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開催終了テーマ企画『百物語2013〜Round Of Ghost Stories』

詳細

2013年07月12日 00:45 更新

(7月12日 追記)

こんばんは、副管理人のかーるです。


百話達成、おめでと〜!
いやあ、去年もそうでしたけど、まさか去年以上にこんなにあっさり達成できるとは思ってませんでしたわ(笑)
とりあえず私の方は、昨日中に書き上げる予定だった短編が今日に雪崩れ込んでしまった、くらいの怪異で済んでますね(笑)
いやあ、良かった良かった。

というわけで。
この部屋に用意した青行燈の、百本のろうそくは全て消えましたので、
つぎの新しい青行燈を別室に用意いたしております。

ここからは、話の中身はこれまで同様フリーダムで結構ですが、
話を書かれた方は、必ず二間離れた別室まで手探りで進んでいただき、
その部屋に置かれている青行燈のろうそくを抜いて、吹き消していただくようにおねがいします。
いわゆる『正式な百物語形式』を採用する、ということです。


つまり、語りの最期に必ず、次の台詞を書いて欲しいのです。
『ロウソク消しに行ってきます』
と。

さて、では青行燈二つ目。
参りましょうか……。

-----------------------------------------------------
『百物語』第二夜『ロウソク消しに行ってきます』

スタートです
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
------------------------------------------------------

というわけで。
今回の企画は、昨年実施した企画『こわいはなし』に引き続き、『百物語』を募集したいと思います。

この企画で最も重要なことは、たった一つです。
『こわい話』を投稿して下さい。
そして、全員で合計100作品を目指しましょう(^_^)

ちなみにこの『こわい』は、『怖い』でも『恐い』でも構いません。
超常現象がこわい、宇宙人がこわい、妖怪がこわい、幽霊がこわい、人間がこわい、まんじゅうがこわいなど、自分がこわいと思うものであれば、なんでもOKです。

なんせ、この企画は『百物語』ですから。
一人が語った後に、他の人が「いやそれ怖くなかったわ」とか感想が出てきても、
……いや逆に出てきてこそリアルな百物語だろうと思いますからね。

改めて言います。
あなたが『こわい』と思えるネタならば、どんなお話でもOKです。
ぜひ、ご参加下さいませ。


ちなみに今回の作品投稿に関する要綱は以下のとおりです。

�〔_茲箴�説の場合、原則的には超短編〜中編とします。
 まあ一応『百物語』なんで、あんまり長いお話だと流されちゃう可能性もありますから。
 一応小説なら原稿用紙で1枚〜30枚程度まで、漫画なら4コマ〜5ページ程度まで、
 としておきましょう。
 もちろん、長編作品の投稿も受け付けますんで、勇者はぜひ!

�∋蹇γ参痢η亢隋Εぅ薀好函�写真などでの投稿もOKとします。
 まあこれらのばあいは『怪談』にはなりきれないかもですが、『百物語』の雰囲気を盛り上げるという意味ではやはり大切かなと思い、OKといたします。
 もっとも、このジャンルに手を付ける方は少ないとは思いますが(^_^;)

�F芦茲砲弔い討蓮∈蚤脾械以�までとします。
 朗読劇、ラジオドラマ、アニメ、MMDなどなどの動画を投稿される場合は、�,竜�定に則り、中編サイズの30分を最大時間とします。
 まあ、この短期間でそれだけの動画を創り上げるのは至難の業でしょうが、一応(^_^;)

�げ甬遒棒�作した作品の投稿もOKです。
 ただし前回の『こわいはなし』に投稿した作品は不可とします。だって、面白く無いもん(笑)

�ツ�め切りは、8月のお盆休みの週の日曜日、8月18日(日)の0時ジャストとします。
 特に時間については意味はありません。丑三つ時にしようかとも思ったんですが、多分私が寝てるので駄目かと(笑)

そして最も大事なところ。

�ι�ず最期に、

『ロウソク消しに行ってきます』

と一文添えてください。
出来れば実際に部屋を暗くしてろうそくを消しに行ってください。


規定は以上です。
上記の� 銑Δ鬚干稜Г両紂∈酩覆療蟾討鬚�願い致します。

あ、繰り返しますが、上記の規定はあくまで『原則的に』です。
規定を『敢えて』守らないで投稿されても、別に何かあるわけではありませんので、その辺りはゆるやかに参りたいと思います。

では、皆様のご参加、お待ちしております(^_^)

コメント(912)

  • [873] mixiユーザー

    2013年08月15日 21:16


     月夜

     彼氏は鼻ピアス肩タトゥー、タンクトップにアーミーズボンのチャラ男。彼女はホットパンツにドクロマークTシャツ、強い香水臭にキティちゃんサンダルのチャラ子。
     そんな二人が、夜の公園でデート中なのだが、強烈な熱帯夜ですっかり気分はぶち壊し。ベンチに腰掛けて、手をつなぐこともなく二人してダラけているところだった。街の夜空に星はなく、湿度の高いおぼろ月夜。
    「あーぢー」
     チャラ子が、うつろな目でつぶやく。
    「あーもー。あたし、幽体離脱しかかってる」
    「ああ? 幽体離脱? バカじゃねーの、お前」
    「あるんだって、たまに」
     チャラ男が、へらへらと笑った。
    「幽体離脱って、アレだろ。魂が抜けて、意識どっか行くっていう」
    「そーそー」
    「意識抜けてたら、お前、しゃべれるわけないじゃん」
    「できるんだって、抜けかけてるぐらいなら。半分抜けて、半分残ってるんだもん」
    「てきとーだな」
     チャラ男がまたバカにしたように笑うので、チャラ子はふくれた。勢いでチャラ男を殴るが、力が入ってなくて空ぶる。
    「抜けかけって、どんなだよ」
    「えーとねー」
     チャラ子は、夜空をぼんやりと見上げて、こう答えた。

    「月が、ふたつ見えてる」

     ***

     ロウソク消してきます。
  • [874] mixiユーザー

    2013年08月15日 22:11


     肝試し

     ネットで話題になっている、霊が出るという廃屋のありかが、案外近所らしいと判明。それで、悪友数人でワンボックスに乗り合わせて、行ってみることにした。
     本当は他人の土地だから、勝手に入るのはダメらしい。それで深夜過ぎを狙って行ってみた。だいぶ山の中のほうで、一番近所の集落からも車で二十分ぐらいかかる。そもそも、なんでこんな不便なところに民家があったのかも不思議だが、今は誰も住んでいない。廃墟だ。屋根も落ちかけているし、柱も家ごと傾いている。懐中電灯をかざすと、背の高い雑草に隠れかけて、私有地立入禁止の汚れた看板がたてかかっている。木の支柱は根元が腐って折れて、こうなったのだろう。
     玄関も腐りかけていた。鍵はかかっていなくて、隙間のできているそれを、むりやりこじ開けて中に入った。古いが、赤外線で暗視撮影できるビデオカメラも持ってきてある。
     靴は脱がずにみんな家に上がる。大きな家ではなく、懐中電灯で照らすと、すぐ突き当たりのキッチンには鍋やガス台が見える。玄関を上がってすぐ右手がトイレ、その少し奥がバスルーム。トイレの汚れ方が半端ない。それだけで、女子が怖がってきゃあきゃあ騒ぐ。男も一緒になって怖がるやら、いきがるやら。どっちも演技だかマジだか見分けはつかない。
     いまにも崩れそうな階段を上がり、子供部屋へ。そこに出る、と言うのだ。外から見て屋根が落ちていたのも、子供部屋のあたり。懐中電灯で照らす、カメラを回す。悪友たちのテンションも最高潮に。ちょっとした物音や、壁のシミまで、いちいち大げさにリアクションを起こす。みんな楽しんでいるようだ。連れて来て良かった。馬鹿馬鹿しいが、良い思い出になるだろう。
     だいたい全部の部屋を見て回ったので、ひとまず外に出た。ひとりの女の子が、頭の後ろに手を組んであっけらかんと言った。
    「結局、出なかったね」
     それを言うなって、と誰もが思ったことだろう。地味に気まずい雰囲気と苦笑いを連れて、またぞろぞろと車に乗る。
    「いたんだって、どっかに。霊感ある奴みつけて連れてくればよかった」
     発進させながら、車を用意してくれた男が言った。いるんだぜ知り合いに一人、と今更なことを添えて。
    「どこにぃ?」
     さっきの女が、また言った。

    『ここにいるよ』

     ぞくっ。
     すぐ耳のそばで、誰かにささやかれた。
     小さい声だった。だが、息を感じるほど近くで、後ろからとも横からともわからない声だった。今日来ている誰の声でもない、子どもの声だ。
     背筋が凍った。あまりに小さい声で、自分しか気づいていないだろうと思った。ビビったのを気づかれたくなくて、そっと探るように他の連中を見回した。

     みんな、血の気の引いた顔をして、目線を泳がせて絶句していた。

     ***

     ロウソク消してきます。
  • [875] mixiユーザー

    2013年08月15日 22:30

    >>[873]
    火星でデートというのも、なかなか出来ることでは……わーい(嬉しい顔)
    あっ、やっとわかった。すみません、そういう意味でしたか!


    >>[874] しちみ黒猫さん
    うひゃー。終わったと思って安心したら、っていうタイミングが抜群に怖い。
    距離があって、部屋の中でみんなが目撃するよりも、はるかに恐ろしい。
    そしてまた、子どもの無邪気な声であることが、よけいにぞっとしますね。
  • [876] mixiユーザー

    2013年08月15日 22:31


     おなまえは?

     4歳になる息子が友達と一緒に、近くの山へ虫取りに行った。
     友達のおじいちゃんが山にくわしくて、案内してくれたらしい。年寄りと子どもの足だから、ごく近所のやぶをうろうろしただけなのだろうけど、息子にとっては大冒険だったみたいで。晩ご飯のときも、その話を繰り返していた。戦利品の小さなカブトムシは、スイカの皮と一緒に現在リビングに展示してある。
     晩ご飯の片付けを手伝い終わると、息子はクレヨンと画用紙を引っ張り出して、今日の絵を描きはじめた。友達と一緒に林の中で虫取りをしている絵だ。大小様々に描かれた数名の人物と、ばかでかいカブトムシ、牢獄の格子のような樹木といったダイナミックな構図が、微笑ましい。
    「あら、上手ねぇ。これ、だれ?」
    「ゆうくん」
     裕太。自分自身のことだ。今日は青いシャツを着ていった。でたらめに生えた手足とカカシのような顔立ちのほか、青い胴体だけがそれを見分けるシンボルになっている。
    「じゃあ、これは?」
    「なおくん」
     幼稚園の親友らしい。なおくんのおじいちゃんが、今回のエスコート役。
    「こっちは、誰かな?」
    「えーとね……」
     もじもじしている息子に、赤いリボンとピンクの胴体で大きく描かれた人体を指差してさらに問いつめる。
    「誰かなぁ、これ。おかあさんに教えてくれる?」
    「……ななみちゃん」
     やだこの子ったら、いっちょまえに赤くなってる。
    「ななみちゃんと一緒だったんだ。良かったねぇ」
    「うん。えへへへ」
    「あと、こっちは?」
     肌色のクレヨンだけで小さく描かれている人物が、端のほうにいる。
    「なおくんのおじいちゃん」
    「ああ」
    「かみのけ、ないんだよ」
    「あははは」
     髪の毛がない、というだけで、息子のイメージの中では全裸にされたらしい。可哀想に。
    「それじゃ、こっちは?」
     もう一人、黒いクレヨンで描かれた人物がいる。
    「わかんない」
    「え? お友達じゃないの?」
    「おともだちだよ」
     聞いていた話だと、息子を含めて幼稚園の仲良し三人だけで行ったはずだった。
    「よその子?」
    「ずっといっしょ」
    「お名前、わからないの?」
    「……うん」
     息子は、ぽん、とクレヨンを放り出した。絵は、それで完成らしい。
     それから、部屋の白い壁のほうへ目をやった。どこかに飾ろうというのだろうか。そういうのは、ちょっと勘弁してほしい。
     だが息子は、その壁に向かってこう言ったのだ。

    「ねえ、おなまえは?」

     私は、思わず息子を後ろから抱きしめ、その目を手で覆った。
     そして壁をじっと睨んでみたが、私には何も見えなかった。


     ***

     ロウソク消してきます。
  • [877] mixiユーザー

    2013年08月15日 22:36

    >>[875]

    ダイモスとフォボスなんて、ちっちゃすぎて夜空を飾るほどのものじゃないですって(笑)。
    これが木星だったら、魂どんだけ分裂しろってですか(笑)。

    でもそういうツッコミなら、どっちかというと大好物です。
    ありがとーございますー。

    二作目、ちょっとリアルで怖い話だと、積雪でつぶれた家ってたまに山奥をドライブしてると見かけるんですよ。たいがい、二階が見事なつぶれ方してまして。。。
  • [878] mixiユーザー

    2013年08月15日 22:46

    >>[876]
    巨大な影?
    具体的な描写がないだけに、いろいろ想像させられます。
    子どもだけに見える世界があるというのは、ほほえましい話にも、こわい話にも通用しますね。
    て、ことは、おじいちゃんは大人だから見えなかった、というわけかぁ……。

    >>[877] しちみ黒猫さん
    実は、本物の大ボケなんですよ。
    本当にコメント1行目を書きおわろうと言うときに、気がついた。
    この、チャラ子の感覚をそのまま感じるようで、ちょっと生理的な怖さでしたね。
    ああっ、そうなのかって。
  • [879] mixiユーザー

    2013年08月15日 22:47

    (シチュエーション限定企画「あの日、僕たちは学校で。」より転載)

      あの夜、僕たちは学校で…… (前半)


     ミッキ、ぽんぽん、ユキちゃん、そして僕。
     小学校が終わってから僕たちは、放課後の校内にこっそり隠れて日が暮れるのを待った。ミッキが言い出したことだ。お化けを探そう、と。
     チビで眼鏡のミッキは、そういう本当か嘘かわからない話をよく知っている。僕たちはその話に夢中になって、つい、乗ってしまったのだ。本当のことを言うと、僕はユキちゃんも一緒だから行くのだ。お化けなんか出るわけがない、そっちには興味がない、そのときの僕はそう思っていた。
    「じゃあ、まず最初は、音楽室な。ベートーベンの絵の目が光ってそこらを飛び回るんだ」とミッキ。
    「そりゃすごい」とぽんぽん。「うちに置いてないベートーベンの絵が音楽室にあったら、たぶん俺びっくりする」
     ミッキが太ったぽんぽんの腹に張り手をかました。ぽんぽんの腹はゼリーのように揺れた。夜の音楽室には、特にこれといって変わったことはなかった。
    「次、理科実験室な」とミッキ。
    「人体模型が全力疾走してるとか?」とぽんぽん。
    「……じ、人体模型が、ええと……うんこしてる」
     ぽんぽんと僕は爆笑した。ユキちゃんも、あはははと笑っていた。
    「あとは、アレかな」ミッキはちょっときまり悪そうにしながら、でもくじけずに言った。「名前を呼ぶ幽霊」
     ふっ、と、僕たちの笑いが途絶えた。
     その話は学校でもちょっと有名で、その幽霊を見たとか会ったとか言っている奴は他にもいた。名前を呼ばれたという奴も。夜の学校で、誰かに名前を呼ばれるらしい。それに返事をすると、あっちの世界に連れて行かれるらしい。だから、絶対に返事をしてはいけないんだ。
    「見た奴らの話だと、それは懐中電灯を持った小学生の姿をしているらしいぜ」とミッキは調子に乗る。「だから、ぱっと見、わからないのさ。こちらに懐中電灯を向けているから、相手の顔も見えない。それで、名前を呼ばれて、答えてしまうと……」
     そういう噂を、僕たちは実はみんな知っていた。だから、僕たちは懐中電灯を持ってきていない。お互いを、名前を呼ぶ幽霊と間違えないための作戦だ。この作戦は、ぽんぽんが思いついた。うまい作戦だと、ここに来る前は僕も思った。
    「やめてぇっ!」
     急に叫んだのは、ユキちゃんだった。真っ暗な校内でずいぶん平気そうだし、あわよくば抱きついて来たりしないかと僕は期待していたんだけどそんなこともぜんぜんなくて、ミッキの阿呆なギャグにも高笑いしていたのに、このタイミングで悲鳴。やっぱり怖かったのか。僕は、声をかけた。
    「どうしたの、ユキちゃん?」
    「あの……あの、私、見たことあるの」
    「マジで!? 返事した?」
     ユキちゃんは首を横に振った。そりゃあ、そうか。
    「……本当に、出るんだ」
     ぼそっと、ぽんぽんが言った。ミッキの顔がひきつった。
    「あの、もう帰ろうか」
     ミッキが、震える声で半笑いで言った。たぶん、一番の恐がりだ。ユキちゃんもうなずいた。だから僕も「そうだね、帰った方が良いと思う」と言った。それからこっそりとユキちゃんに「僕がいるから大丈夫」と言った。
     その時、ぽんぽんが渡り廊下を挟んだ反対側の校舎を指差した。
    「見ろ、あれ!」
     見えた。
     そこには、ひとつの明かりが動いていた。懐中電灯のような明かりだ。それが、こっちを照らしたのだ。
  • [880] mixiユーザー

    2013年08月15日 22:48

    (シチュエーション限定企画「あの日、僕たちは学校で。」より転載)

      あの夜、僕たちは学校で…… (後半)

    「うわあああああ!」
     僕たちは、ばらばらになって駆け出した。少しでも、その光から逃げるように。僕はとっさにユキちゃんの手を握り、一緒に走った。僕もみんなも驚いて慌てていたので、僕たちはミッキやぽんぽんとは逆に走ってしまった。
     廊下を曲がって飛び出したら、渡り廊下の先に明かりが見えた。急ブレーキ、全力で引き返す。すると今度は、引き返す先のほうにも懐中電灯の明かりが小さく見えた。
    「こっちだ!」
     僕はすぐ目の前に用具置き場があるのを見つけて、とっさにユキちゃんと一緒に中に入って、扉を閉めた。狭くて真っ暗な用具置き場の中で、僕はユキちゃんと体をくっつけあっておさまり、息をひそめた。正直、あの明かりが幽霊なのか懐中電灯を持っただけの誰かなのかは、もうどうでもよかった。というか、幽霊なんかいるわけがない。こうして正体不明の何者かとかくれんぼをしながら、ユキちゃんと一緒にいられるだけでドキドキしてなんだか楽しかった。
     廊下のほうでは足音が聞こえてきていた。誰かが近づいてきているのだ。用具置き場の扉のわずかな隙間から、外で明かりが動いているのもわかる。僕の緊張が頂点になる。
    「……くん、どこ……」
     なにか聞こえた。
    「……おくん……」
     ささやくような声だ。
    「……ねえ、どこなの……」
     近づいてくる。
    「さだおくん」
     はっきり聞こえた。
     僕の名前だった。
     息が詰まった。
     背中にすごい汗が流れた。
    「どこにいるの」
     声は、扉のすぐ外を通って行った。懐中電灯の明かりも、それと一緒に移動していった。足音も、それと一緒に通っていく。
     女の子の声だ。少しかすれるような声だ。足音は、学校の上履きの音だ。
     返事をしてはいけない。僕は、両手で口をふさいだ。息もつめた。目をぎゅっとつむって、声と足音が通り過ぎていくのを、ただじっと待った。
     僕が怖いのをずっと我慢して声を殺していると、それはついに遠くに行ってしまった。僕の心臓がばくばくしていた。顔じゅう、体じゅう、汗びっしょりになっていた。
     ところが、それで終わりではなかった。今度は反対側から、別の足音が近寄ってきたのだ。ずっと速く近づいてくる。
     一度安心してしまった僕のひざは、すぐに力が入らなくて。思わずよろけた。用具置き場に立てかけてある何かにつかまり、がたん、と大きな音をたててしまったのだ。
     懐中電灯の明かりはさっきより強い。足音も速い。通り過ぎてくれ。そう祈ったけれど、祈りは届かなかった。足音は用具入れの前で止まり、そして、扉に手がかかったのがわかった。内側からおさえようとしたけど、その間もなく、無理矢理、開けられてしまった。懐中電灯の明かりが顔に当たった。まぶしくて、目をつむった。
    「なにやってんだ、お前?」
     大人の男性の声。当直の、吉田先生だった。

     あとで聞いた話なんだけど。
     ミッキとぽんぽんは、すぐに先生に見つかってつかまったらしい。反対校舎の懐中電灯の明かりは、吉田先生だった。
     僕は用具置き場の中に隠れているところを、吉田先生に見つかって。そしてユキちゃんは、屋上に出る階段の踊り場で一人で泣いているのを、最後に発見された。用具入れの前を通ったのは、携帯電話のカメラライトを懐中電灯代わりに使っていたユキちゃんだった、らしい。
     用具置き場を吉田先生に開けられた時、僕は、一人だけだった。


     あれって、誰だったんだろう。


     おわり

     ***

    ロウソク消してきまーす。
  • [881] mixiユーザー

    2013年08月15日 22:53

    >>[878]

    ってか、ボケだったんですか!ツッコミではなく(笑)。
    自動的にそっちが出て来たことに、むしろ感動をおぼえます。
    ビバ、SF脳!

    おじいちゃんにも見えてたら、それはそれで……お、お迎え!?!?
    怖いですって(笑)
  • [882] mixiユーザー

    2013年08月15日 23:45

    と、いうわけで。
    私の作品は、もー出ないんで(^^;。
    一足お先にフィナーレ参加として、まとめ感想いかせていただきます。

    かーるさん。大企画の舵取り、お疲れさまでした。
    稲川淳二に語らせたくなるような作風は、ただ文字を追いかけて読むのではなくて脳内でアレに音声変換すると、また一段と味わい深いことになってました。そんな中、「やめてください」は異色作。印象に残りました。

    りらんさんの作品って、挿絵が欲しくなりますよねー。まさに絵本形式で体裁を整えると、すごい入り込めるんじゃないかと。
    自浄センターは、雰囲気が違いましたね。作風の広さを改めて再認識させていただきました。

    花さんも、かなりの数を投稿されていましたね。それも、良いタイミングで。なにげに良い流れを作っていただいてたんで、登場を心待ちにしてました。
    複雑な仕掛けを読み解くとゾクッと来る真相が見えてくる、その絶妙の難易度設定が気持ちよかったです。

    へくとぱすかるさんの、なんと言ってもホームズネタは秀逸!あれは惚れました。あと、クレセント(笑)。にじみ出る知略がお見事でした。

    えくせるさん、ビキニ女子が怖い(<饅頭か!)

    天蓬元帥さんって、仕掛けの凝り方が、花さんの作品と読み比べると面白そうだと、今回はじめから読み直しをしていたら気づきました。あと「マネキン」とかインパクト抜群で、今ならタイトルだけ聞けば一発で思い出せますよ。

    ユウさんの作品は、繰り広げられるヴィジュアルイメージが圧倒的でした。これ、気合いで朗読したら凄いだろうなぁと。なにげにドロドロしてて、内容の濃さはあなどれません。

    文流さんの作品は、放課後企画とかぶってるあたり、なんか親近感が(笑)。私のはほんのいまさっき、最後と思って転載作業を完了しました。
    幽霊よりも妖怪変化のたぐいが、生き生きと活躍されてましたね。

    さほさんの作品も、字面だけふわふわっと追いかけていては掘り下げられない、深い領域があることがわかりました。主人公視点からの心象描写、作中に入り込むと見えて来る風景が、印象的でした。コン活がお気に入りです。

    トベルトさん。昔話形式でちゃんと仕上げられたのって、飛べるとさんだけじゃなかったでしたっけ。怪談っていうと、本来こういうイメージですよね。

    otoyaさんの心霊スポット系、いまどき怪談じゃ定番のはずが、なぜかここの企画ではかなり貴重だったり(笑)。みんな凝り過ぎひねりすぎで、基本を忘れがちだったんじゃないかと思い出させてくれる作品でしたね(<私もだ)。

    葉月たまのさんは、一番怖いのは人間だブームの真っ最中にデビューされてましたね。

    参加表明のオオトリは、しんぐーさん。ついこの前の作品だけに、まだ記憶に新しいです。

    なーんて言ってたら、さらに真城 灯火さんが登場。ここ来て仲間が増えるとは、嬉しかったです。


    と、これで見落としはないかな?
    自信ありません(^^;。全部目を通しているつもりですが、読み落としもあったと思いますし、感想コメントできなかった作品もありました。申し訳ないのですが、よく覚えてないお話もあって、何度かログを読み返したりしました。入退会も複雑なことになったり、一時凍結事件もあったりと、山あり谷ありの企画でしたが。かつてない大盛り上がり、興奮しました。

    皆様への参加お礼宣言は、不躾ながら私からはひかえさせていただきます。
    もちろん、その役割はかーるさんにおまかせしますんで!(^^)
    まだ三日あります。かーるさんが、まだ何かたくらんでるみたいなんで。どういうことになるか、楽しみにお待ちしています。
  • [883] mixiユーザー

    2013年08月16日 13:11

    は、はううう!
    C.トベルトさんのお名前だけ、えらいことに(滝汗)
    申し訳ありませんでしたーっ!
  • [884] mixiユーザー

    2013年08月17日 22:45

    さて、現在の時刻が、8月17日の22時45分ちょっと前。
    作品の〆切まで、あと25時間15分となりました。

    さて、もうございませんか?
    花さんからの挙手は確認しておりますが、他の方、もうありませんか?
    多分来年はやりませんから、出すなら今のうちですよ?


    あ、っと。それと。
    ロウソクの消し忘れはありませんか?

    もし作品をアップされてるのに、ロウソクを消し忘れてる人がいらっしゃいましたら、
    このあと急いでろうそくを消しておいてくださいまし。

    その時は必ず、
    『ロウソク消してきました』
    と宣言をお忘れなく。


    んでは、最終日間近。
    次は明日の23時に、お会いいたしましょう(^_^)
  • [885] mixiユーザー

    2013年08月17日 22:52

    駆け込み乗車失礼いたします。
    これで私の投稿も最後になります。多分笑
    久しぶりにきてみたらたくさんお話が増えていてびっくりしました。
    これから皆さんの作品を読ませていただきますね。

    『エレベーター』
    http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1909784450&owner_id=60487437

    『日記』
    http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1909809876&owner_id=60487437

    『タイムカプセル』
    http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1906450118&owner_id=60487437


    ロウソク消してきます!
  • [886] mixiユーザー

    2013年08月17日 23:51

    >>[885]

    これは、すごい。
    何を書いてもネタバレになりそうで、感想らしい感想が書けなくなってんですけど。
    ひとつだけ。一本目も怖さ抜群なのに、二本目、三本目と進むにつれて怖さが増していくのが、あまりにも見事でした。
  • [887] mixiユーザー

    2013年08月17日 23:59

    >>[885]
    『エレベーター』
    よくあるテーマなのですが、単に場所としてエレベータを選んでいるために、
    マンネリに陥っていないのがさすがだと思いました。
    誰しも知らぬ人と乗り込む箱という密室の怖さを思い知らされました。

    『日記』
    「ふたりも」とは、どういう意味なのか。
    象徴的に私自身を(人格を)殺したという意味なのでしょうか。
    しだいに追いつめられるサスペンスが怖いですが、
    ひらがなで書かれた手紙のラストが、何とも言えない人間らしさの余韻を感じさせます。

    『タイムカプセル』
    もっとも気に入りました。私の得意技の範囲だからでしょうか(笑)。
    タイムループと言うアイディアはよくありますが、それをこういう恐怖に転化した点がすばらしい。
    そして決して許されることがない繰り返しというのが、実にぼくらの存在をえぐっているようです。
    白昼の話ですが、永遠の静寂を感じます。
    物音もなく、二人だけが世界で同じ時間を繰り返すシーンが目に浮かぶようでした。
  • [888] mixiユーザー

    2013年08月18日 00:14

    >>[885]
    ようこそおかえりなさいませ、そして乗車に間に合いましたね、お疲れ様です(^_^)

    というわけで、三篇読ませてもらいました。
    個人的には 『エレベーター』の不条理さが一番怖かったですね。
    『日記』や『タイムカプセル』のような容赦のなさは少ないですけど、一番怪談らしくて好きです(^_^)
  • [889] mixiユーザー

    2013年08月18日 15:48

    >>[885]

    毎回簡素なコメで申し訳ありません。
    全部恐かったのですが、
    「エレベーター」
    「タイムカプセル」
    「日記」
    の順で恐かったです。
  • [890] mixiユーザー

    2013年08月18日 18:12

    はーい、あと数時間で〆切となります『百物語』ですが、
    現時点でコミュを抜けられた方、もしくはmixiを退会された方の作品を除いた作品リストを作成しました。
    念のためご確認頂き、抜けてる作品があれば教えて下さいまし(^_^)

    なお、連続してアップされた前後編の作品は、前編のみリストに書き込んでいます。
    単に作業の利便性アップのためという、私の都合からです(^_^;)


    1〜10

    >>[11] りらん@おひさまの森さん おわりのはじまり
    >>[16] かーるさん 背後
    >>[21] 葉月たまのさん 恐怖の味噌汁
    >>[29] りらん@おひさまの森さん どこかなあ
    >>[52] しちみ黒猫さん コンビニ 1
    >>[53] しちみ黒猫さん コンビニ 2
    >>[54] しちみ黒猫さん コンビニ 3
    >>[56] しちみ黒猫さん コンビニ 4
    >>[57] しちみ黒猫さん コンビニ 5
    >>[58] しちみ黒猫さん コンビニ 6

    11〜20

    >>[59] しちみ黒猫さん コンビニ 7
    >>[60] しちみ黒猫さん コンビニ 8
    >>[61] しちみ黒猫さん コンビニ 9
    >>[62] しちみ黒猫さん コンビニ 10
    >>[63] しちみ黒猫さん コンビニ 11
    >>[64] しちみ黒猫さん コンビニ 12
    >>[67] しちみ黒猫さん 映画館
    >>[69] しちみ黒猫さん 自殺の名所
    >>[70] しちみ黒猫さん 箱ティッシュ
    >>[71] しちみ黒猫さん 巫女

    21〜30

    >>[72] しちみ黒猫さん 戸棚
    >>[73] しちみ黒猫さん 一眼レフカメラ
    >>[74] しちみ黒猫さん 砂場
    >>[75] しちみ黒猫さん ホラーハウス
    >>[87] 花さん 肝試し
    >>[100] 花さん 夏の日
    >>[102] かーるさん ホームにて
    >>[106] へくとぱすかるさん 罪に問われぬ殺人
    >>[113] かーるさん 携帯電話��
    >>[118] しちみ黒猫さん 音

    31〜40

    >>[128] えくせるさん すいか割り
    >>[132] かーるさん 携帯電話��
    >>[135] 天蓬元帥さん お盆
    >>[138] かーるさん 携帯電話��
    >>[139] しちみ黒猫さん 死ね死ねメール
    >>[153] かーるさん 携帯電話��
    >>[159] 花さん カゲロウ
    >>[166] ユウさん 夢の中の出来事
    >>[183] 花さん まとも
    >>[190] かーるさん 携帯電話��

    41〜50

    >>[193] 天蓬元帥さん マネキン
    >>[200] かーるさん とある学校にて
    >>[203] 文流さん ロッカー
    >>[212] りらん@おひさまの森さん 登山道入り口
    >>[232] かーるさん 交差点��
    >>[237] 天蓬元帥さん 霊安室
    >>[250] へくとぱすかるさん (無題)
    >>[252] ユウさん 風の通り道と雪の使者
    >>[253] さほさん みなも(2)
    >>[272] さほさん 雨の裏側

    51〜60

    >>[276] えくせるさん 瞳に映るもの
    >>[285] C・トベルトさん 小話子離し子は無し
    >>[301] さほさん ホタル
    >>[308] へくとぱすかるさん (無題)
    >>[335] かーるさん 2 Late
    >>[338] さほさん コン活
    >>[346] かーるさん 屋根裏の散歩者
    >>[358] C・トベルトさん 見えない二人
    >>[377] otoyaさん 夜の砂浜
    >>[385] りらん@おひさまの森さん 自浄センター

    61〜70

    しちみ黒猫さん 窓
    >>[172] (第一話)
    >>[189] (第二話)
    >>[218] (第三話)
    >>[244] (第四話)
    >>[266] (第五話 完結)

    >>[388] さほさん 鏡
    >>[412] かーるさん コンビニ
    >>[413] かーるさん やめてください。
    >>[414] かーるさん ホラー川柳 3首
    >>[418] 天蓬元帥さん 影
    >>[423] 葉月たまのさん 悪魔と可愛い少女
    >>[433] 文流さん 溶ける
    >>[438] 文流さん ファミリーポートレイト/見せられません

    71〜80
    >>[451] へくとぱすかるさん 笹の葉はささやく
    >>[454] 文流さん 見せられません 2
    >>[458] えくせるさん ずっと一緒
    >>[460] 花さん 兄

    しちみ黒猫さん 窓2
    >>[402] (第一話)
    >>[425] (第二話)
    >>[456] (第三話)
    >>[468] (第四話)
    >>[490] (第五話 完結)

    >>[491] しちみ黒猫さん コンビニ 13
    >>[492] しちみ黒猫さん コンビニ 14
    >>[497] しちみ黒猫さん コンビニ 15
    >>[499] しちみ黒猫さん コンビニ 16
    >>[501] しちみ黒猫さん コンビニ 17

  • [892] mixiユーザー

    2013年08月18日 18:13

    81〜90

    >>[502] しちみ黒猫さん コンビニ 18
    >>[503] しちみ黒猫さん コンビニ 19
    >>[504] しちみ黒猫さん コンビニ 20
    >>[524] りらん@おひさまの森さん ろうそく
    >>[526] しちみ黒猫さん 臓器提供意思表示カード
    >>[533] かーるさん 上司から聞いた話
    >>[549] 文流さん うるさいお隣
    >>[549] 文流さん ガソリンスタンド
    >>[550] かーるさん ガソリンスタンド 異聞
    >>[574] さほさん かごめかごめ

    91〜100

    >>[592] さほさん 迷子
    >>[593] へくとぱすかるさん 学校のかいだん
    >>[629] さほさん お盆
    >>[631] さほさん 涼
    >>[658] さほさん 視線
    >>[659] しちみ黒猫さん 天井の顔
    >>[664] しちみ黒猫さん 古いアパート
    >>[666] さほさん 夜さり
    >>[670] さほさん 夜さり��
    >>[671] しちみ黒猫さん 手首


    というわけで、ここからはボーナストラック。

    101〜110

    >>[677] さほさん 熱帯夜
    >>[682] かーるさん とある古城にて
    >>[685] しちみ黒猫さん 通学路
    >>[707] しちみ黒猫さん 目
    >>[715] しちみ黒猫さん 蛍光灯
    >>[722] さほさん 祠
    >>[738] かーるさん ペストさん
    >>[740] しんぐーさん 違和感
    >>[745] 恋さん ハイル弘章
    >>[748] さほさん 蝉時雨

    111〜120

    >>[755] しちみ黒猫さん ひとみさん
    >>[763] かーるさん 子供のころに見えたもの
    >>[765] かーるさん 子供のころに見えたもの��
    >>[770] さほさん 美味
    >>[771] しちみ黒猫さん かっぱ
    >>[775] しちみ黒猫さん 眼科
    >>[777] しちみ黒猫さん 説教
    >>[778] しちみ黒猫さん 怪談一分線香
    >>[797] かーるさん 子供のころに見えたもの��
    >>[798] へくとぱすかるさん 無題

    121〜130

    >>[799] かーるさん 子供のころに見えたもの��
    >>[814] さほさん 見えるもの
    >>[816] しちみ黒猫さん 写真
    >>[817] しちみ黒猫さん 無題
    >>[820] 真城 灯火さん ヒトでなし
    >>[825] へくとぱすかるさん 思い出は部屋の中に
    >>[848] かーるさん 夢
    >>[856] 文流さん お菓子
    >>[862] さほさん 月下美人
    >>[873] しちみ黒猫さん 月夜

    131〜

    >>[874] しちみ黒猫さん 肝試し
    >>[876] しちみ黒猫さん おなまえは?
    >>[879] しちみ黒猫さん あの夜、僕たちは学校で……
    >>[885] 花さん エレベーター/日記/タイムカプセル

    >>[ ] かーるさん 最期の一本

    合計 137話となります。

    ラストの一本は本日〆切数分前にアップ致します。
    もしそこまでに追加したい人がいらしたら、是非に、ということで(^_^)













  • [893] mixiユーザー

    2013年08月18日 18:46

    お返事遅くなってしまってごめんなさい;;コメントありがとうございます!

    >>[886] しちみ黒猫さん
    コメントありがとうございます!
    しちみ黒猫さんに見事といっていただけて本当に嬉しいです。
    しちみ黒猫さんの新作、これからゆっくり読ませていただきますね。
    その前にかーるさんが作ってくださったリストで「コンビニ」をまた読ませていただこうかと思ってます笑
  • [894] mixiユーザー

    2013年08月18日 19:19

    結局蚯蚓を超えるホラーは書けなかった…(/ー ̄;)
    次回も一撃必殺ホラー目指して頑張りたいです。
  • [895] mixiユーザー

    2013年08月18日 19:22

    >>[887]
    わ、ご丁寧にひとつひとつのご感想を、ありがとうございます…!
    『エレベーター』
    まさに密室の恐怖を書きたかったんです。見知らぬ人と密室にいて、しかも逃げられないという状況であるエレベーターって怖いですよね。
    『日記』
    「ふたり」ということに注目されたことにはっとしました。
    ご解釈はおまかせします……といいたいのですが笑 一応私が書いたのは「姉」と「五島」の二人のことでした。物理的に「殺した二人」ですね。
    ですがへくとぱすかるさんにご指摘いただいて、そういう考え方もできるのだなと気づくことができました。ご指摘ありがとうございました!
    『タイムカプセル』
    気に入っていただけたようでよかったです^^最初はホラーにするつもりはなかったのですが、書いていくうちにどんどん怖い方向に。
    ですが、やはりループって、ホラーでなくても怖い感じがするんですよね。同じことを繰り返していることに気づく瞬間というのは、本当に背筋が凍る思いがするのでは、と思います。

    >>[888] かーるさん
    ただいまです^^かーるさんもリスト作成など、本当にお疲れさまです。
    「エレベーター」は一番怪談というのを意識して書いたので、一番怖く感じていただけたのならよかったです。
    やっぱり怪談といえばこの不条理さがいいですよね笑

    >>[889]天蓬元帥さん
    コメントありがとうございます!
    いえいえ、読んでいただけるだけで本当にありがたいです。
    「エレベーター」は一番怪談を意識して書き、「日記」はかなり趣味がはいって自由に書いたので、その順番でよかったです笑
  • [896] mixiユーザー

    2013年08月18日 20:37

    グランドフィナーレ
    『ロウソク消します』
    その1。


    ――午後9時。
    長かった『百物語』のすべてが終わり、参加メンバーもそれぞれの戻るべき場所へと立ち去ったあとの誰もいない部屋を、私は一人で見つめていた。

    長い怪談会だった。
    途中でさまざまな怪異もあった。
    ろうそくを消しに行ったまま行方不明になった者もいた。
    突然何かにとり憑かれたように突飛な行動をする者もいた。
    耐え切れず退室したものの、また戻ってきた者もいた。
    さっきまでそこに居たはずなのに、気づけば姿を消していた者もいた。

    しかし。
    それらの怪異ですら、繰り返す日常の瑣事の一つに過ぎないと言わんばかりに参加メンバーは自らの物語を熱く語り、他のメンバーの物語に一喜一憂し、そして祭りのような異様な盛り上がりのなか、
    一本、また一本と、離れた部屋に置かれていた祭壇のろうそくが消されていったのである。

    (続く)
  • [897] mixiユーザー

    2013年08月18日 21:46

    グランドフィナーレ
    『ロウソク消します』
    その2。

    「――そうだ、祭壇」
    ここまでのことを思い出していた私は、不意に祭壇を片付けるのを忘れていたことに気づき、時計に目を向ける。
    午後10時。あと2時間で8月18日も終わり、また新たな一週間が始まることになる。

    部屋から廊下に出る。
    先程までヒンヤリとした闇に支配されていた廊下も、全てが終わったせいだろうか、同じ闇でもやけに穏やかに感じる。
    「あれだけは自分で片付けないとな」
    私は自分に言い聞かせるようにつぶやき続けながら、携帯電話の明かりを頼りに、廊下の奥にある部屋へと向かった。

    午後10時5分。
    私は部屋の中に足を踏み入れる。
    暗幕で覆われたその部屋は未だ濃密な闇に支配されており、ただ一つ消えずに残っていた照明用の大きなろうそくの炎だけが、闇に虚しい抵抗を続けていた。

    「最期の一本、か」
    既に百話を遥か越えて語り終えた『百物語』であるはずなのに、祭壇には火の着いたろうそくが一本。
    これもまた、一つの怪異なのかも知れないな――などと考えながら、私はろうそくの火を頼りに片付けを進めていく。
    片隅に置いていたバケツを手に消された沢山のろうそくを一本一本拾い、その長さに語られた怪談を思い出しながらバケツに放り込んでいく。

    (続く)
  • [898] mixiユーザー

    2013年08月18日 22:46

    グランドフィナーレ
    『ロウソク消します』
    ラスト。

    午後11時00分。
    そして、消されたろうそく全てを取り除き、テーブルの上のロウを綺麗に拭き取った私は、
    改めて目の前に置かれた祭壇を見る。

    燭台のろうそくにぼんやりと照らされた高さ50cmほどの祭壇。
    そこに取り付けられた小さな扉が、
    まるで霊界とこちらを繋ぐ門のように、
    炎に併せて妖しく揺らめいている。

    その時。
    祭壇の扉ががたん、と微かに動いた。

    「――もう良いだろ、って?仕方ないな」

    私は薄く笑いながら、祭壇の扉に手をかける。

    「窮屈だったろ。ごめんな」

    私は心の底から詫びつつ、その両開きの扉をゆっくりと開いていく。
    扉の隙間からひんやりとしたそよ風が噴き出し、ろうそくの炎をゆらり、と揺らす。

    「百物語は上手くいった。誰もそのことに気づかなかったのも、ラッキーだったな」

    開かれた扉の奥。
    そこには、生首が置かれていた。

    美しいままの、彼女の生首が。

    「怪談で怪異を呼び、ろうそくを消しに来たみんなの生気を吸い、そして――」

    私はそこで、言葉を切る。
    彼女の眼が、ぱちん、と開かれる。

    まっすぐに、私を見ている。
    その漆黒の瞳で。

    私は生首の彼女を取り出して抱きしめたい衝動を抑えながら、ゆっくりと口を開いた。

    「百物語、愉しめたかい?」

    彼女は私に応えるように口許をニンマリと持ち上げると、

    狂ったように笑い出した。

    (百物語 終幕)

  • [899] mixiユーザー

    2013年08月18日 22:49

    ……という訳で。
    あー、終わった終わった(笑)

    すんません。
    明日早いので、『百物語』をさっさと幕引いちゃいました(^_^;)

    では、このあとは別会場での座談会、ということで。
    まだ感想を書かれてない方、是非感想を書いていってくださいまし♪
  • [900] mixiユーザー

    2013年08月18日 22:54

    >>[898]

    パチパチパチ、すばらしいフィナーレでした、お疲れご苦労様です(^o^)b
  • [901] mixiユーザー

    2013年08月18日 22:56

    >>[900]
    いやはや、どもども(^_^)

    ま、ほれ、ビールでも(笑)
  • [902] mixiユーザー

    2013年08月18日 22:57

    息でなく拳圧で何本か消したんですけど、大丈夫だったんかな(^^;
  • [903] mixiユーザー

    2013年08月18日 23:07

    >>[902]
    ああ、祭壇の扉は結界で守られてましたんで、物理攻撃も無効化されてます(笑)

    ま、ほれ、ポテチでも(笑)
  • [904] mixiユーザー

    2013年08月19日 00:06

    あー、夜も更けてまいりましたが、それでは。。。ビール
    お子ちゃまは、早く寝ましょうね。

    早く寝ないと、怖い話が始まるよ(わーい(嬉しい顔)×2)
  • [905] mixiユーザー

    2013年08月19日 00:08

    日付またいだ。

    皆様、お疲れ様でしたー。
  • [906] mixiユーザー

    2013年08月19日 01:53

    >>[904]
    もう始めません(笑)
    ちなみに私は暑さで目が覚めただけで、ここ、怖くて目が覚めたわけじゃないんだからねっ!
  • [907] mixiユーザー

    2013年08月19日 02:03

    >>[905]
    どもでっす、お疲れ様でした〜ヽ(=´▽`=)ノ

    っと、枝豆もらいまーす。
  • [908] mixiユーザー

    2013年08月20日 05:37

    >>[882]

    素敵な御言葉ありがとうございます(*^^*)
    かーるさんにはっぱかけられての
    途中参加でしたが楽しかったです
    またよろしくお願いします
  • [909] mixiユーザー

    2013年08月20日 06:44

    いおりんです。
    いおりんのくせに、書き込みに来ました。
    書く書く詐欺で締切日になってしまいましたが、読むほうはぼちぼち読ませていただきにまた参りますね。

    みなさまお疲れさまでした<(_ _)>
  • [910] mixiユーザー

    2013年08月20日 08:07

    >>[908]
    ほんと、さほさんの終盤の頑張りには頭が上がりませんでした(^_^)
    最期まで尻すぼみにならなかったのもさほさんのおかげです(^_^)

    というわけで、あたりめ食べます?(笑)
  • [911] mixiユーザー

    2013年08月20日 08:09

    >>[909]
    おうおう、ようこそようこそ(^_^)
    ま、ほれ、抹茶アイスでも食べて、ゆっくりしてってくださいましな(^_^)
    ちなみにここもコメント上限は1000。
    あと90コメントはできますんで、そらもうゆっくりとしてってください(笑)
  • [912] mixiユーザー

    2013年08月21日 07:50

    >>[910]

    食べる食べる〜(*≧∀≦*)

    なんだか…餌付けされてるような…
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