欧州が財政危機で揺れています。
これまでは国債発行という借金で経済を回してきたのですが、返済能力が疑問視されて、国債は利回りが増えながらも売れない状況になってます。将来世代へ借金のツケを回すやり方はとうとうターニングポイントを迎え、税金で借金の返済をしなければいけない時期になったのだと思います。
同じ問題は米国や日本でも起こっています。それほど遠くない将来、日本にも長期低迷期が訪れることになるでしょう。
一方、昨年は原子力発電が持続不可能なことも発覚しました。原発を停止すると電気エネルギーが足りなくなりますが、このエネルギーを自然界から得るだけでは全然足りない社会環境を、我々は作ってしまいました。エネルギーは相変わらず化石燃料へ依存するしかありませんが、それは海面温暖を上げて台風などの災害を起こしやすくする危険性があります（2007年頃から、日本でもスコールに似たゲリラ豪雨が頻繁に観測されるようになりました）。そうでなくても化石燃料は今後も値上がりし続けるのは確実で、これが光熱費や交通費の増大という形で我々に襲いかかってくるでしょう。
こうして、先進国での大量消費経済は大きなつまづきに直面し、持続させるのが非常に困難な社会になってしまいました。

一方、発展途上国の一部の農村では自給自足に近い生活をし、経済に振り回されることなく、社会を力強く維持してきました。
消費経済に関わっていない素朴な村は、先進国からすると物が全然無くて、不便で可愛そうにも見えます。ところがこういう所に住む人は、実は全然可愛そうではありません。畑や川から採れる自然の恵みはふんだんにあり、ゆっくりとした時間を持ってストレスの無い生活を送っています。家族の絆が強いので、老後の心配もほとんどありません。
彼らのやり方は、偶然だったかもしれませんが、ずっと持続可能な社会を作ったのです。

現在よりも低消費な生活を余儀なくされるであろう日本の若者諸君へ。
経済（お金）に依存しない生活を体験して、自分探しをしてみませんか？
私も参加したことがある、自然環境を考えるツアーを紹介します。

日時：2012年3月15日から、3月22日まで。
場所：タイ国チェンマイ県の山奥にあるホイポン村
詳細は下記を参照してください。
http://www.geocities.jp/link_chiangmai_forest/ST2011Link3.pdf

なお、私がこのツアーに参加した時に考えたことを下記のページにまとめています。
よろしければ参考にして下さい。
http://www5.famille.ne.jp/~poopiang/jp/chaawkhao.html

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長文失礼しました。