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開催終了《12月の月ヶ瀬まなぶ学習会案内》

詳細

2017年04月26日 23:37 更新

フィンランド旅行見聞記
と き 12月14日(水)19:00〜
場 所 月ヶ瀬公民館2階 研修室
参加費 100円 
報告者 遠嶽明子 さん(月ヶ瀬地域おこし協力隊)

フィンランドは、隣国スウェーデンと並び高負担高福祉の国として有名だ。1980年代以前はイメージどおり林業と農業の国、以後はNokiaやLinuxが世界的IT企業として成長してきた。人口は533万人、密度は16人/k�屐6ο孫饑�の議会制民主主義で、6〜12ヶ月の徴兵制を実施している(対象は18歳以上の男子。女子は志願制)。ちなみにエホバの証人という宗教団体は免除されているそうだ。100人あたりの小型武器所有率は世界第3位。なぜか汚職が少ないらしいが、各種統計の「幸福度」で上位に入ることが影響しているのだろうか?・・・などなど、フィンランドの森林に覆われた大地の空想に耽ると、ムーミンとサンタクロースがいる国というのも頷ける気がする。
そんなフィンランドに昨年10月、今回話をしてくれる遠嶽(とおたけ)さんが3泊5日で行ってきた。まだ20代の遠嶽さんは、安定している市役所職員を辞め、総務省の事業である「地域おこし協力隊」に応募して今年から月ヶ瀬に勤務している。
なぜフィンランドだったのか?なぜ「地域おこし協力隊」なのか?
ここ数回、公民館の閉館時間の都合で話が深まり始めた頃にお開きとなってしまう「月ヶ瀬まなぶ学習会」であるが、一先ずは日本とは全く異なる国の話を聞いてみたい。

コメント(1)

  • [1] mixiユーザー

    2017年04月26日 23:38

    第51回学習会報告
    報告者・遠嶽(とおたけ)明子さんは、2016年1月に月ヶ瀬地域おこし協力隊に着任。月ヶ瀬地域活性化協議会に携わり、地域資源を活かしたツアーの企画運営を行っているので、ご存じの方も多いだろう。聞けば、安定した公務員という職を捨て、単身、月ヶ瀬に来たとか。「それは何故?」私がまず興味をもったのはその経歴だ。
    遠嶽さんの出身は、大阪府枚方市。平成元年生まれで、趣味は書道・山歩き・自然観察・旅。大学では森林の多面的機能の研究の傍ら、森林保全活用ボランティアもしていたそうだ。卒業後は、「森林に関わる仕事がしたい」と某市の職員となり、公園緑地管理や都市緑化計画に関わるが、市役所のルール・制約のなかでの仕事では「自分らしく自分を活かす仕事ができないのではないか」とモヤモヤした日々を送っていたと言う。そんななか、旅を通して地方暮らしへの憧れが募り、「都市と地方の関わりを作る活動がしたい」との思いから、梅林や伝統工芸などの地域資源が豊富な月ヶ瀬で、地域おこし協力隊としての生活をスタートさせた。
    もうひとつ興味を持ったのは、「なぜフィンランドに魅せられたのか?」だ。遠嶽さんは、開発事業者の価値観に左右される日本の都市緑化・都市景観に違和感を持っていたと言う。そんななか、映画「かもめ食堂」と、そこに出演していた片桐はいりの著書『わたしのマトカ』に出会い、北欧のまちづくりへの興味とフィンランドの暮らしへの憧れが生まれたそうだ。フィンランドは「世界トップクラスの教育」「競争させるより学ぶことの意味を理解させる」「子どもの自主性に任せる」「脱落者を出さない少人数学級」というから、それだけでもかなり興味深い。また、高負担・高福祉の国だが、「それだけの税金を払っているのだから」と国民の政治への関心は高く、好循環になっているそうだ。翻って、日本はどうだろうか。
    さて2016年10月、遠嶽さんは念願叶ってフィンランドへ。世界的に有名なブランド「Marimekko」の話や国立公園でのプチ迷子の話など、多くのエピソードをお話いただいたが、そのなかで印象的な話をひとつだけ紹介したい。フィンランドの街並みと調和した建築や至る所にある公園は、「フィンランド近代建築の父」アルヴァ・アールトの「ドアノブから都市まで」という全体を見据えた総合的な設計や、フィンランド国民の自然を大切にする価値観の影響があるという。街ごとにコンセプトや大きな計画があり、みんながそれに合わせて建築していくため統一感があるそうだ。日本では、都市計画は行政の仕事で、建築家や開発業者は「最低限こんな色はやめて」「高さは○mまで」などの規制の範囲内で自由に設計するため、その区画のことしか考えていないバラバラの街並みになってしまうようだ。
    今回は質問もたくさん出され、なかには「月ヶ瀬に活かせることは?」という鋭い問いも。それには、「日本は効率主義・経済重視。芸術など、そうではないところに重きを置くという考え方を、自分のなかで大事にしていきたい」と語られた。「またフィンランドに行きたい?」の声に「行きます」と即答した遠嶽さん。その際にはぜひ再び、話を聞かせていただきたい。世界一不味い飴と言われるフィンランド名菓「サルミアッキ」も味わってみたいところだ。      (佐野万里子)
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