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開催終了蘭亭序(東京国立博物館)

詳細

2008年03月08日 12:56 更新

会期2008年3月4日(火)〜2008年5月6日(火・休)
会場:東京国立博物館・東洋館第8室

永和9年(353)暮春の初め、王羲之(おうぎし)は会稽山陰(かいけいさんいん)(浙江省(せっこうしょう))の蘭亭(らんてい)に名士を招いて詩会を催しました。せせらぎに浮かべた杯が流れ着く前に詩を賦し、詩ができなければ、罰として酒を飲む、文人ならではの雅宴です。その日、二篇の詩を成した者11人、一篇の詩を成した者15人、詩を成せず罰杯として酒を飲まされた者は16人でした。王羲之はその詩会で成った詩集の序文を揮毫(きごう)しました。これが、王羲之の最高傑作と賞賛される蘭亭序です。

 王羲之の書をこよなく愛した唐の太宗(たいそう)皇帝は臣下の蕭翼(しょうよく)に命じて、僧・弁才(べんさい)のもとから苦心惨憺(くしんさんたん)の末に蘭亭序を入手し、能書の臣下に臨書を命じました。欧陽詢(おうようじゅん)の臨書が迫真の出来ばえだったので、欧陽詢の臨本を石に刻し、その拓本を皇子、王孫、功臣に特賜しました。しかし、太宗は崩御に際して蘭亭序を殉葬させたため、蘭亭序の原本は伝存しません。

 南宋時代、蘭亭序の収集は過熱し、士大夫(したいふ)は家ごとに蘭亭序を石に刻したと言われます。拓本を元に新たな拓本が作られ、実にさまざまな蘭亭序の諸本が現れるようになりました。王羲之傑作の残影が後世に与えた影響はまことに計り知れず、蘭亭信仰とでも言うべき状況の中で、歴代の文人は善本を求め、自らの理想とする蘭亭序像を思い描いてきたのです。

 この特集陳列では、宋時代の各種拓本や、その影響を受けた清時代の作例を展示いたします。

■主な出品作品

*所蔵の表記の無いものは、当館蔵品です。
ちょ模蘭亭序(宋拓)  王羲之筆 原跡=東晋時代・永和9年(353)  高島菊次郎氏寄贈
呉炳本蘭亭序(宋拓)  王羲之筆 原跡=東晋時代・永和9年(353)  高島菊次郎氏寄贈
定武蘭亭序(宋拓)  王羲之筆 原跡=東晋時代・永和9年(353)  高島菊次郎氏寄贈
独狐本蘭亭序(宋拓)  王羲之筆 原跡=東晋時代・永和9年(353)  高島菊次郎氏寄贈
国学本蘭亭序(旧拓)  王羲之筆 原跡=東晋時代・永和9年(353)  高島菊次郎氏寄贈

http://www.tnm.jp/jp/servlet/Con?pageId=A01&processId=02&event_id=5132

【関連情報】
[2008/3/1〜5/6]蘭亭序@上野・台東区立書道博物館
http://mixi.jp/view_event.pl?id=28817855&comm_id=555467

コメント(1)

  • [1] mixiユーザー

    2008年03月09日 02:09

    蘭亭序見てきました!
    書をやる人にとって、やっぱり蘭亭って見て勉強しないとですねわーい(嬉しい顔)
    蘭亭を改めて勉強したくなりましたぴかぴか(新しい)

    法帖以外で良い教材を探したら、

    東京書道教育会というところが
    通信講座で蘭亭をだしていました!!!

    HPには載ってなかったので
    興味あるかたは、資料請求してみて下さいわーい(嬉しい顔)
    TEL 03 5770 6811
    FAX 03 5770 6816
mixiユーザー
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  • 2008年05月06日 (火) 2008年3月4日〜
  • 東京都 上野・東京国立博物館
  • 2008年05月06日 (火) 締切
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