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開催終了転換期の作法 ポーランド、チェコ、スロヴァキア、ハンガリーの現代美術

詳細

2006年01月22日 15:23 更新

大阪、広島についで、このたび東京会場ついにオープンいたしました!
http://www.mot-art-museum.jp/kikaku/4/

ポーランドからは、ミロスワフ・バウカ、パヴェウ・アルトハメル、アルトゥール・ジミェフスキ、アゾロが参加しています。バウカの巨大な灰のアトリエは見ごたえあります。映像も多く、楽しい展示となっておりますので、皆様どうぞご高覧ください! よろしくお願いいたします。 *チケット必要でしたら、ご送付できますのでどうぞご連絡くださいませ

コメント(3)

  • [1] mixiユーザー

    2006年01月22日 20:49

    おもしろそうですね。
    映画の上映がある日に行ってみようと思います。
  • [2] mixiユーザー

    2006年02月26日 18:47

     昨日、見に行ってきました。

     一番見たかったのは、関連企画のアルトゥール・ジミェフスキの「繰り返し」だったんですが、なかなか興味深いものでした。

     これは、1971年にカリフォルニアのスタンフォード大学で行なわれた「監獄実験」を、再演したものです。社会心理学者フィリップ・ジンバルドー教授によるこの実験は、有志の被験者21名の学生を、看守11人と囚人10人に分けて、監獄の中でそれぞれの役割を2週間演じさせるというものでした。看守には、身体的虐待を与えてはいけないという指示が出ていました。

     1971年の実験では、看守は2日目からいきなり加虐的になり、囚人に対して加虐的になりました。とうとう被験者の精神的ダメージが大きくなり、6日で実験中止となりました。

     ウィキペディアで「スタンフォード監獄実験」を検索してみてください。公式サイトにもたどり着けます。

     ジミェフスキは、ワルシャワ郊外でこの「実験」を再び繰り返し、その過程を提示しました。それが、本作品です。

     この作品のチラシの最後には、

     本作品は、科学の名の下に人を測る「実験」の信頼性を批評しつつ、論理がいかに脆く、解釈がいかに恣意的であるかを示唆する、複雑でそれゆえに意欲的な試みです。それは、世界を極端に単純化し矮小化する流れに抗う、芸術による「実験」でもあります。

    と書かれています。

     まあ、ネタバレになりますが、ここで暗示しているように、1971年の実験とは、結果は全く別のものになりました。

     オリジナルの「監獄実験」のページもあるくらいなので、ぜひこの作品もWeb公開して作品の販売をして欲しいです。心理学の研究者必見の作品だと思います。

     ジミェフスキは、この展覧会に「われらの歌集」と「歌のレッスン I 」を出品しています。

     「われらの歌集」は、さまざまな事情でイスラエルに移住した老齢のポーランド系ユダヤ人を訪ね、彼らにポーランドの歌を歌ってもらうよう頼み、彼らの様子を映像としてまとめたものです。人によっては1946年に移住していますから、ナチスドイツのホロコーストを生き延びた人でもあるわけです。記憶をたどりながらポーランド国歌を歌うシーンは、じーんとくるものがあります。

     「歌のレッスン I 」は、聾唖の学生たちに聖歌のコーラスを練習させるというものです。

     あとポーランド人の作品で面白かったのは、アゾロの作品でしょうか。延々と「だれもやったことをないことを考える」という議論をやるのは、ほのぼのとしてしまいました。ソ連の圧力の下にあった時代を知っている私にとって、ポーランド社会の変化を最も実感できる作品でした。

     それから、アルトハメルの両親が日本にやってきて、東京、大阪、京都、広島を旅行してビデオに収めると言う作品がありました。まあ、そこらへんの、よくある旅ビデオなんですが、日本なんか来たことない普通のポーランド人の視点で見た日本というのが以外と面白く、見入ってしまいました。驚くのは、相撲を良く知っていたこと。相撲を見に行くのをすごく楽しみにしているのがビデオから伝わってきます。相撲はヨーロッパのCATVで放送されていますから非常にファンが多いですし、最近はヨーロッパ出身の大関が登場しています。また、広島の原爆記念館では、ポーランド人と日本人で共有できる感覚があることが伝わってきます。

     ポーランド人以外の作品で目に付いたのは、まずスロバキアのフィフタ・チエルナのロマの少年のビデオ作品です。ロマとはかつてジプシーと言われていた人たちで、北インド起源の放浪民族です。だから肌の色も黒く、東ヨーロッパでは目立つ存在で、共産主義国家時代にも社会体制の外側にいる人たちとして、差別されてきました。ですから、他の住民とは没交渉で、生活も貧困に喘いでいます。私もポーランドで遭遇しましたが、子供たちは差別されて没交渉なだけに、私のような目立つ存在にはいろいろちょっかいを出してきます。言わば、東ヨーロッパの負のぶぶんでもあるわけです。

     それからハンガリーの作家の、巨大なマウスの下にウェイトがついているのとか、壁のペンキ塗のローラーを模したウェイとトレーニングの器具や、ねこ車で物を運ぶのを模したウォーキングマシン、それから重力倍増スーツなんていうのが笑えましたね。
  • [3] mixiユーザー

    2006年02月26日 21:27

    詳しいレポートをどうもありがとうございました! ご覧いただいて光栄です。ジミェフスキの新作映画作品も、なかなか重要でしょう。大阪では上映会3月5日に予定しています;http://www.nmao.go.jp/japanese/cinema.html

    販売については…どうなんでしょうか。フォクサルギャラリー財団 http://www.fgf.com.pl/ が(作品として)扱っていると思いますが。ESのように市販されてはいないようです。
mixiユーザー
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  • 2006年03月26日 (日) 1月21日から3月26日まで
  • 東京都 木場公園の現代美術館
  • 2006年03月26日 (日) 締切
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参加者
3人