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開催終了JACSES公開討論会 ’05「安ければ、それでいいのか!?」

詳細

2005年01月22日 23:58 更新

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JACSES公開討論会 ’05
「安ければ、それでいいのか!?」
〜地域・生活・労働の視点からグローバル化を問い直す〜

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【日 時】2005年1月22日(土)13:30〜18:00 (13:00開場)
【会 場】東京ウィメンズプラザ・ホール
   (東京都渋谷区神宮前5-53-67 TEL 03-5467-2455)
   JR山手線・東急東横線・京王井の頭線:渋谷駅下車徒歩12分
   地下鉄銀座線・半蔵門線・千代田線:表参道駅下車徒歩7分
   都バス(渋88系統):渋谷駅からバス4分青山学院前バス停下車徒歩2分 
【参加費】1000円 (JACSES賛助会員:500円)

【プログラム】
パネルセッション1:“グローバル経済は何をもたらしたのか”
  本山 美彦さん(京都大学大学院経済学研究科教授)
   ― ウォールマートの世界戦略に見える私たちの未来
  三浦 展さん(消費社会研究家)
   ― 今、日本の地域で何が起きているのか
パネルセッション2:“もう一つの生き方と、地域をつなぐ経済のあり方”
  山下 惣一さん(農民作家)
   ― 農村発:自らつくり直す地域社会
  古田 睦美さん(長野大学産業社会学部助教授)
   ― 生存と生活の基盤を再構築するための新たな視点
フロアディスカッション
※司会:古沢 広祐(国学院大学経済学部教授)佐久間 智子(JACSES理事)

【開催趣旨】
 経済のグローバル化の影響下、私たちは“安さ”や“便利さ”と引き換え
に、大切なものを失いはじめています。失いつつあるものは何か、どうそれ
を取り戻すのか、それが公開討論会のねらいです。消費者という視点のみ
ならず、生産者あるいは労働者という視点、さらには、地域文化の体現者で
あり、歴史や技術の継承者であり、人と人との繋がりの結節点である生活者
の視点から、今の社会、経済、そして政策のあり方を問い直してみませんか?

【背景】    
 ファストフードやレストランのチェーン店、24時間営業のコンビニエンス
ストア、郊外型の巨大ショッピングモールと100円ショップ、インターネット
ショッピングと宅配・・・・私たちの消費生活のあり方は大きく様変わりし
ています。日本のどこに住んでいても、多種多様なモノやサービスが、気軽
に、ますます安く手に入るようになりました。

 しかし「便利さ」と「安さ」の裏側では、長時間そして深夜に及ぶ労働が
増え、失業と過労、賃下げ、パートなどの不安定雇用への移行が起き、子ど
もがひとりで食事をとる「孤食」も増えています。

 1980年代、国内の工場が賃金の安い海外に移転し、1990年代になると海外
で生産された安い食料が大量に国内に流れ込んできました。私たちの社会は
急速に、食料を生産しない、日用品を製造しない、いびつな偏った社会にな
っています。農家の数は激減し、工業人口は横ばい、増えているのはスーパ
ーやコンビニ、外食チェーン、宅配などのサービス産業の雇用です。その多
くがパート労働で、店長までがアルバイトということも珍しくなくなりまし
た。社員を、何の保障もない下請け業者として「自立」させることも広く行
われています。仕事に就けない若者の数も増えています。

 他方、安い労賃で働く農業労働者、工場労働者、安い介護・看護要員の確
保のために、政府や大企業は、技能実習生制度や二国間の自由貿易協定(F
TA)を通じて、いわゆる「単純労働」の分野に外国人労働者の参入を認め
つつあります。介護や看護の現場では、賃金水準の低下が予想されます。ま
た、企業に農地を開放する政策を通じて、耕作されていない国内農地を耕す
のは、企業に安く雇われ、マニュアル通りに農機械を操るサラリーマンにな
るかもしれません。

 私たちは、消費者として広告に踊らされ、安さと便利さを追求する生活が
「豊か」な生活であると信じ込まされてきました。しかし、この「豊か」な
生活を実現する過程で、私たちの仕事や労働、そして生活にしわ寄せがきて
います。中小の経営体は淘汰され、ますます少数の巨大企業によって、消費
市場も労働市場も大きく再編されつつあります。結果として、私たちの地域
の食文化や生活文化、歴史、人間関係など、大切な価値が、失われようとし
ています。
このような状況を、私たちはどのように捉えたらよいのでしょうか?
 

【パネリストのプロフィール】

本山 美彦(もとやま よしひこ)

 1943年神戸市生まれ。世界経済論専攻。現在、京都大学大学院経済学研究科教授。社団法人・国際
経済労働研究所長(非常勤)。元・日本国際経済学会長
(1997年〜1999年〈現在、顧問〉)。元・京都大学大学院経済学研究科長兼経済学部長(2000年
〜2002年)。元・日本学術会議第18期第三部(経済学)会員(2000年〜2003年)。最近のおもな著書
に、『倫理なき資本主義の時代』(三嶺書房、1996年)、『売られるアジア』(新書館)、2000
年)、『ドル化』(シュプリンガーフェアラーク、2001年)、『ESOP―株価資本主義の克服』(シュ
プリンガーフェアラーク、2003年)、『民営化される戦争―21世紀の民族紛争と企業』(ナカニシヤ
出版、2004年)がある。

三浦 展(みうら あつし)

 1958年新潟県生まれ。一橋大学社会学部卒業。パルコの情報誌『アクロス』編集長、三菱総合研究
所主任研究員を経て、消費・都市・文化研究シンクタンク「カルチャースタディーズ研究所」を設
立。消費社会研究家、マーケティング・プランナーとして活躍。立教大学大学院21世紀社会デザイン
研究科非常勤講師(コミュニティマーケティング論)。おもな著書に、『ファスト風土化する日本』
(洋泉社新書、2004年)、『マイホームレス・チャイルド』(クラブハウス、2001年)、『「家族」と
「幸福」の戦後史―郊外の夢と現実』(講談社現代新書、1999年)、共著に『東京の侵略』(パルコ出
版)、『都市/建築フィールドワーク・メソッド』(INAX出版)などがある。

山下 惣一(やました そういち)

 1936年佐賀県生まれ。農民、作家。一貫して農とくらしの現場から小説、エッセイ、ルポルタージ
ュを書き続け、一連の作品群は戦後農業と農村の激動を百姓の視点で凝視し、記録した大河小説のお
もむきがある。1970年『海鳴り』で日本農民文学賞、1979年『減反神社』で地上文学賞。あわせて直
木賞候補に。アジア農民交流センター代表など社会的活動にも取り組む。最新作に、大野和興氏との
対談『百姓が時代を創る−グローバルな時代に足元のローカルをどう作り育てていくのか 』(七つ
森書館、2004年)『農から見た日本―ある農民作家の遺書』(清流出版、2004年)。編著に『安けれ
ば、それでいいのか!?』(コモンズ、2001年)がある。

古田 睦美(ふるた むつみ)

 長野県上田市別所温泉在住。エコ・フェミニスト。長野大学産業社会学部助教授(社会学、女性学
専攻)。一橋大学社会学研究科博士後期課程修了。大学では「ジェンダーの社会学」「食卓から読む
世界」「男女共生の地域づくり」などの科目を担当、ゼミでは地場野菜などの「食コモンズ」を食文
化とともに保存する取り組みをしている。地域や家庭におけるアンペイド・ワーク(無償労働)につい
て、サブシステンスの立場から調査研究を行う。長野県男女共同参画社会づくり条例策定委員会幹
事、長野県農村女性きらめきコンクール審査委員長などを務める。著書に、『主婦の向こうに』(市
民セクター政策機構、2000年)、共著に『アンペイド・ワークとは何か』(藤原書店、2000年)、『ワ
ードマップフェミニズム』(勁草書房)など。共訳書にマリア・ミース他著『世界システムと女
性』(藤原書店)、マリア・ミース、ベンホルト=トムゼン著『サブシステンス・パースペクティ
ヴ』(藤原書店、近刊)など。趣味と実益を兼ねて無農薬玄米、有機野菜づくりに勤しむ。食にはかな
りこだわっぁ
F(B



いる。自身のエコ・フェミニズムの哲学的基盤は本人の胃袋であると自負?している。5歳の息子と
夫一
 人。


【主 催】
「環境・持続社会」研究センター(JACSES)

【問い合わせ先】
「環境・持続社会」研究センター(JACSES) 担当:佐久間智子 古沢広祐 
〒106-0047 東京都港区南麻布5-2-32,興和広尾ビル2F
Phone: 03-3447-9585 Fax: 03-3447-9383 Email: jacses@jacses.org http://www.
jacses.org/

※本セミナーは、環境再生保全機構地球環境基金の助成を受けて行われます。

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Japan Center for a Sustainable Environment and Society (JACSES)
Email: jacses@jacses.org
URL: http://www.jacses.org/
Tel: +81-3-3447-9515/9585
Fax: +81-3-3447-9383
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