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開催終了満員 4/16月pm7村上 春樹 「風の歌を聴け」選定・司会:ロイヤーさん

詳細

2012年04月09日 17:45 更新

満員になりました。
キャンセル待ちは、コメントのみ書き込むで コメント欄に表明をお願いします

時間 : 19:00〜 (21:00終了予定)定刻にお出で願います。恐れ入りますが、開始10分前以前のご到着はご遠慮ください。
課題図書:村上 春樹 「風の歌を聴け」 (講談社文庫など)
選定・司会:ロイヤーさん
参加費: 1000円 (軽食付き。内容はお任せ願います)
定員:8名

会場: 千代田区平河町2-2-5カフェバーKIYONO 電話5212-4146
地図:googleマップで「カフェバーきよの」で検索
http://bit.ly/p15SIR
問い合わせ :03-5212-4146(清野) または JONYあてメールで


※ なお、ご出席のかたには、今後の課題図書にふさわしい作品を推薦していただきたいので、よろしくお願いします。(原則文芸書100頁以下位の中篇か短編、文庫本等廉価で容易に入手可能なものがよい)


【紹介】(AMAZON:「BOOK」データベースより)
村上春樹のデビュー作
1970年夏、あの日の風は、ものうく、ほろ苦く通りすぎていった。僕たちの夢は、もう戻りはしない。群像新人賞を受賞したデビュー作
1970年の夏、海辺の街に帰省した<僕>は、友人の<鼠>とビールを飲み、介抱した女の子と親しくなって、退屈な時を送る。2人それぞれの愛の屈託をさりげなく受けとめてやるうちに、<僕>の夏はものうく、ほろ苦く過ぎさっていく。青春の一片を乾いた軽快なタッチで捉えた出色のデビュー作。群像新人賞受賞

コメント(26)

  • [1] mixiユーザー

    2012年02月25日 01:57

    お馬鹿な私に、春樹ワールドを語れるか?

    宜しくお願い致します♪
  • [3] mixiユーザー

    2012年02月27日 12:20

    村上春樹の処女作です。
    作品は1〜2時間ですぐに読めるくらいのものですが、語るネタは軽くその10倍くらいはある作品だと思います。
    作者が仕掛けた文学的技巧等もたくさんありますし、処女作は作家の原点ということで村上春樹の世界そのものについてもたくさん語るネタがあります。
    村上春樹が好きな人は言うまでもありませんが、実は苦手という人にとっても、語る素材としては面白いと思います。
    ちなみに参考までに、いくつかネタを御披露しておきます。ただ当日の参加された方の志向で進めますので、下記の内容を必ずしも読書会で全部議論するわけではありませんのでご注意ください( そういうものだ So it goes. ) 。

    ●題名は実は執筆当初の仮題と変えられている。元の題名も実は本の中にある。どこにある? 改題が示すものとは?
    ●普通に読むと物語の中の時間が合わない(18日間におさまらない)。どういうことか?
    ●物語の中に隠された物語とは?
    ●デレク・ハートフィールドの本は売っている? (いまさらですが、これはあまりにも有名な話ですよね……)
    ●4本指の女の子を妊娠させたのは誰なのか?
    ●「ねぇ、女って一体何を食って生きてるんだと思う?」「靴の底」「まさか」以上本書98頁より。 靴の底は何かを暗示しているのか? 意味はあるのか?
    ●「嘘つき!」と彼女は言った。しかし彼女は間違っている。僕はひとつしか嘘をつかなかった。 本書134頁より 「僕」がついた嘘はどれなのか?

     上記はほんの1例ですが、エンドレスに読書会ができそうな本です。
     でも村上春樹御本人が、本当に書きたかったのは冒頭の1章だけで、後はその展開にすぎないと語っています。また作者にとって本書は不完全なので海外での翻訳版(講談社の英語での文庫は出てますが)の出版は許さないそうです。
    ( そういうものだ So it goes. )

    「完璧な文章などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。」(本書冒頭の書き出しより)

     いつもどこかに希望や慰めの欠片はあるということでしょうか。
    ( そういうものだ So it goes. )

     長々と書きましたが別に文学しなくても、過ぎ去った夏の夢のような甘く切ない思い(本書140頁付近)をビールを片手にポテトフライ(ポテチで代用可)をつまみながら、我らが「ジョニーズ・バー」でなんとなく語り合うだけもOKかと思っています。BGMはやっぱりビーチ・ボーイズとビートルズでしょうか。

     これを書いていてむしろその方が、無数に色々な場所で開かれたであろう本書の読書会に比して、個性的で魅力的かもしれないと思ってきました。
     進行は当日参加の皆さんの気分次第で進めたいと思います。 はなはだいいかげんのようですが……。
     春樹風にいうとこんな風になるのでしょうか。
    「完璧な読書会などといったものは存在しない。完璧な恋愛が存在しないようにね。」
    ( そういうものだ So it goes. )

     では、読書会でお会いすることを楽しみにしています。

  • [6] mixiユーザー

    2012年02月29日 18:41

    高校生の時に初めて読んでから、本作を何度か読み直しています。
    そのわりに作品についてウンチクめいた知識もなく、司会者さまのただならぬ見識にまた違った読み方ができるのでは、と興味を持ちました。
    よろしくお願いいたします。
  • [7] mixiユーザー

    2012年03月08日 14:14

    また懐かしい本が選ばれましたね。学生の頃以来となりますが、読み返して参加したいと思います。
  • [9] mixiユーザー

    2012年03月15日 16:27

    キャンセル待ち希望です!
  • [11] mixiユーザー

    2012年03月29日 14:16

    すみません急遽、旅行に行くこととなりました(^^ゞ
    次回、宜しくお願い致します。
  • [12] mixiユーザー

    2012年03月31日 22:01

    村上春樹詳しくないのですが、参加してみたいと思っています。
    よろしくお願いします。
  • [13] mixiユーザー

    2012年04月01日 20:45

    もっと気づかなかったことに気づけそうです。
    よろしくお願いします。
  • [15] mixiユーザー

    2012年04月07日 21:02

    す、、すいません。
    参加は出来ないのですが、上記もろもろの正解発表、是非、読書会後にアップして頂けないでしょうか?気になって眠れません。
  • [17] mixiユーザー

    2012年04月09日 12:11

    皆様
     たくさんの参加ご希望ありがとうございました。

    あさこさん、いちごクリームさん
     その後の事情でまだ1名参加可能なので、可能でしたらこの読書会でお会いできることを心待ちにしております。

    こたつさん
     了解しました。ただし、上記のもろもろは、単に話をするネタで、特に正解というものがあるわけではありません。

     ここで訂正をしておきます!!
     皆さん既にお気づきのことだと思いますが、この物語は18日間ではなく、19日間でした。 8月8日に始まり、18日後に終わるという記述で勘違いしておりましたが、終わりは26日なので(すなわち初日不算入で期間が計算されている 民法の通り!)19日間です。まったくの私の勘違いでした。

     という風に「村上春樹も物語の進行について計算ミスをしたんだよ。処女作だからね。その点は文学的な瑕疵ではないから大目に見ようよ」という見解もあります。
     その一方、
     既に鼠は死んでいて(ヨーロッパでは「鼠」は死を意味する記号であり、「羊をめぐる冒険」では既に死んだ鼠と語っているから)、幽霊と交信していると主張する「異人たちとの夏説」もしくは「降霊会の夏説」(ネーミングは私の唱えた仮称です)
     異次元だか時の歪を行き来しているという説(「風の歌を聴け」の原型の一つとも言われているヴォネガットの主人公が過去と未来の時間を行ったり来たりする内容の「スローターハウス5」と同じ。この作品を模倣しているのではないかという考え) 
     など、いろいろあります。

     春樹の研究書などでは詳、細に出来事を時系列で表にしたものもあり、これだけでもまともに語ると1時間オーバーしてしまうかもしれません。
     しかし、この読書会は、村上春樹研究ではないし、ゆるい読書会ですので、ガチにこの点を詰めてやるつもりはありません。あくまで皆で語るネタの一つとして「いろんな発想があってこの19日間の謎は結構面白いよ!」(えー、風の歌を聴けってオカルトだったのか! SFだったのか! という何となく後味の悪い驚きを味わうため)というだけのものです。
     もしこの点で何か準備をされていた方には、事前にネタばれでごめんなさい。
     でも大事なのは思考過程なので、霊界通信ということで考えられてきた方が、もしいらっしゃるなら是非その思考過程を語って下さい。(でも何だか読書会ではなくて降霊会の夜みたいですねぇww)

     最後に蛇足ですが「靴の底」は「ラバー・ソウル」を和訳したものと推察されます。ちなみに村上春樹はこの作品を英語で書いてから和訳していたそうです。
     ラバー・ソウルという言葉から考えると春樹の洒落と、処女作に秘められた作家の設計図というか将来の作品の種みたいなものも見えてきます。 なお、ラバー・ソウルは続編の1973年のピンボールで双子とのからみで出てきます。

     ではまた。

     偶然のきまぐれにより読書会でお会いすることを楽しみにしております。
  • [18] mixiユーザー

    2012年04月09日 14:05

     二〇代に、「風の歌を聴け」を初めて読んだ時、「ジェイズ・バー」に憧れたものです。
     あれから●年、平河町で偶然「ジョニーズ・バー」に出会い、読書会で「風の歌を聴け」を始め、色々な本について語れるのは幸せなことです。

     今年の夏は、「鼠」や「僕」のようにジョニーズ・バーのカウンターでビールを飲みながら本を読みたいですね。
     でも読んでいる本が、沼田まほかるの「9月が永遠に続けば」なんかだったりして、透明などこかの駅に忘れ物をしてきたような、あの過ぎ去った夏の甘くほろ苦い喪失感ではなく、ドロドロとした中年高年のディープな世界だったりしちゃうかもしれませんね。

     もっとも夏が来る前に、毎回読書会の最初からビールは飲んでいますが……。

     では来週、我らがジョニーズ・バーで。
  • [19] mixiユーザー

    2012年04月09日 14:55

    ロイヤーさん、はじめましてですが
    ロイヤーさんのお話が楽しみです!
  • [21] mixiユーザー

    2012年04月09日 15:13

    あれ?もしかして、まだ枠が残っているのでしょうか?もし、そうでありましたら参加希望で、枠無しでしたら、キャンセル待ちで。。(気になって眠れない道より、参加を選びました)
  • [22] mixiユーザー

    2012年04月13日 21:22

    私もキャンセル待ちでお願いしいます!村上春樹はそんなに読んだことないので、いいきっかけになればと。。
  • [23] mixiユーザー

    2012年04月14日 13:24

    たくさんのご参加希望ありがとうございます!

    当日配布予定のレジュメの一部を公開しておきます。

    2012.4.16
    読書会 村上春樹「風の歌を聴け」の進行
    司会 ロイヤー
    1 参加者の皆さんの自己紹介と本書についてまず一言(7:30〜7:45)

    2 作品について語る(7:45〜8:55)
    (1)本作品のあらすじと時系列の問題について司会者より説明(7:45〜7:55)
    (2)作品の謎に迫る(7:55〜8:55)
    * 以下のテーマは順不同、全部やるわけではないし、他の話題でもOK
    A) 村上春樹自らが、あとがきの「ハートフィールド、再び……」でも語っている「デレク・ハートフィールド」という作家は実在したのか?
    B) 4本指の女の子を妊娠させたのは誰なのか?
    C) この物語に隠されたもう一つの物語とは?
    D) 僕の19日間の物語だが、作品中のエピソードの時間の進行が設定の19日間の枠に合わないのはどういうことか?
    E) 題名は実は執筆当初の仮題と変えられている。元の題名も実は本の中にある。どこにある? 改題が示すものとは?
    F) 1の「僕」と2以下の「僕」は同じ人物なのか? 別の視点から言えば「風の歌を聴け」は誰が書いているのか? 僕と鼠と村上春樹の関係は?
    G) 「嘘つき!」と彼女は言った。しかし彼女は間違っている。僕はひとつしか嘘をつかなかった(本書134頁) 「僕」がついた嘘はどれなのか?
    H) 「ねぇ、女って一体何を食って生きているんだと思う?」「靴の底」「まさか」(本書98頁)。 靴の底は何かを暗示しているのか? 意味はあるのか?

    3 お店からのエンディングとしての次回予告等(8:55〜9:00)
  • [24] mixiユーザー

    2012年04月16日 10:26

    こたつさん ちゅんさん ご参加OKです。どうぞおいでください。
  • [25] mixiユーザー

    2012年04月16日 10:55

    うわ、やった、夕方までに大急ぎで用事を済ませて伺います。
  • [26] mixiユーザー

    2012年04月18日 10:26

    月曜日の読書会にご参加してくださった皆様、司会のつたない見解を聞いていただきどうもありがとうございました。

    ジョニーさんのご指名で、次回も村上春樹をということになったので、今回参加されなかった方が次回参加される際の目安に、どんなことを話したのか、蛇足かもしれませんが、当日くばったレジュメの一部を貼りつけておきます。

    【村上春樹は本作で何を語りたかったのか】

    村上春樹が一番語りたかったのは次の冒頭の一行であったという。
    「完璧な文章などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。」
     この一文は「文章」のところに適当な言葉を入れ替えると色々と使える。言わんとしているのは完璧なんてありゃしないということだ。
     完璧な人生などというものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。
     完璧な就職先(仕事)などというものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。
     完璧な結婚などというものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。
     完璧な恋人(恋愛)などというものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。
     完璧な幸福などというものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。
     そして、僕は鼠に最後にこう語る。
    「でもね、よく考えてみろよ。条件はみんな同じなんだ。故障した飛行機に乗り合わせたみたいにさ。もちろん運の強いのもいりゃ運の悪いものもいる。タフなのもいりゃ弱いのもいる。金持ちもいりゃ貧乏人もいる。だけどね、人並み外れた強さをもったやつなんて誰もいないんだ。みんな同じさ。何かを持ってるやつはいつか失くすんじゃないかとビクついてるし、何も持ってないやつは永遠に何も持てないんじゃないかと心配してる。みんな同じさ。だから早くそれに気づいた人間がほんの少しでも強くなろうって努力するべきなんだ。振りをするだけでもいい。そうだろ?強い人間なんてどこにも居やしない。強い振りのできる人間がいるだけさ。」(本書121頁)
    それを聞いた鼠は、「嘘だと言ってくれないか?」と真剣に言う。
     どうして鼠は嘘だと言ってくれと動揺したのだろうか。
     鼠は完璧な人生がある、完璧な強さがこの世には存在すると信じて、努力していたのではないだろうか。鼠は何もできない金持ちを毛嫌いし、小説について書く以上は「書くたびに自分自身が啓発されてゆくものじゃなくちゃ意味が無い」と考えている。つまり努力して上を目指そう、完璧を目指そうという人間なのだ。そして目指すべきゴールの存在を信じていたのである。
     ところが、僕は鼠に、皆同じで完璧に強い奴はいないと言い切る。すなわち、努力して目指すべき完璧なゴールなどは最初から無く、みんな、それがあるような振りをしているだけなのだと言うのである。
     「強さ」とういうところに、別の言葉を入れるとこの僕の考えがはっきりと分かる。
     神様(完璧な信仰)なんて存在しない。ただ神様を信じている振りをすることができる人間がいるだけさ。
     本当に幸福な人間なんて存在しない。ただ幸福そうな振りをすることができる人間がいるだけさ。
     本当に善良な人間なんて存在しない。ただ善良そうな振りをすることができる人間がいるだけさ。
    このように言われてしまっては、努力して高みに登ろうとしていた者は崖から突き落とされたも同然である。まさに「神は死んだ」と宣告されたのである。
    だから、お願いだから嘘だと言ってくれと懇願するのである。
    その一方、上記の考えはとても気持ちが楽になる考え方でもある。
    完璧を目指し続けることは辛い。それは挫折の日々となる。
    ところが、完璧も絶対的なものも無く、世の中は、ただそれが存在しているような振りをしているだけと思えば、気持は楽になる。もう、人とむやみに対立したり、競い合う必要も無くなる。
    しかし、それは「宇宙の観念」としての「不毛さ」をも意味し、最後は生も死も無く、すべては風になるのである。
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  • 2012年04月16日 (月) 月曜 pm7
  • 東京都 千代田区平河町2-2-5カフェバーきよの
  • 2012年04月16日 (月) 締切
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参加者
8人