MAD PROFESSOR 泣く子も黙るダブ・サイエンティスト、マッド・プロフェッサーことニール・フレーザーは、79年にレーベル&スタジオ「アリワ」設立以来、UKレゲエ/ダブ・シーンの第一人者として四半世紀に渡り常に最前線で活躍を続ける世界屈指のプロデューサー/アーティストである。その影響力は全てのダンス・ミュージックに及んでいるといっても過言ではない。その信者は音楽ジャンルや国境を問わず、常にマッド教授の手腕を求め続けている。なかでもマッシヴ・アタックのセカンド・アルバム『プロテクション』を全編ダブ・ミックスした『ノー・プロテクション』は余りにも有名である。この1年だけでも、伝説のリズム・ユニット、スライ&ロビーとのダブ・アルバムをこれまた伝説のホーン・プレイヤー、ディーン・フレーザーと共に完成。ホレス・アンディーのソロ・アルバムに続いて、自身のソロ・アルバム(クレージー・カリブス名義)、アール16のソロ・アルバム、アイシャのソロ・アルバムと相変わらずのワークホリック振りです。最新テクノロジーと超絶ミキシング・テクニックを駆使して行われるライヴ・ダブ・ショーは圧巻の一言に尽きます。
HORACE ANDY ホレス・アンディーほどオリジナリティとカリスマ性に溢れたシンガーは、滅多に存在しないものだ。女声と聞き間違えるほどのファルセットから、陰鬱なテナーまで、自らの声を自在に使いこなす天才シンガーには、あのボブ・マーリィも一目置いていたという。70年代初期に「スタジオ・ワン」からリリースした『スカイ・ラーキング』が大ヒット。コンシャスなリリックとマイナーメロディが秀逸なこの曲は、ルーツ・レゲエ/ダブを代表する一曲として今だに世界中のリスナーに愛され続けている。また一方では、ルーツ/ダブとはうって変わって、スウィートなファルセット・ヴォイスを活かしたメロウなラヴァーズも数多くレコーディングしており、こちらの完成度/評価ともに極めて高い。90年代に入ってからは彼の大ファンというブリストルの雄、マッシヴ・アタックとのコラボレーションで、その知名度はロック・ファンにまで一気に拡大した。マッシヴ・アタックに欠かすことの出来ないシンガーとして、レゲエ・シンガー最強のアイコンとして、美しく強靱なホレス・アンディーの歌と声は、今後も全世界に響き続けていくことでしょう。