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開催終了東アジアサミット:火花散らす米中 中国、影響力維持に躍起 米国務長官「にらみ」米国務長官初出席

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2010年10月31日 11:15 更新

東アジアサミット:火花散らす米中 中国、影響力維持に躍起 米国務長官「にらみ」米国務長官初出席

 ◇米国務長官初出席
 【ハノイ浦松丈二、ワシントン草野和彦、モスクワ田中洋之】ベトナム・ハノイで30日にあった東南アジア諸国連合(ASEAN)と日本、中国など計16カ国の首脳が参加する「東アジアサミット」(EAS)は、来年から正式参加する米国とロシアの両外相が来賓として出席し、新たな多国間の枠組みに衣替えした。だが、EASを通じてこの地域で影響力を強める中国をけん制したい米国と、米国の干渉を嫌う中国とがにらみ合う舞台となれば、EASは大国に翻弄(ほんろう)され、形骸(けいがい)化していく恐れもある。

 「航行の自由は米国の国益だ」。クリントン米国務長官はサミットで南シナ海で権益確保に動く中国をけん制。尖閣諸島問題でも「日米安保条約の範囲に入る」と強調した。

 これに対し、中国の楊潔〓外相はクリントン長官との会談で、「高度に敏感な問題について言行を慎み、中国の主権を尊重」するよう反発。温家宝首相もASEANとの首脳会議で、「大国同士の対立は地域の利益に合致しない」と述べ、米国がEASの場で中国をけん制することに警戒感を示した。その一方で中国は、米国向けレアアース(希土類)を「政治的な道具にしない」(楊外相)などとし、米との決定的な対立は避けた。

 中国は今回、ASEANとの共同文書に南シナ海での「行動規範」という文言を受け入れた。これ以上、ASEANとの確執が深まれば米の介入を招くとの判断があったためだ。

 中国はもともと、領土問題で対立するインドなどが参加するEASよりも、「ASEAN+3(日中韓)」などASEANを軸とした枠組みを重視する。米国や台湾を含むアジア太平洋経済協力会議(APEC)などでは、台湾問題などで米国の内政干渉を招く恐れがあるからだ。

 米露参加でEASが形骸化すれば、地域にとってはASEANを軸にした枠組みが重要になり、中国は引き続き影響力を維持できるとの思惑がある。中国側には、EASで米国との対決構図が強まっても仕方ないとの考えもあるとみられる。

 これに対し、米国はEASをアジアでの主導権を確立する足場にしたい考えだ。

 オバマ米政権が「アジア重視」を強調するのは、ブッシュ前政権時代に生じた対アジア関係の「空白」を埋めるためだ。対テロ戦争を優先した前政権は、アジア諸国にテロ対策を求める一方で、経済などの関係構築をなおざりにした。その間、中国のアジアでの台頭を許したとの反省だ。

 この地域での中国の影響力拡大は、経済や軍事などあらゆる分野に及ぶ。それを「覇権主義」ではなく建設的な方向に導くには、APECや中国のライバルであるインドなども参加するEASのような枠組みが重要だ。

 日本などアジア地域で高まる「中国脅威論」は、米国にとって「追い風」といえる。地域における米国の存在の必要性をアピールできるからだ。

 ロシアもASEANの経済力を自国の近代化に利用し、地域安保分野でも存在感を高める狙いがある。ロシアは、中国と南シナ海を巡って対立するベトナムで8年ぶりの海軍基地使用再開を目指しており、メドベージェフ大統領は31日にベトナムで首脳会談に臨み、影響力拡大の足がかりにするとみられる。

コメント(1)

  • [1] mixiユーザー

    2010年11月02日 02:53

    日中関係…中国人73%「両国は協力を」、5割「日本は謝罪せよ」
    http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1392945&media_id=97
    (サーチナ - 11月01日 16:44)

     サーチナ総合研究所(上海サーチナ)が実施したアンケートによると、現在の日中関係を「良好」と考える人が、回答者の34.0%、「良好でない」と考える人は66.0%に上った。

     「日中は協力して未来を目指すべき」との考えは76.3%にのぼったが、「(関係改善のために)日本は韓国に対してと同様に、中国に対しても謝罪すべきだ」と主張する人が48.8%と、半数近くに達した。「(歴史問題に対して)損害賠償せよ」は8.9%、「(日本はこれ以上)何かをする必要はない」は10.5%。日本が歴史問題についてすでに謝罪したことや、政府開発援助(ODA)を実施したことは認知度が低いか、あまり評価されていないのが現状だ。

     「日本が中国に対して(歴史問題で)謝罪したことを知っていますか」に対する回答状況は、以下の通り。

    (1)知っている…21.6%

    (2)知ってはいるが、不十分だと思う…32.3%

    (3)知らない…46.1%

     「日本が中国に対して、3兆円(約2300億元)あまりのODAを実施したことを、知っていますか」に対する回答状況は以下の通り。

    (1)知っている…29.6%

    (2)知らない…70.4%【中国政府が国民に言わないから知らないハズ】

    **********

    ◆解説◆
     日本の対中ODAが始まったのは、日中平和友好条約締結の翌年の1979年。有償資金協力(円借款)を約3兆1331億円、無償資金協力を1457億円、技術協力を1446億円分、実施した。円借款は2008年の北京五輪を機に、打ち切った。

     円借款は、額が大きいだけでなく◆低利子◆返済期間が極めて長期――であることで、中国のインフラ建設などに対して大きな恩恵をもたらし、「改革開放政策の重要な成功要因のひとつ」とされている。

     かつて米ソなどが開発途上国に援助した際には、返済の必要がない「無償方式」の援助を実施して、援助を受ける国が努力しなくなるとの弊害(へいがい)が多く見られた。有償資金協力が多くなったのはそのため。有償資金協力では、借款を受けた側が「資金を生かし、自らの努力で発展すればするほど、返済が極めて楽になる」特徴がある
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