開催終了第59回静岡読書会
詳細
2015年05月08日 22:30 更新
今回初めて、幹事を務めます「すっとく」です。よろしくお願いします。
お題本はアーシュラ・K. ル=グウィンの「影との戦い―ゲド戦記」（岩波書店ほか）（岩波少年文庫）です。
全６話（６巻というべきでしょうか）ですが、そのうちの第１巻です。
第１巻だけでも、すべて読まれても構いませんが、とりあげるのは第１巻の内容だけとします。
ファンタジー小説の金字塔といわれますが、ジャンルを超えたすばらしさがあると思います。
ジブリ映画としても有名ですが、内容は多少異なるので、参考としてください。
読書会は、こちらの本を読んだ上で、ご参加いただければと思います。流れは、
午後２時に会場の喫茶店に集合。それぞれに注文をした後、
�ー�己紹介と最近読んだ本またはオススメの本
�△海遼椶隆響曄聞イ�なシーン、言葉など）
���△里覆�で、自然に出てきた疑問点や感想などについて、やりとりします。
�い�おむね４時ごろになると、終了です。
場所は沼津市の淡月居（レトロな蔵カフェ）です。
http://
参加者は10名までとさせていただきます。
お題本はアーシュラ・K. ル=グウィンの「影との戦い―ゲド戦記」（岩波書店ほか）（岩波少年文庫）です。
全６話（６巻というべきでしょうか）ですが、そのうちの第１巻です。
第１巻だけでも、すべて読まれても構いませんが、とりあげるのは第１巻の内容だけとします。
ファンタジー小説の金字塔といわれますが、ジャンルを超えたすばらしさがあると思います。
ジブリ映画としても有名ですが、内容は多少異なるので、参考としてください。
読書会は、こちらの本を読んだ上で、ご参加いただければと思います。流れは、
午後２時に会場の喫茶店に集合。それぞれに注文をした後、
�ー�己紹介と最近読んだ本またはオススメの本
�△海遼椶隆響曄聞イ�なシーン、言葉など）
���△里覆�で、自然に出てきた疑問点や感想などについて、やりとりします。
�い�おむね４時ごろになると、終了です。
場所は沼津市の淡月居（レトロな蔵カフェ）です。
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参加者は10名までとさせていただきます。
コメント(13)
2015年05月26日 01:37
参加していただきました皆様ありがとうございました。
ゲド戦記の面白さを、すこしでも共有できたら幸いです。
司会言うことを意識すると、なにやら緊張しますね。
影とは何を意味するのか。
魔法とは何か。
それぞれに、ゲド戦記は問いかけます。
荘子という中国の古典には、影からにげようとして死んでしまう男の話があるそうです。
影とは己です。
善悪、主幹と客観、二元論に対する批判があり、大いなる一（太乙）への回帰を呼びかけた本であると思います。
はるか昔に理想郷があり、今はそれが失われた時代である。
自然は対立すべきものでなく、従うものである。
師は黙して語らず、弟子はそこから学ぶ。
この本で語られることは、日本人にとっては馴染み深い思考様式ではないでしょうか。
ゲドはこの後ますます大いなる魔法使い、大賢人としての名声を得ていくのですが、反比例するように魔法を使わなく（使えなく）なります。このことは、中国の古典における弓の名人の逸話になぞらえることが出来ます。（中島敦 名人伝）
力を得すぎた現代人に対する批判の書であり、精神的に引き裂かれた者の快復に至る物語である、陳腐な物言いですが、そのようなまとめをしたかった、との司会の反省の弁です。
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