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開催終了宮澤賢治『春と修羅』全作品朗唱プロジェクト

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2006年10月26日 10:14 更新

宮澤賢治『春と修羅』全作品朗唱プロジェクト
第七章「オホーツク挽歌」
ラファエルスクール主催「藝術治療教育講座」

1922年11月27日、最愛の妹を亡くした賢治は、その傷心を癒し、また極北の郷で亡妹の魂の実在を証さんと、サハリン(当時樺太)への旅に出る。
1923年7月31日に花巻を発ち、東北本線の夜汽車に乗って青森を通過する。既に旅の始まりに於いて、賢治は異次元の世界に触れ、としへの哀しみは、列車のリズムとともに増幅し、窓の外の不思議な風景の中に溶け込んでゆく。
大切な人を失ったやるせなさが、前章「無声慟哭」の三作品とはまた違った在り方で表現される。なつかしい想い出と、信じたくないしかし直面せずにはいられない現実と、そして生死の法則への問いかけ、それらが互いに反発と接近を繰り返しながらあやうい合唱を唱い、そのあやうさが、この作品「青森挽歌」の云い知れぬ魅力となっている。
本章では続けて「オホーツク挽歌」「樺太鉄道」「鈴谷平野」と、サハリンでの珍しい風物との出会いと歓び、それに対照される妹への哀悼の念とが、美しく、あるときには哲学的にさえ語られる。そして帰路、北海道南西部の海岸を再び夜汽車に揺られながら、詩人は胸の痛みと淋しさが、少しも薄れることがなく、妹としの存在が尚一層自分にとって大きな意味を持つようになってきたことに、氣づきまた驚くのである。
2006年11月5日(日) 
 ? 作品解説「死者との共生」17:30 開場 18:00 開講 18:20 終了
 ? 藝術公演「オホーツク挽歌」18:20〜18:30 休憩 18:30 開演 20:00 終演

川手鷹彦「藝術治療教育講座」第4回
1部 11月5日(日)<LD(学習障害)ADHD(注意欠陥多動性障害)>
2部 11月6日(月)
<バリ島神事・バリ島で僧侶を勤める川手氏による“魔女ランダの舞い”のビデオ上映と講義“共同体の中に解消されるストレス”>
会場:北海道伊達市志門気町6−13「ひびきの村」 ※詳細はお問合せください


? 作品解説「死者との共生」
研究者たちにとって、賢治は唯物主義と精神論の間を揺れ動き、その矛盾に悩んでいたように捉えられる。
しかしこの作品を深く読み込むことによっても、賢治が苦しんでいたのは、その矛盾ではなく、物質と精神の融合への確信の中で、自らの心がその融合と結晶の高みへと昇りきれないことの認識にあったことがわかる。


? 藝藝術公演「オホーツク挽歌」
としの鎮魂歌であると同時に、豊かな詩想溢れて、以降の諸作品・名品の芽をあちこちに吹かせている。
「無声慟哭」の後、本章を生み出すまでに詩人は八ヶ月もの、正に<無声>の嘆きの日々を要したのだ。
本公演では、バッハの「フーガ」(BWV.542より)が筝(こと)と篠笛で奏でられ、舞台創作の深みに大きな役を果たしている
【出演者・講師紹介】
山田 路子  篠笛・能管
能管と篠笛を能楽師一噌幸弘に師事。和太鼓も打つ。北海道・長野・沖縄・バリ島と川手の公演に同行し、その芸術性を更に磨いた。
高塚 めぐみ  筝・十七弦
筝・地歌三味線を小野衛・米田府二子両氏に師事。(NHK邦楽技能者育成会第47期卒)
賢治の詩によせるバッハ演奏経験を生かし、2006年9月日露交流演奏会にて、モーツァルト「ピアノ協奏曲21番2楽章」をオーケストラと共演、好評を博す。
砂田 薫  ピアノ
青山学院大学文学部教育学科卒。2004〜2005年にかけて、スイスのゲーテアヌムに学ぶ。
ピアノ、リコーダー、フレンチホルンなど、豊かな音楽才能の持ち主である。
野崎 愛子  うた
小学三年生より声楽を本格的に学び始める。国立音楽大学附属音楽高等学校卒業。宮澤賢治全詩作品朗唱計画の「ひびきの村」公演には、すでに度々出演している。2006年9月23日(秋分の日)には彼女の歌を中心とする音楽と物語の夕べ「孤独の狼」が、東京・品川の�悗さ嵜荊楴砲燃�催された。
吉井 薫乃(ゆきの)  朗唱
川手鷹彦演劇塾塾生。小学校六年生女子。演劇塾に参加する才能溢れる少年少女の中から、此度は、抒情詩に相応しく響く声の持ち主として抜擢された。
川手 鷹彦  演出・出演・解説
演出家、著述家、治療教育者。スイス・ゲーテアヌム言語造形・舞台藝術学院卒業。日欧で舞台公演と治療教育に従事、バリ島では魔女ランダを舞う。現在、藝術・言語テラピー研究所「�悗さ屐廖陛豕�)、並びに治療教育研究所「うーじぬふぁー」(沖縄)主宰。 著書『隠された子どもの叡知』(誠信書房)、他。

会場:「ひびきの村」オイリュトミーホール
(伊達市志門気町6-13/伊達市街地より車で10分 壮瞥への途中。)
参加費用:当日3,000円 前売り2,500円
子ども(対象年齢:鑑賞を希望する小学生高学年から高校生まで):前売り当日共1,500円
申込み・お問合せ:「ひびきの村」事務局  北海道伊達市志門気町6‐13
Tel.0142-25-6735 Fax.0142-25-6715
Email: raphael@hibikinomura.org
HP:http://cure06.exblog.jp/

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  • 2006年11月05日 (日)
  • 北海道 伊達市志門気町6-13「ひびきの村」
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