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開催終了CRITICAL POINT『小島久弥展』

詳細

2006年10月10日 12:53 更新

名古屋・本郷L Gallery,F-1での、10月の企画展のお知らせです。今回もワタシがDMを担当させていただきました。今回は小島久弥さんの個展。謂わば、彼自身のお庭での展覧会ということになるかしらん。エッジの効いた、その癖ポエジー溢れる小島久弥CRITICAL WORLD、ぜひ遊びにいってみてください。

upした画像は、今回のDMのものです。写真では何がなにやらでも、実際観るとバランスのとれた美しさに「ほぅ」と溜息。虚と実を行き来しつつ臨界点を表出させようとし、またそれそのものが美しくありたいという小島さんの美意識が顕れている作品であると思います。

CRITICAL POINT『小島久弥展』
10/14(金)- 29(日)
open 13:00/close 20:00
L Gallery,F-1
名古屋市名東区本郷1-43 The Apartment LiF F-1
地下鉄東山線本郷駅2番出口より徒歩7分
エントランスの呼出しボタンF-1を押してお知らせください。
お車でお越しのお客様は、建物南の駐車スペースNにお停めください。
問合わせ L Gallery,F-1(hisaya.k@nifty.com)
tel 052-774-5599 fax 052-779-7978

 水は冷やされ氷となる、氷は融けて水に戻り、蒸気となって空中に遊び、またひとしずくの水へと還る。それは当り前のことだ。小島久弥は、その当然を可視させようと試みる。彼の作品に触れる時、アルコールランプや薬瓶、プレパラートや顕微鏡、理科の実験にワクワクしたあの頃と同じに胸が躍り出す。それは、当然のデキゴトに対峙する時、「知っている」ことが邪魔をして五感をフルに活かすことが少なくなってしまった、知らずに溜め込んだ感覚の澱をさらりと取り除いてくれるからかもしれない。
 家に帰り、その日の出来事を母親に話す子供の素朴さにも似た原衝動。しかし、緻密で徹底した作品づくり。時に驚きに満ちた手法を用いながら、繊細で危うい臨界点=CRITICAL POINTを現に立ちあげる。だがそこには遊び心や驚きと言ったものだけでなく、静かでストイックな詩情が漂う。現象面への注目は勿論、当然の中に埋没したポエジーを、一つ一つがキラキラと光る鉱石であるかのように丁寧に拾いあげ、蒐集し大切に保管する。そんな少年性の羽化。
 現と虚、彼岸と此岸、日常と非日常、あらゆる「あちら」と「こちら」を軽やかに往来させる、新旧取り混ぜ構成されたCRITICAL WORLD。深まりゆく季節の中、爽やかな秋風と共にぜひ遊びにいらしてください。

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また、今展と同じ時期に、名古屋市民ギャラリー矢田<next station-次の美術駅へ>展にも、小島さんが出品されます。大小のスペースで繰り広げられるCRITICAL WORLDを体感しにゆくのも、またタノシミの一つになりそう。
この企画に関連して、雑誌風に作られた「NEXT STATION」という冊子も発売されているそうです。

【next station-次の美術駅へ】展
小島久弥
吉本作次
城戸保
杉山健司
大石暁規
安原雅之+中野良寿(ノーヴァヤ・リューストラ)

10/18(水)〜29(日) (23日は休館)
9時30分〜19時00分(22日・29日は17時00分まで)
名古屋市民ギャラリー矢田 第1〜7展示室
入場/無料
名古屋市文化振興事業団文化事業部
TEL(052)249-9387 FAX(052)249-9386
http://www.bunka758.or.jp/

近代主義(モダニズム)を脱することを意識とした「ポストモダニズム」にとどまらず、私たちはどこに向かって行くのでしょうか?美術の流行(モード)にとらわれず、“次の駅”「next station,次なるステージはいかにあるべきか?」といった問いを念頭に置き、自作を真摯に見つめて模索する作家6組の、様々な手法で制作された最新作を紹介する展覧会。
(以上、パブリック解説文)

コメント(1)

  • [1] mixiユーザー

    2006年10月11日 13:59

    追記:また、9月から始まった金沢21世紀美術館「コレクション展?」にて、小島久弥の『男は海水のなかをダイビングしている』(1995)がインスタレーションされています。
    「現実と虚構の双方の臨界点を探ろうとするシリーズのひとつ。
    観る者がミクロとマクロの世界を往復し ながら、自らの想像力を拡大してゆくための装置である。」
    長期に渡る展示ですので、ご興味のある方は、こちらも併せてどうぞ。

    金沢21世紀美術館、建築も面白いですし、展覧会も意欲的で好きな美術館の一つです。何といっても、北陸ったら魚が美味い。おや、脱線。

    コレクション展?
    2006年9月1日(金)〜 2007年4月12日(木)
    金沢21世紀美術館
    ◎1980年代以降に制作された美術館収蔵作品を中心に紹介。特に社会の価値観の変化や転換と呼応するような作品を展示し、現代社会における人間の表現を問い直す展覧会

    展覧会観覧料
    一般  個人350円  団体280円
    大学生 個人280円  団体220円
    高校生以下 無料
    高齢者 280円
    ※団体は20人以上

    金沢21世紀美術館
    電話:076-220-2800
    http://www.kanazawa21.jp/ja/index.html
mixiユーザー
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  • 2006年10月14日 (土) 〜29日まで
  • 愛知県 名古屋市名東区
  • 2006年10月14日 (土) 締切
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参加者
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