DJ:DJ CHOKU(JAZZY SPORT MORIOKA) MAN ROCK(YAGAMO CREW) DOVE CREW
キッド・サブライム、本名Jacob Ottenは1981年5月19日にオランダ、Naardenにて生まれた。 僅か5歳にしてドラムとピアノを始めたJacobは、Duke Ellingtonのアルバム「Back to Back」を聴いた後、彼は自身が進む道は音楽しかないという確信を持った。ドラムとピアノを毎日練習し、10年後には学校の仲間と共に初めてハードコア・パンクバンドを結成した。そしてこのバンドを通じて彼はスケボーとヒップホップと出会ったのである。 Gangstarrによる"Step in the Arena"のプロモーションビデオは彼にスクラッチという新しい衝撃を与えた。練習に練習を重ね、遂にはDutch scratching contestにて優勝までした彼は、その後アムステルダムのFat Beatsレコード店にて働き出す。同僚から多くを学び、まだ当時17歳ながら彼の制作したミックステープは賞賛を浴びた。そして18歳にしてMPCを手に入れ、自身のミックステープの向上に努めた。1年後にはオランダのブラジリアンバンド、 Zuco103のツアーDJとして抜擢され、世界ツアーを回った。更なる前進を図りFat Beatsを辞めた彼は、二年半もの間、世界をまたにかけて大きなイベントや有名なクラブにてプレーを続けた。 ツアーの合間にレコーディングした初のソロトラックは、Steven de Peven's Zephons Momレーベルからリリースされ、またAmsterdamからは"Tea For Two"という今なお売れ続けている作品を世に送り出した。JacobとStevenは良きパートナーとしてレッドノーズ・ディストリクトを共同で立ち上げ、ここで彼等がレコーディングとリリースをした音源は後にコンピレーション盤としてKindred Spiritsから"Iller Dan Je Ouders" (Iller Than Your Parents)としてリリースされている。 Zuco 103とのツアー、レッドノーズ・ディストリクトでの制作という劇的な期間の後、彼は活動をしばし休止することを決める。6ヶ月の休養の後、彼はZuco 103もRednose Distriktをも辞め、ソロとしてのキャリアに専念すべくして復帰した。そして早速自身のJahwellレーベル(RUSH HOURの関連会社)を立ち上げ、ソウルフルなハウスながらもB-Boyがかった作品をリリースした。ここ2年間は初のソロアルバムとなる「Basement Soul」を完成させるために費やしており、このアルバムのゲストボーカルとしてMelodee、リリアン・ヴィエイラ(Zuco 103)、Nicky Guiland (Heavy)、Alma Horton、U-Gene and Yinka a.o.をフィーチャーしている。