていなかったのは若さ故か、50円の副菜をつけていたからか。
     そろそろ10時10分のアラームで目が覚めてから1時間が経つ。
  • [23] mixiユーザー

    2017年03月29日 21:30

    >>[22]・ネリアスさん
    むう、女子だとすんなりとわかるのかな。
    おっさんのわたしにはわかりかねる部分が色々と・・・
    とっつーとか、画像を検索してみたけど、スジュのソンミンぽいかなと
  • [24] mixiユーザー

    2017年03月29日 23:28

    >>[18] これからも文芸部のことを忘れずにいてください。 かとうさんの[18]の作品にインスパイヤされて 書いてみました。 

    [ 眠くて眼があけられない ]
    by JONY


    朝だ。
    俺はまだベッドの中だ。
    眠くて、眼があけられない。
    俺は夜の商売をしているので、朝が遅い。
    人と会う約束がなければ、自然に起きたくなるまで、寝ていることもある。
    起きる必要があれば、アラームをセットしているはずだが、静かだ。
    いつもは、半分眠りながら無視しているラインやメール着信の振動音すらまるでしない。

    半分眠りに引き戻されながら、今日の予定を思い出そうとするが、思い出せない。
    昨夜の記憶を辿っているうちに夢にまた引き戻されていった。

    夢の中で、俺は自分の店で最後の客と話していた。
    カウンターの椅子とカウンターの内側で、二人以外誰もいなかった。
    客は40くらいの女でボンベイサファイヤのジンを舐めていた。
    俺たちはよく知っている間柄のようでもあり、初めて会ったようでもある。
    俺はその女から、腐れ縁の恋の相談ってやつをされていた。
    「その人、悪い奴なの」
    「へえ」
    「私にも嘘ばかりつくのだもの。ひどいでしょ」
    「そうなんだ」
    男と女は引力だ。
    まだ、引力が残っている限り、離れることはできない。
    どんなに悪い相手でも。
    どんなひどい目にあっても。
    「ねえ、どう思う?別れたほうがいいのかな?」
    俺は、ロックグラスの中のボウモアを一気に喉に流し込み、
    「別れられないことは自分が一番知っているくせに」
    と女に言うともなく独り言を漏らした。
    もう、閉店にしよう。
    そう思いカウンターの中の椅子から立ち上がった。
    それから、俺はどうしたのだろう。
    ま、いいか。
    どうせ、夢なんだから。

    それにしても、起きなくていいのかな。
    もう、さっきから1時間くらい経過しただろう。
    今何時だ。
    俺は目をあけようとして意識を集中した。
    しかし瞼はピクリとも動かない。
    突然消毒薬のような匂いがした。
    耳を澄ますと、ピ、ピ、ピという静かな機械音がする。
    そしてベッドが異様に硬い。
    俺の部屋じゃないことに気づく。
    そうだ。昨夜、俺は自分の店で、酒を飲んで立ち上がった瞬間、意識を失ったのだった。
    その後、一瞬だけ、気が付いたのは救急車の中だった。
    口元を覆う酸素マスクの感触と『くも膜下出血』という救急隊員の言葉が記憶の淵に上ってきた。
    すると、今寝ているのは、救急病院のICUか。
    しかし眠い。
    ひたすら眠い。
    眠ってしまおうか。

    遠のく意識のどこかで
    「血圧低下」
    「心肺停止」
    という誰かの言葉がかすかに聞こえてきた。
    <終>



  • [25] mixiユーザー

    2017年03月29日 23:44

    >>[24]
    なんかハードボイルドチックでいいですね。
    この後[18]に続く。かな。
  • [26] mixiユーザー

    2017年03月30日 06:49

    めちゃめちゃ遅くなってしまってしましたが、書いてみました!
    よろしくお願いしますm(__)m



    『まるで一文の値打ちにもならないような、くだらない与太話』
    松希茶里

     小説家は朝から機嫌が良かった。こんな夢を見たからである。
     自分の創った噺があまりにおかしいために、聞く人をみな笑い死にさせてしまう落語家がいた。彼は何とか客を死なせまいと、必死に笑えない噺を考えるのだが、スベろうとすればするほど逆に大爆笑を引き起こし、来た客をひとり残らず笑い殺してしまう。とうとう警察が捜査に乗り出し、落語家は逮捕され殺人罪で起訴される。しかしそれでも好きな落語をやめたくない彼は、警官の前で噺を披露して爆笑死させると、留置所を抜け出し、落語の自由、表現の自由を訴えて浅草演芸ホールに立てこもる。だがそこに耳栓をした警察の機動隊が突入してきて――と、ここで小説家は夢から覚めた。
     まるで一文の値打ちにもならないような、くだらない与太話である。しかしこの、まだデビューまもない若き女流作家は、こういうしようもない黒い笑いが大好物であった。彼女は夢を反芻しながら、殺人犯のくせに人を笑い殺す落語の自由を訴えるとは、何とも皮肉だと落語家を嘲った。そしてひとしきり笑って満足すると、コーヒーを片手にパソコンを開いた。毎朝、起きぬけに昨日書いた原稿を読み返すのが彼女の日課なのである。
     この小説家の書く物も彼女の見る夢同様、まるでナンセンスで荒唐無稽な三文未満小説であった。現在、ある週刊誌に連載している作品も、人をいじめるのが生きがいというおばあさんが主人公のギャグものである。先週号では、主人公が首相官邸の上水道に自分の入れ歯を洗った汚水を混入されたくなければ年金を上げろと、いたずら電話をかけた回を載せていた。さて、さもしいおばあさんの要求に国は何と返答するのか。
     小説家が思案していると、その答えは訪問者となって彼女の家の呼び鈴を鳴らした。仕事を邪魔され、いささか腹を立てながらドアを開けた小説家は、戸口にいた背広姿の男たち十数名を見てたちまち言葉を失った。見知らぬ男に自分のパジャマ姿を見られてしまった羞恥心からではない。男が黒い革の警察手帳と家宅捜査の令状を手にしていたからである。
     容疑は脅迫だった。なんと先週号のいじわるおばあさんの話がそれに当たるという。何かの冗談かと小説家が呆れて苦笑を漏らしていると、固い金属音とともに彼女の両手に手錠が掛けられた。今まで味わったことのないような、異様に重く冷たい感触が手首に伝わる。見上げると、刑事は夢に出てきた落語家を彼女が嘲笑したときそっくりの笑みをこぼしていた。
     このとき、あの夢が無価値な与太話でなかったことを小説家はようやく悟ったのである。

  • [27] mixiユーザー

    2017年03月30日 12:36

    >>[23]
    返信ありがとうございます!
    書き終えてから、それまでにアップされた他の皆さんのを読んだのですが、あまりかぶってないのに驚きました。
    なんか女子女子してしまいましたね(^^;
    そして、アップしてから気づきましたが、この人、顔洗わないで化粧してる……orz
  • [28] mixiユーザー

    2017年03月30日 14:47

    すみません…
    仕事がおわらないので、キャンセルさせて下さい。
    後で皆さんのを読んだ感想を書かせ頂ければと思います。
  • [29] mixiユーザー

    2017年03月30日 18:58

    直前で大変申し訳ありませんが、
    仕事でかなり遅くなりそうなので、
    キャンセルお願いします。m(_ _)m
  • [31] mixiユーザー

    2017年03月30日 19:12

    私もすこし遅れそうです
  • [32] mixiユーザー

    2017年03月30日 22:16

     期限過ぎちゃいましたが、即席で書いてみました。
     超下らない駄文ですみませんm(__)m

     朝起きたら、私は魔法少女になっていた。
     布団から出て顔を洗おうと洗面所で鏡に写った自分の姿を目にして、私は固まった。
     え? なにこれ?
     一体何がどうしてこうなったのか解らないまま、とりあえずまず着替えようと部屋にもどる。と、そこで机に置いていたスマートフォンが光っているのを見て、私は慌ててそれを手に取った。
     ロックを外すと、ディスプレイに見馴れない犬のようなキャラクターが現れた。
     そいつが叫ぶ。
    「大変マホ、闇の力が街に溢れているマホ!」
    「おい、待て」
     私はすかさずツッコミをいれる。
    「どうしたマホ?」
    「『どうしたマホ?』じゃない、なんだお前は? どこから沸いて出た?」
    「いきなり酷い言いぐさマホ! スマッホはゴキブリじゃないマホ」
    「そうか、スマッホっていうのか。スマートフォンの妖精でスマッホとか安直にも程があるだろ。て言うか、なんだこの格好は?」
    「伝説の勇者プリティアだマホ、夢の中で話したマホ」
     魔法少女じゃなかった。
     勇者だった。
     て言うか、何それ。日曜日の朝にやってる少女アニメかよ!
    「とにかく時間が無いマホ。早くしないと闇の力に世界が飲み込まれてしまうマホ!」
     そうだ、時間が無い。
    「わかった」と言って、私は頷いて力強く拳を握りしめた。そして、
    「急ごう」
    「じゃあ早速」
    「ああ、会社へ」
    「違うマホー!」
     何やら騒いでいるスマッホを無視して、私――渚太郎――は支度を始めた。

     て、どうやったら変身解けるんだ? コレ………………
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