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開催終了「無音の追憶」 鳥山友里 個展

詳細

2009年08月12日 08:51 更新

管理人様、失礼いたします。
このたび、「無音の追憶 鳥山友里個展」という展覧会を開催いたしますのでその告知をさせていただきます。

鳥山友里は学生時代からも一度も学外での作品発表をしたことがないという新進気鋭の24歳の現代美術作家です。
和紙を使ったインスタレーション作品を制作するのを主とし、その完成度は長年温めてきただけあり非常に目を見張るものがあります。
今回は私、中村俊介が企画者として参入し、自然光のよく入る空間である名古屋市市政資料館を選びここに展覧会を開催するに至りました。

非常に良い展覧会となっております。
皆様、ぜひご高覧いただければ幸いに存じます。
以下は企画内容です。
........
【出展作家】
鳥山友里

【企画者】
中村俊介

【開催期間】
2009.8.11 tue. - 8.16 sun.
9:00〜17:00【最終日は16:00まで】

【会場】
名古屋市市政資料館 第5一般展示室
名古屋市東区白壁1丁目3番地
TEL 052-953-0051

【企画概要】

鳥山友里の創り出す世界は、様々な「けはい」に満ちあふれている。
誰もいないのに誰かに見られているような。
ふわふわ揺れる幽霊がたたずんでいるような。
はたまた黄金に透ける天使が微笑んでいるような。

この人の形をした作品は、見る人によって異なる印象を受けるであろう。
しかし、それらは確実に「どこか」で、その形で、一瞬間でも存在していたことだけは確信できる。
形骸を晒しているようにも見えるが、それは実は鳥山友里自身の記憶の断片なのである。
彼女が自らの記憶をたどり、別の空間に再構築したのがこの作品群なのだ。

ひとつひとつは、とてもとても薄い、数枚の和紙からできている。
雁皮紙というこの和紙は、古代では「斐紙」や「肥紙」と呼ばれ、その美しさと風格から「紙の王」とも呼ばれていた。
紙肌は滑らかで、赤みのあるクリームがかった自然な色はちょうど人の肌の様な色をしており、枚数を重ね合わせる事でより深い味わいと艶やかな雰囲気を醸し出している。
薄い紙で出来ているが故、細い糸1本で支えられてしまうほど軽い。
ささやかな風でも揺れてしまうほど不安定なのである。
そんな不安定な様が作品の印象を儚げに、そして朧げに見せているのかもしれない。

しかし儚く見えるこの作品から受けるイマジネーションは際限がない。
五感を全て使うだけでなく、第六感さえも働かせそうになるほどの力を秘めている。
自然光によって浮かび上がってくる模糊たる姿をした作品が存在しているその空間自体、言い知れぬほどに幽玄で、静寂だ。
数枚の薄い薄い紙から成り立っているものが、これほどまでに人の心を揺さぶらせると、誰が想像出来たであろうか。
鳥山友里の創り出す空間は、雁皮紙という古代から存在している素材を作品の素材として扱いながらも、新しい世界を創造していくという、静かなアバンギャルドなのだ。
・・・・・

よろしくお願いいたします。

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  • 2009年08月16日 (日) (8/11(火)〜)
  • 愛知県 名古屋市市政資料館 第5一般展示室
  • 2009年08月16日 (日) 締切
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参加者
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