【開催宣言】

高野・熊野世界遺産登録一周年を記念して。

日本列島を大きく太平洋に張り出す紀伊半島の大部分は、標高１，０００ｍ級の山脈が縦横に走る山岳地帯は「紀伊山地」と呼ばれています。その壮大な自然は、弘法大師・空海による真言密教の霊場「高野山」の開山、自然信仰を起源とする神道の大霊場「熊野三山」を生みだしました。１０数世紀にも渡り、この豊かな自然と文化は日本人の心の故郷として崇拝と信仰を集め地域の人々により大切に守り育まれて来ました。

そして昨年７月、《紀伊山地の霊場と参詣道》として世界遺産登録されました。
この栄誉は、豊かな紀伊の自然環境と先人より受け継いだ文化財を何世紀に渡って守り続けて来た地域の人々に与えられたものでもありました。

宗教環境都市をステージとするクラシックカーの祭典「ヴェトロモンターニャ」。
悠久の歴史が生きる「紀伊山地の霊場と参詣道」と２０世紀を代表する古典的自動車との融合。
古い文化から学び・守り、その環境を後世に伝えようとする人々の情熱から生まれました。

ヴェトロモンターニャは、世界遺産を舞台に歴史を彩った世界の名車が集い高野山をスタート、和歌山縦断道路（高野龍神スカイライン）を経て白浜温泉をゴールすると言う和歌山県広域を一つにつなぐ世界的イベントとして発展しつつあります。
そして、和歌山の魅力を、高野の魅力を、白浜の魅力を世界に発信する意義深いイベントとして、地域文化の更なる発展のために走り続けます。

http://www.koya.org/event/vetoro.html