小学生の頃、「エロメガネ」という黒ブチ眼鏡の男がいた。彼は苛められてるわけでなく、ホントにエロかった。むしろ、同級生の間では尊敬されていた。いつしか「エロ」と「メガネ」が逆転し「メガネーロ」となった。イタリア人のようで格好良かった。エロなのに。彼のように、眼鏡だけで個性が際立ってしまう男が何人もいた。しかも黒ブチは、昭和の漫画では外せない貴重な存在だった。「魔太郎が来る!」の魔太郎しかり。しかし、眼鏡が個性を放つ時代は終わり、皆、オシャレ眼鏡をかける時代になった。しかし、こんな時代だからこそ、黒ブチ眼鏡が異彩を放つのだ。クラブで照明が当たったって光りゃあしない。地味だ。しかし、黒ブチ眼鏡こそが、女性に安心感を与え、女性を安らぎの世界へと導くのだ。「ポッチャリは安心」の法則と同じだ。さぁ、クラバーよ、今こそ黒ブチメガネを右手に、左手にテキーラを持て! (text by 明けちんこ五郎)