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○ LYMBYC SYSTYM アリゾナ郊外で生まれ育ったMichaelとJaredのBell兄弟は、2001年後半よりLymbyc Systymとして活動を開始する。アーティスト名は「(大脳の)辺縁系」を意味するLimbic Systemの母音をすべてyに変えたもの。2006年、セルフ・リリースによるEP『Carved By Glaciers』にてデビュー。Tortoise、My Bloody Valentine、Explosions In The Sky、Four Tet等からインスパイアされた彼らの楽曲は、弟Jaredが紡ぎ上げるヴィンテージ・キーボードとアナログ・エフェクトによる幾重ものレイヤーに、兄Michaelによるダイナミックなドラミングとラップトップによる複雑なプログラミングが見事なコントラストを織り成し、温かくも攻撃的、荒々しくも繊細な、独自のサウンドスケープを鳴らし、ポスト・ロックやインディー・ロックやフォークトロニカといったジャンルを軽く超越することに、若くして早、成功している。その無限なる可能性を感知した偉大なる先達、The Album LeafやMice Paradeは逸早く彼らをオープニング・アクトに抜擢した。そして2006年9月、Mush Recordsと契約。西海岸にてアンダーグラウンド・ヒップホップ界を牽引してきたMushは、近年Her Space Holiday、Clue To Kalo、Nobody & Mystic Chords Of Memory、そしてBoy In Staticなど、同じく刺激的でありながら、よりポップな肌触りがあるアーティスト/作品のリリースも増え、その世界観を拡げてきたが、彼らとの契約は、彼らにとっても大きな跳躍であるのと同じく、Mushにとってもさらなる挑戦と言えるだろう。そして、その挑戦は成功すると断言できる。ツアー・メイトであるJimmy Lavelle (The Album Leaf)や、Dylan Christy (Dylan Group、Mice Parade)等の協力も得て制作された、初のフルレングスとなる本作では、その濃密なる10曲で、インストゥルメンタル・ミュージックがこれまで成しえなかった領域のエモーションまでも表現している。今年2月以降のツアーでは、Four TetやSaxon Shoreとの共演も予定されている彼ら。まだ20代前半であるこの兄弟の行く手には、輝かしい未来が待ち受けているだろう。なお、日本盤には、ボーナストラックとして、2006年にツアー限定で販売されていたデビューEP『Carved By Glaciers』の5曲が完全収録される。-------------------------------------------------------------
○BOY IN STATICボストンを拠点に活動するシンガー・ソングライターである中国系アメリカ人Alexander Chenによる1人ユニット。2004年に1stアルバム『Newborn』でデビュー。ラップトップ、ギター、シンセ、ストリングスなどを全て独りでこなすホームレコーディング作ながら、その類まれなるセンスが、ドイツのThe Notwistを唸らせ、弱冠23歳が初めて作ったデモ3曲で、彼らが運営するレーベルAlien Transistorからのリリースを決め、大きな話題となり、ここ日本でも、輸入盤のみにもかかわらず、専門店を中心に驚異的な売り上げを記録した。Boy In Staticを始めるまでは、人前でバンド演奏をしたことがないという彼が、2005年には、The Notwistや、西海岸アンダーグラウンド・ヒップホップ界の雄Themselvesのメンバーで結成された13 & Godとヨーロッパとアメリカを共にツアーするという偉業を成し遂げる。そして2006年、Alien Transistorを離れ、Mush/& recordsに移籍。満を持してリリースされるこの2ndアルバムには、SlowdiveやMazzy Starなどに影響を受けたシューゲイズ・サウンド、The Notwistや13 & Godなどに学んだエレクトロニクスとの自由な戯れ、幼少の頃から学んできたピアノやストリングスのオーケストラルな絡み、そしてそれらを全て優しく包み込む唄声が全編に溢れている。また、彼は、インタラクティヴ・アートを手がけるアーティストでもあり、今回のリリースにあたって、2006年11月よりすでに自ら手がけたプロモーション・サイトもオープンしている(http://www.shiver.tv)。マウスでロウソクをクリックすると、収録曲”Violet”のトラックが演奏できるといった趣向だ(ちなみに、前作のプロモーション・サイトはhttp://www.bellyfull.tv/)。日本盤ボーナストラックには、同じくボストン在住のKeith Kenniffによるの大注目エレクトロニカ・ユニットHelios、ニューヨークに住む日本人とシアトルに住むアメリカ人によるノイズ・ユニットKNBS、そしてかねてより敬愛するHer Space Holidayによるリミックスを収録予定。-------------------------------------------------------------
○4 bonjour’s parties2001年より、宅録の閉鎖的なイメージを開放するというコンセプトのもと、 自由で良質な音楽を追求する室内開放音楽集団。当初は、映像とリンクしたインストゥルメンタルが中心だったが、Vo & flute奏者の鹿野の加入により歌を中心とした楽曲にシフトする。2006年にtr,& tb奏者の浜田加入し、現在のラインナップに。主に作曲を手がける植野と灰谷の楽曲を素材に、ヴィブラフォンや、フルート、トランペット、クラリネット、トロンボーン、ラップトップなどでカラフルに調理。男女混声のハーモニーが、オーガニックでエレクトロなサウンドに優しく包まれる。3枚の自主制作音源制作や、都内ライヴハウス活動を経て、2005年秋にはオーストラリア・ツアーを敢行。アデレードとメルボルンで行われた3回のライヴでは、所狭しと並べられた楽器を、メンバーそれぞれが曲中に交換しながら、次々にその場の空気を変えていく彼らの楽曲が高く評価され、大成功を収める。その際、親しくなったClue To Kaloとは、交流が続き、2006年6月に来日した際には、公演を全面サポートした。その他、Clue To Kaloとともに共演したHer Space Holiday他、Dirty Three、Jens Lekmanら海外勢と多く共演。国内ではトクマルシューゴ、オルガノラウンジ、テニスコーツ、ヘンリーテニスらとステージを共にしている。2007年5月、遂に1stフル・アルバムが完成。ミックスとマスタリングを手がけたTsuki No Waの庄司広光の手によって、グラスゴーからブリストル、シカゴ、そしてアデレードまで、そしてギター・ポップから、エレクトロニカ、ポスト・ロック、チェンバー・ポップまで、国境、ジャンルを越えて、音楽に自由な風を注ぎ込む、その空気そのものが、そのままパッケージングされている。なお、アートワークは、絵本作家として有名なcolobockleこと立本倫子が手がけている。USでは、Mush Recordsからリリースされるという快挙も成し遂げ、6月には、レーベルメイトであるLymbyc SystymとBoy In Staticとともに、全国4ヶ所を回るMush/& showcase tourを予定している。