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開催終了三鷹天命反転住宅で、山本陽子の詩を読む

詳細

2008年02月27日 06:12 更新

三鷹天命反転住宅を一時的にお借りして、詩の朗読会を開きます。 
ただ詩を読むだけの会ですが、ご興味のあるかたはどうぞおいでください。

■■■ 山本陽子の詩を朗読する会

■日時:平成20年3月2日(日) 午後2時ー4時(開場 1時半)
■場所:三鷹市大沢2丁目2−8三鷹天命反転住宅 202号室 倉富方
(吉祥寺・三鷹・武蔵境などからバス 大沢、大沢十字路下車)
■予約 http://jomon-stretch.no-blog.jp/

■読む人:得丸公明
■読む詩:「神の孔は深淵の穴」約60分 
 「遥るかする、するするながらIII」約15分
■入場無料
■お申込み・ご案内 shinrai669669@yahoo.co.jp

なお、懇親会を近くの小さなすし屋で企画します。(5時ー7時)
参加ご希望の方は、事前にお申し込みください。(定員あり)

また、会場には暖房を入れませんので、室内も外気と同じくらいの気温になると
思います。
暖かい格好でおみえください。

■得丸公明ライブラリー 
<http://www.milestone-art.com/htm/sp/tokumaru-in.html>


「神の孔は深淵の穴」より、、、

                 二十世紀がその隆盛の絶頂に達し
て、太陽が 腐りかけ、小さな橇にのっている男が、「愛の歌」を
ピッコロで吹いているこの今日ほど、ぼくは美しい日をしらない。
ぼくはもうひとりでいることはなく、どんなことがあっても、すく
なくとも神とともにいる。
 ――別の日に、外国で ぼくの前に ひとりの若い男があらわれ
る。彼は ぼくの身に起った変化に気がつき、ぼくに「幸福な岩」
という異名をあたえるであろう。それこそは、偉大な宇宙の神が
?汝なにものぞ??と問うたとき、ぼくが答える 名となるだろう 420
/ ぼくは その傷、ぼく自身の傷を開くことによって、ほかの傷、
他人の傷を閉じたのだ。 なにものかが死に、なにものかが開花す
る。無知のうちに苦しむのは恐しいことだ――意識しながら苦しむ、
苦悩の本性を知り、それを永遠に絶滅させるために苦しむことは、
まったく別の意味をもってくる。/苦悩は明らかに不必要なもので、
しかし人は苦しまなければそれを悟りえない、そして人は苦しんで
こそ、人間苦の真意を明らかにすることができる/最後の――人が
もはや苦しむことができぬ最後の――どたん場になって、奇蹟のご
とき性格をもつ なにものかが 起る。/生命の血を たらたらと
流していた 大きな傷口が閉じ 有機体が 薔薇のように開花する 430
 


 終末に近づいていて、人々の絶望のなかから、死にもの狂いのエ
ネルギーがとびだしてくる――それなくしては変えることも、変わ
ることも、したがって、?現実?が世界となって やってくること 450
もないだろう。この偶像崇拝の狂乱の花がさきみだれる歴史的世界
は金銭という貢ぎものをささげながら、キリスト教世紀二四〇〇年
までも、生きのびるにちがいない。変容は、それからはじまるのだ。

わたしたちは、非常なる死者のもとにあって
        よみがえってはいない
だから死者の底からの深い静かなつぶやきに
        耳をかたむけずには
        いられない
        言葉いじょうの言葉
        沈黙のなかの沈黙                460
深淵にこだまするつぶやきの暗烈なる響きに
        目をとどろかせずには
        いられない
    そしてわたしたちも だまっている

正常がかくも静かな非常であり
日常がかくも単調な正常であることの
   深いいかりからかなしみがたちのぼる
最大のしっぽが最小の口にくわえられている(最大のしっぽが・・・)
   一瞬の この時の時に
   峻烈なる風が かくも静かに 470
   秋が これほど冷たく
   むすぼれて
   沈黙のみが
   ただひとつの言葉を発し
   壁のみが
   ただひとつの向背骨となるがゆえに
   屹立する 外なる壁のあいだ
   内なる壁の逆理をひめて
わたしたちは、壁のみによってむすばれる

秋の白いかがやきが 蒼い空に凝固して、 480
熱をうしなったかがやきが、ひかりその
ものとなるときにあって
   この等質価の世界のあいだ
   互の顔をば 知ることなく
   虚空のなか ただ関係のみが ある

   ひとりひとり、ひとりはひとりと
   逆転は、ただそれがためにあって
わたしたちは、それによって むすばれて
              ある
 絶望によってむすばれて、しかもおのれはつねにひとりであるこ 490
とは、すばらしいことである。そこにはめくるまめく高みと、骨を
きしませる深淵があって、人間が、おのれ自身となることのできる
広大無辺な空間をやどしているからである。人間が飛ぶことができ
て、しかも飛ぶことを拒絶する、それもすばらしい試みであり――
なぜなら水平から、垂直に落下していけるのだからである。無限の
落下は無限の上昇に限りなく接近する。
 ただ 飛ぶことを すべての人々が、おそるおそるではあっても、
いま はじめなくては、人間が飛んでいく彼方もない。人間が飛ぶ
ときにのみ、空間は創造されてそこにある。

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  • 2008年03月02日 (日) 14時から16時
  • 東京都 三鷹市大沢の大沢十字路
  • 2008年03月02日 (日) 締切
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参加者
1人