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開催終了「観光と社会・文化の研究会」第5回研究発表会のお知らせ

詳細

2006年10月09日 14:18 更新

「観光と社会・文化の研究会」第5回研究発表会のお知らせ


 下記のように研究会を開催しますので、お知らせいたします。
後期授業が始まり、お忙しい時期とは存じますが、皆様のご参加をお待ちしております。
日時 10月14日 ( 土曜日 )  14:00〜16:00(予定)
※今回は土曜日開催です。
開始時間も早めておりますのでご留意ください。
場所 奈良県立大学 3号館1階・会議室
    (近鉄奈良下車徒歩12分、 JR奈良下車徒歩10分)
発表者 福井 栄二郎 氏
(日本学術振興会特別研究員 国立民族学博物館)
題目 :「観光は「近代の入口」か?― ヴァヌアツにおける観光をめぐって」
要旨 :
 本発表は、観光という場で表出される伝統文化の真正性(authenticity)について論じる。
 メラネシア、ヴァヌアツ共和国の最南端に浮かぶアネイチュム(Aneityum)島には、月に1度ほど、大型の観光クルーズ船がやってくる。その多くは、オーストラリアを出航して、ヴァヌアツやフィジー、ニューカレドニアなど周辺の島々を周航するものである。アネイチュムの女性たちは、普段からバスケットやネックレスなど、販売用の民芸品を製作して、観光客の到来に備えている。
 これまで島の人々にとって、現金獲得の場としてのみ機能していた観光であるが、2001年、観光業者から「観光客が退屈しないように、何か島のローカル性の出た、オプショナルツアーをやってはどうか」という打診を受ける。この提案に応えるかたちで、島の人々は、数種のオプショナルツアーを決行することになった。
 そのツアーのなかのひとつに、島の伝統文化(カストム)を披露するものがある。彼らはそのために会議を開き、またヴァヌアツの他の地域で行われているアトラクションも参照して、自分たちが観光客に提供できる「本物(atoh)」の伝統文化とは何なのかを話し合った。本発表では、まず、彼らが何を「本物」だと捉え、どのように提示しようとしたのかを例示する。しかし議論を重ねた結果、彼らに見えてきたのは、実は自分たちの日常生活のなかには、「本物」と呼べるような伝統文化が残っていないのではないかという現実であった。
 こうした背景を踏まえ、本発表では、ホストが提供する側の「本物性」と、ゲストが求める「ホンモノ」性のズレを明らかにし、とくにホスト側が拘泥する「本物」とは何なのかを論じる。そして、これまで観光の議論のなかで百出している「観光は、現地社会のアイデンティティを構築する契機となる」という語り口を再考し、アネイチュムの人々にとっての観光の意味について考察する。


※尚、研究会後、大学近辺で懇親会 (17:00〜19:00まで )を予定しております。

 また、当研究発表会への参加には、事前の申し込みは必要ございません。観光論や社会学、文化人類学等の分野の研究や或いは観光に関心ある方ならどなたでもご出席を歓迎いたします。どうぞお知り合いの研究者の方々や研究会のメーリングにも是非この研究会をお知らせ願えればと存じます。


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観光と社会・文化の研究会
/事務局
連絡先:〒630-8258 奈良県奈良市船橋町10 番地
  奈良県立大学内 堀野研究室気付
連絡 e-mail : atsc_nara@hotmail.co.jp
※atsc と nara の間には、アンダースコアがあります。
アドレスをご登録いただく際にはご留意ください。
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  • 2006年10月14日 (土) 14:00〜16:00
  • 奈良県 奈良県立大学にて
  • 2006年10月14日 (土) 締切
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参加者
1人