しかし、ニトロに加入し、「LIVE’99」に参加して以降は人が変わったように大量の作品を製作している。2000年に、ソロ名義での初レコーディング作品「BURNIN'」をアナログでリリース後、ニトロのファーストアルバムに先駆けてソロでのファーストアルバム「AQUARIUS」をリリース。ニトロのファーストアルバムとともにDELIの唯一無二のハイトーン・ヴォイスを世に知らしめた。2001年には、シングルCD「AKALIEN」をリリース。このシングルに収録された「4 Minutes of yell」は後にセカンドアルバムにも収録された、DELIの作品の中でも1,2を争う名曲である。その他に、SUIKENやMACKA-CHIN、DJ MASTERKEYのアルバムに客演した。
2002年には、エイベックスよりミニアルバム「口車〜キミキミ注意キイロイドク〜」とセカンドフルアルバム「DELTA EXPRESS LIKE ILLUSION」を発表。この両方のCDに収録されている「PASS DA POPCORN」は染髪料「メンズBEAUTEEN」のCMで使われるなど、ヒップホップを聴かない人もDELIの声に衝撃を受けた。また、このころよりDELIの経営するインディーズレーベル「チカチカプロ」の動きが活発化。「口車〜キミキミ注意キイロイドク〜」のジャケット写真に写っている人形、ミックスCD、今までのCD作品に収録されていたインスト作品「DRAMA」にラップを乗せた「ドラマチカ」等を販売した。さらに、このころからMIKRISがDELIの作品中に登場し始める。
2003年4月には「チカチカマル秘大作戦」を発表。MACKA-CHINやMIKRISとともにやりたい放題の作風を現出し、コンセプチュアルな「DELTA EXPRESS LIKE ILLUSION」によってファンの脳裡に形成されたDELIのイメージを崩壊させた。夏から秋にかけては、長年付き添ってきたプロデューサー、YAKKOとのユニット、AQUARIUS名義でのシングル2枚とアルバムをリリース。ヒップホップの中に確実にある方向性のひとつ、「映画のサウンドトラックのような豪壮な楽曲を作ること」を追求した作風は、「聞くと疲れる」などと言われやすいものの、DELIの声質とマッチして、名作を作り上げた。