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開催終了講演「日本人商社マンが見た改革・開放の歩み」

詳細

2011年06月03日 01:12 更新

第36回北京日本人学術交流会のお知らせ


いつもお世話になっています。
山口直樹@北京日本人学術交流会です。
さて、最近、話題になったことのひとつとして北京の日本大使館の大使に、民間の伊藤忠商事出身の丹羽氏が就任されたということがあります。
実は、国際交流基金北京事務所所長の杉田松太郎氏もまた民間商社の丸紅出身の方です。今回は、その杉田松太郎氏に商社マンとしてかかわった中国での豊富な経験から中国や中国人をどう理解すべきなのかということについてお話いただきます。
またその際、主に経済分野で活動されていた杉田松太郎氏が、なぜ国際交流基金北京事務所という日中文化交流分野へと転身されたのかということも同時にお話いただきます。
興味深い話がうかがえる貴重な機会になるかと思います。
参加希望の方は、6月9日深夜までに連絡係の坂本( green.forest1023@ gmail.com )まで参加希望のメールをお願いします。(座席に限りがありますので埋まり次第締め切りとなりますのでご了承ください。)
ではどうぞよろしくお願いいたします。

日時:6月11日(土曜日)午後2時から午後3時半ごろまでさらに質疑応答30分ほど、
あと場所を移して懇親会。
場所:北京大学の教室(予定)(申し込んでいただいた方にお知らせします)
テーマ:日本人商社マンが見た改革・開放の歩み
講演者:杉田松太郎氏(国際交流基金北京事務所所長)
言語:日本語
参加費:10元(資料代、運営費)
申しこみ先:坂本(green.forest1023@ gmail.com)(6月9日の深夜まで)
(座席に限りがありますので埋まり次第締め切りとなりますのでご了承ください。)
報告要旨:以下のレジュメに沿って報告されます。

<北京日本人学術交流会講演レジメ>               2011年6年11日

            演題:日本人商社マンが見た改革・開放の歩み

                              国際交流基金
                                           北京日本文化センター
                                           杉田 松太郎
イ)講演の動機・目的
    1.1973年〜2009年の36年間、総合商社の丸紅?で中国との取引、投資を行う。
1975年の初訪中以来、上海に2回、北京に3回、合計18年駐在。中国の改革・開放の時期を重なる。

    2.日中貿易の推移/投資の状況
   ?貿易推移
             1972年  ⇒   2008年
        ・輸出入総額:   11億ドル  ⇒   2663億ドル  (242倍)
        ・日本の輸出:    6億ドル  ⇒   1240億ドル  (207倍)
        ・日本の輸入:    5億ドル  ⇒   1423億ドル  (290倍)
      ?貿易総額における相手国のシェア
                                 1972年 ⇒ 2008年
         ・日本の貿易における中国のシェア:  2.1% ⇒ 17.3%
         ・中国の貿易における日本のシェア:  7.2% ⇒ 10.4%
           (*2008年から中国のシェアは第1位となった)
      ?2007年末対中直接投資総額
         ・登記済企業数:23035社(全体に占める割合:8.0%)
         ・日本側出資資本金:642億ドル(全体に占める割合:7%)

    2.中国でのビジネス・投資案件では成功だけでなく、失敗も経験。失敗の原因はお互いの不理解に負う所が多い。この為、「中国と中国人を知る事が成功に鍵」を、色々なビジネスマンに説明してきた。

    3.改革・開放の成果は、日本でも色々な書物で紹介されているが、当事者であった日本の商社マンが実際に見て、体験した全体的な「改革・開放」の書物は殆ど無い。私も既に定年を過ぎている。「改革・開放」を体験した日本のビジネスマンも殆どが第一線を退いており、そろそろ発言しておかねばとの意識が、今回講演を引き受けた動機である。
 4.尚、私は学者でも評論家でも無い。従い、学術的な事や専門的な事は分からぬが
普通の日本企業人が「改革・開放」をどの様に見て、体験したかを分かって貰い、日本人や日本企業理解の一助にして頂ければ幸甚。

ロ)略歴;
   1949年              神奈川県横浜市生れ
   1969年〜1973年       東京外国語大学中国語科通学
   1973年4月            総合商社・丸紅?に入社。海外統括部中国課に配属
   1975年10月           初訪中。広州交易会に参加
                          ・歩いて渡る深圳国境
                          ・コーラは自由の味
   1976年11月〜1977年3月 初めての北京長期出張
                          ・広州/四人組逮捕祝賀デモ
                          ・(唐山地震の影響で)厳冬下のテント生活
                          ・羽田のネオンで日本を実感
   1979年4月〜1981年10月  上海駐在
                           ・実態は長期出張(ビザ・事務所・スタッフ問題)
                           ・地方分権始まる(総公司対地方公司。マラソン交渉。同日に2つの値段)
                           ・東湖賓館7号別荘(国内旅行証対策)
   1986年4月〜1990年10月  北京駐在
                           ・市場経済化への助走
                           ・建国飯店が北京のホテルを変えた(50元対
110元)
                           ・日中合作映画「敦煌」
                           ・6/4事件(概念の違い:100万人も/しか。
人民解放軍/武装警察)
   1994年4月〜1997年6月    上海駐在
                            ・浦東開発本格化
                            ・社会主義市場経済体制の選択
                            ・合弁事業急増
・��小平氏逝去
   1997年7月〜2000年10月   北京駐在
 ・香港返還
 ・WTO加盟への動き
   2004年10月〜2009年4月   北京駐在
 ・中国国内流通分野の開放(WTO加盟後の約束事項の実行)
 ・北京の現地法人化実現

ハ)中国で成功する秘訣 ⇒中国と中国人を知る事
「中国と中国人を知る為のキーワード」
  
1.中国の歴史区分
     1949年   新中国設立
       ↓       ・戦争不可避論 ⇒計画経済体制、人口増強、8大経済ブロック
     1978年   (第1の開国) 改革開放路線の採択(11期三中全会)
       ↓       ・「金の切れ目が政策の節目」、「敵の敵は味方」
     1992年   (第2の開国) 社会主義市場経済化の決定(14期三中全会)
       ↓       ・「先富論」、「一国二制度」
     2001年   (第3の開国) WTO加盟 (市場経済化の世界公約)

2.中国社会は3世紀並存

3.中国を規定する3大要素
    ?国土が広い ?人口が多い ?歴史が長い ⇒物事すべて複雑になる ⇒
    複雑な物事をスムーズに解決する方法 ⇒時間を掛ける (「気が付けば中国は世界の工場」)

4.法治主義と人治主義
    ・法体系の未整備 ⇒(法的)白−灰色−黒 ⇒(人的)白=味方、灰色/黒=敵

5.知識の文化と知恵の文化
    ・追認主義 

6.今後の動向
    ・1949年〜1978年 自転車の時代、1978年〜2008年(一部)自動車の時代
     2009年〜 電車・地下鉄の時代
    ・地下鉄総距離 上海 現在 420Km ⇒(2020年)800Km
               北京     228Km ⇒       1050Km

                                                 以上  
連絡先
北京日本人学術交流会代表:山口直樹( ngodzilla21@ yahoo.co.jp )
http:// j.peopl edaily. com.cn/ 96507/9 7399/66 83162.h tml


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