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開催終了「観光と社会・文化の研究会」第15回研究発表会のお知らせ

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2010年09月04日 16:11 更新

「観光と社会・文化の研究会」第15回研究発表会のお知らせ


ご無沙汰をしております。観光と社会・文化の研究会です。
記録的な猛暑が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
さて、以下のように研究会を開催いたしますので、ご案内申し上げます。
事前の申し込みは不要です。久しぶりの開催ですが、皆様のご参加をお待ちしております。


日時 2010年9月28日(火) 14:00〜16:00
場所 奈良県立大学3号館1階会議室(近鉄奈良駅下車徒歩12分、JR奈良駅下車徒歩10分)


発表者 中村香子(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究科研究員)
論題 「マサイの戦士」の観光経験


要旨
 天然資源にとぼしいケニア共和国では、観光業が国家経済を大きく支えている。そして、広大なサバンナと豊かな野生動物、美しい海岸などの「大自然」とならぶ看板商品となっているのは「伝統的なアフリカの民族」として世界的に有名な「マサイ」をめぐる民族文化観光である。特に、遂uヤい布と派手なビーズ装飾品を身にまとい、槍をもって高くジャンプする「マサイの戦士」たちは、エキゾチックなものを求める外国人観光客を魅惑してやまない。ケニアにおいて「マサイ」として観光業についている人びとは、実際にはマーサイ(Maasai)だけではなく、サンブルやトゥルカナなど、ケニアの北部の乾燥地域で牧畜をいとなんできたさまざまな民族を含んでいる。本発表では、「マサイの戦士」として観光客にビーズの装身具を販売したり、民族ダンスのショーに出演するサンブルの未婚の青年たちの経験に焦点を当てる。
 民族文化観光に関する従来の人類学的な研究では、カネをもち「見たいものだけを見る」観光客と、それを受け入れるしかない地元民のあいだには、権力の不均衡が存在することが「観光のまなざし論」(Urry 1990)などによって指摘されてきた。これに対して「文化の客体化論」(太田 1993)は、観光客の「まなざし」を意識して地元民がおこなう「演出」を自己の文化に対する誇りを構築する「主体的で創造的な営み」としてとらえ、権力構造を中和する可能性を指摘して注目された。さらに、ブルーナー(Bruner 2005)は、観光を境界域にある即興演劇場と捉え、観光客と地元民の役割は所与のものではなく、両者のインタラクションをとおして生成され、意味づけられるとした。
 本発表では、サンブルの人びとと観光客とのあいだに観察された実際のインタラクションの事例を分析することをとおして、両者の役割がいかに生成され、意味づけられているかについて考えてみたい。また、観光客とのインタラクションの経験は地元民であるサンブルの人びとの文化的アイデンティティにいかに関与しているのだろうか。近年のサンブルの文化的実践(儀礼の執り行い方、装身具の身に付け方など)におけるさまざまな変容、政治・経済学的な変容を併せて紹介しながら考察する。なお、本発表には長年にわたり発表者の調査助手をつとめているサンブルのレングリシアイ氏も同席予定である。


※研究発表会終了後、近鉄奈良駅付近で17時頃から2時間ほど、発表者を囲んで
懇親会を予定しています。こちらも事前の申し込みは不要ですので、どうぞお気
軽にご参加ください。


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  • 2010年09月28日 (火) 14:00〜16:00
  • 奈良県 奈良県立大学3号館 1階会議室
  • 2010年09月28日 (火) 締切
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1人