今回はむつが幹事を務めさせていただきます。

お題本は川上未映子の『ヘヴン』(講談社文庫)です。
主人公の男子中学生は学校で、「いるだけで不愉快な存在」としていじめられていました。ある日、同じようにクラスの女子からいじめられていたコジマから手紙が来ます。二人は手紙のやりとりを始めるのですが…。
いじめが描かれているので、読んでいて楽しい話ではありません。でも、先を読まずにはいられないほど心をつかむ力のある物語でした。哀切なラストも深い印象を残すもので、ぜひこの作品について語り合いたいと思いました。

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