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開催終了《3月の月ヶ瀬まなぶ学習会案内》

詳細

2017年04月26日 23:44 更新

精神疾患と共に歩む
と き 3月8日(水)19:00〜
場 所 月ヶ瀬公民館 2階 研修室
参加費 100円 
報告者 Aさん(NPO代表)

Aさんと知り合ったのは2年ほど前かと思う。見た目は華奢だが、三重県職員の紹介で、僕たちが炭焼きをしているところへ伊賀市から自転車で見学に来られた。樹木に詳しいようで、森林関連のNPOを立ち上げられて代表をされている。「芯のある人」「活力のある人」という印象を持っていた。
薪割りや炭焼き、イベントやシェアハウスの運営をしている“月ヶ瀬みらい”の活動を共にするうち、Aさんは精神的疾患を持っておられると知る。ある時、コミュニケーションの取りにくい関係者を責めたところ、その場に居合わせたAさんに「人の持ち合わせる能力の違いで弱者を責めることは間違いだ」と正された。ボランティアと言えど競争にさらされ、上ばかり見て目的を見失っていた自分を戒めた。
知識としては持ち合わせている〇〇症候群などの精神疾患だが、患者の方は実生活で何を感じておられるのだろう?と思ったことが、今回の企画となった。同じ社会で暮らしながら、異なる目線で捉え、順応する対処をしている体験から学ぶことは多いのではないか?

コメント(1)

  • [1] mixiユーザー

    2017年04月26日 23:40

    第52回学習会報告
    今回は精神疾患を持つご本人の話とあって、インターネットなど不特定多数への案内を差し控えた。それでも参加者が10名を超えたのは、精神疾患を持つ者がごく身近にいるようになった現代の社会的な関心の高さかも知れない。
    話をしてくれたAさんは、私も所属する“月ヶ瀬みらい”の一員で、自ら立ち上げた森林保護を目的としたNPOの代表であり、この筋の有益な研修などの情報を提供してくれている。伊賀市に住み、ご自身の専門性にも関わる炭焼きや薪割り作業の手伝いに来てくれている方である。
    初めて会ったのは2年ほど前の炭焼きだったと思う。私よりやや年上と思しき年ごろで、知人の紹介で競技用自転車に乗って来られた。行動からは活発そうに見える反面、口調や表情からは繊細な印象を持った。
    学習会では、「医学的・科学的な専門家としての話ではなく、当事者としての話をする」と前置きし、子供の頃からいじめられていた状況や家族の障害について話された。「病」と診断されたのは院生の頃。研究にのめり込み大学院へ進むが、教授が招聘した人物が「自己愛性人格障害」を持っていた。その障害は、自分の存在を脅かす人が居ると、その人を陥れるためにあらゆる手段で攻撃する。その人に付いて来た大学院生の女性も同じ障害を持ち、Aさんは妬む二人から攻撃された。ある日、研究室の実験設備が散らかっている様子を見て、二人は「“流し雛”が、最後はごみになる」ことに寓意を込めて、Aさんに「汚いね。」と言った。Aさんは25歳にして初めて、人が2通りのしゃべり方をする、意味を込めて当てつけのようにしゃべることに気が付いたと言う。それからというもの人の話を二重の意味に取ってしまい、聞こえてくる会話ですら聞いているのが辛く、Aさんは研究室に居られなくなり、他の大学へ里子に出される頃、「統合失調症」と診断され入院した。
    Aさんは現在、別段不自由なく人とコミュニケーションを取ることができるし「普通」に生活している。彼女がそうなれたのは「自覚したこと」だと言う。以前は精神外来を受診しても医者は病名を告知しなかった。統合失調症は「人格の死」とも言われており、本人が衝撃を受けてしまうからだ。しかし病名を知らないと薬を飲む理由がわからず、勝手に服用を止めてしまうそうだ。
    終盤、参加者の反応は二分したように思う。「誰でも大なり小なり障害があると思う」とAさんが言うように、自分事として考えられる人。「何でもできるあなたにはわかりにくい」と言われた私も含め、身近に精神疾患を持つ者がいても、感じられない・思いやれない人。私自身に社会性の欠如があるようにも感じた。「私は空気が読めないが、圧力は感じる。空気で伝えようとするのはいじめでしかない」⇔「そんなこと、言わなくてもわかるでしょう?」これが、二分された参加者の感覚の境目かも知れないと感じた。   (西浦武男)
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