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開催終了2009年7月20日−26日の情報

詳細

2009年07月19日 18:07 更新

2009年7月20日−26日に入手した情報や、トピックを立てるほどではないと思われる情報を掲載していくスペースです。コミュニティーの整理の仕方がまだ整っていないと感じますが、ともかく情報を集めていきます。体裁や内容の重要性の判断は個々人にお任せしますので、日本とイランの関係に関連すると思われる情報をどのようなものでもお寄せいただければと思います。既出の情報への追加や考えなどを書き込んでいただいても結構です。(副管理人)

コメント(8)

  • [1] mixiユーザー

    2009年07月21日 08:24

    イランの出版事情
    http://www.internationalpublishers.org/ (国際出版社協会/表紙ページ)

    6月18日のプレスリリース:国際出版社協会(スイス/ジュネーブに本拠)はイランの検閲に関するレポートを発表し、現在の政治状況下において自由な出版を行なっていくための道筋をまとめました。以下でその全文が読めます。

    http://new.internationalpublishers.org/images/pdf/FTP/PositionPapers/final%20iran_report.pdf

    ポイントだけ副管理人が以下まとめて訳してみました。

    1.序文/背景

    この報告書は5月のテヘランにおける国際ブックフェアーを期に行なった調査を中心にまとめたものである。イランには読書愛好者は(当然)いるものの1タイトル当たりの部数は数年前の5000部から3000部程度へ落ち込んでいる。(革命前には1点あたり10000部を超えていた。)この主な理由は政府による検閲の結果である。なぜなら、読者の手元に出版物が届くときには検閲によって内容が歪められているため、読者の本への信頼が揺らいでいるからである。

    2.イランの書籍マーケット事情

    公式発表ではイランでは年間40000万部(内半数が初版本)が発行されている。ただし、大手出版社の証言によれば15000部とも言われている。ただし少なくとも年々発行点数は上昇している。これは1点あたりの部数が減少しているからである。インターネットの普及も原因と考えられるが検閲が最大の理由と言える。

    公式発表では8000の版元があるが、実際に稼働しているのは2000に過ぎないと言われている。版元になるためには文化イスラム指導省の認可が必要である。イランには書籍に対する付加価値税はないが将来導入されるかもしれない。商業出版物には3つの取り次ぎ、学術書籍には1つの取り次ぎがある。書籍の売り上げのちょうど半数をテヘランだけで占めている。イランはベルヌ条約(の著作権の保護に関する国際条約)に加盟していない。

    出版社の団体はきわめて複雑だが、大別して政府系の Iran's Publishers' Cooperative とテヘラン出版社書店連合(TUPB: The Tehran Union of Publishers and Booksellers) に分かれている。後者はアフマディネジャドが大統領職に就くまではテヘランブックフェアーを統括していたが現在は文化イスラム指導省の直轄である。文化イスラム指導省が検閲、宗教書普及のための補助金の拠出、出版社の認可などを行なっている。

    3.テヘラン国際ブックフェアー

    中東、中央アジア最大のブックフェアー。文化イスラム指導省の直轄になってからは出展書籍の事前検閲、ブックフェアー参加資格出版社の省による管理、フェアー開催中の外国出版社との接触の規制などが厳しくなっている。
  • [2] mixiユーザー

    2009年07月21日 08:24

    4.検閲

    2段階に行なわれる。革命前は政治的事項が検閲対象であったが、革命後は政治、宗教、性がその対象になっている。最終稿を文化イスラム指導省に提出して許可を得たのち、書籍になったもの1部を再度提出し許可が与えられて初めて販売にいたる。しかしながら、2段階の許可を得ても販売許可が下りないこともしばしばである。

    アフマディネジャド政権になって以降の検閲は厳しさを増し、かつ恣意性が高くなっている。とりわけ混乱を引き起こしているのは現政権以前に許可された書籍が再検閲を受けることが求められ、その許可におびただしい時間がかかることである。また、再検閲によって発禁処分となった書籍の再発行を求めるには文書にて検閲対象部分を問い合わせる必要があるが事実上再発行はなくなることが多い。「豚肉」という表現が文章中に在っただけで検閲対象になった例もある。文化イスラム指導省の書籍検閲部門だけで1つの建物すべてを占めている。翻訳出版は TUPB の出版社が行なっているが、「ウイスキー」「ビール」などの語は消される。

    検閲の結果としてイランの作家たちは大別して3種類の方向性を持つに至っている。自主規制:執筆活動を停止する。海外での出版。地下出版。後者の2方法は危険性が高い。いずれにしても文化的な損失は測り知れない。(ちなみに映画についても同様)

    5.結論

    このような状況下においても女性作家協会を通じて地下出版に踏み切る作家たちがいることは希望の光である。シリン・エバディなどの弁護士の活躍も大きい。

    6.イランにおける出版の自由のためのロードマップ

    表現の自由のためにイランが1975年に批准した国連の公民権および政治活動に関する権利国際条約第19章(定訳はちがうと思います:訳者)にのっとって、出版および配給の許可制の撤廃、テヘラン国際ブックフェアーへの出版社の自由参加、すべての認可を受けた出版社のフェアーへの参加、出版社設立の認可制度の撤廃、 TUPB によるテヘラン国際ブックフェアーの主催、宗教差別の撤廃を求める、など。
  • [3] mixiユーザー

    2009年07月21日 08:25

    http://www.article19.org/pdfs/letters/iran-procedural-guidelines.pdf
    こちらは2006年のアフマディネジャド大統領への出版者協会、国際ペンクラブ、Article 19 からの公開書簡。イランにおける出版など表現の自由を要求)
  • [4] mixiユーザー

    2009年07月21日 08:31

    イラン国営放送ラジオ(日本語版ウエブ記事)
    http://japanese.irib.ir/index.php?option=com_content&task=view&id=7180&Itemid=54
    (以下そのまま貼り付け)

    テヘラン国際書籍見本市が、好評博す
    2009/05/07 Thursday 13:32:48 IRDT
    第22回テヘラン国際書籍見本市が、好評を博しています。
    休日の明日、8日金曜は、開幕から3日目を迎えますが、来場者の数は、100万人に達する見込みです。
    この見本市は、世界でも最多の来場者を誇る書籍見本市ですが、こうして、さらなる記録を更新することになりそうです。
    来場者は、地下鉄、バス、タクシーといった公共の交通機関を利用することで、市内中心部にある会場を訪れており、来場者の数は、地下鉄の入り口やバスの停留所などで数えられています。
    テヘラン書籍見本市の開催責任者によれば、2年前の見本市では、10日間の開催期間中、350万人が来場したが、昨年はこの数は500万人に増加したということです。
    今年の来場者の数は、昨年よりも増加することが予想されています。
  • [5] mixiユーザー

    2009年07月21日 08:32

    イラン国営放送ラジオ(日本語版ウエブ記事)
    http://japanese.irib.ir/index.php?option=com_content&task=view&id=7148&Itemid=54
    (以下はりつけ)

    ヘランで、国際書籍見本市が開幕
    2009/05/05 Tuesday 13:33:23 IRDT
    第22回テヘラン国際書籍見本市が、5日火曜、テヘランで、イランのアフマディネジャード大統領が出席する中、開幕しました。
    この見本市には、国内出版社が1982社から20万7000タイトルの書籍が展示される、他、世界78ケ国から700の出版社が参加しています。
    この見本市のスローガンは「知識の大祭」です。
    テヘラン国際書籍見本市は、5月16日まで開催されます。
  • [6] mixiユーザー

    2009年07月21日 08:35

    イラン国営放送ラジオ(日本語版ウエブ記事)
    http://japanese.irib.ir/index.php?option=com_content&task=view&id=7679&Itemid=71
    (一部貼り付け)

    2009年 6月12日

    ●リスナーより



    テヘラン国際書籍見本市の様子が良く分かりました。通常よりも安く買えるのであれば、本好きの人にとってはたくさん買うチャンスですね。



    ●ラジオより



    M.Sさん、いつもお便りをありがとうございます。毎年5月に行われるテヘラン国際書籍見本市では、市価より2割か3割の値引きを行なうことが決まっています。その安さは、確かに本好きな人にとって大きな魅力ですが、この見本市の魅力はなんと言ってもその規模です。イランでは、まだ書籍の流通システムが発達しておらず、どんな本でも手に入るという大型書店は存在しません。また、書店に存在しない本を、頼んで取り寄せてもらうということも出来ないため、どうしても欲しい本は、基本的に、本に書かれた住所を頼りに、出版元まで直接買いにゆくのが最も近道です。テヘランでこれですから、地方ではなおのこと、欲しい本を手に入れるのはとても深刻な問題です。このため、テヘラン書籍見本市には、地方の大学生や学校の先生などが、長距離バスで何時間もかけて、訪れ、自分の分だけでなく、友人から頼まれたものも含め、大量の本を購入してゆきます。テレビでインタビューを見ていても、多くが地方の大学生で、もしかしたら来場者のほとんどは地方の学生さんなのかもしれません。長距離の移動と大量の荷物は、大変な旅かもしれませんが、目当ての本を見つける年に一度のチャンスは、それだけの労力を費やす価値が十分にあるのでしょう。さて、このテヘラン国際見本市の規模ですが、実際どの程度のものなのでしょうか。日本最大と言われる東京国際ブックフェアでの来場者数は、昨年で6万人ほどでした。これと同じ、東京ビッグサイトで行なわれるコミックマーケットは、世界最大のコミケと言われていますが、昨年の来場者数は60万人ほどとのことです。そして、テヘラン国際書籍見本市の来場者数はと言いますと、昨年の数字ではなんと500万人。開催期間が10日間と長いこともありますが、その規模の大きさと、イラン人の書籍への関心のほどが伺えます。と同時に、この桁違いの来場者数は、普段、欲しい本が手に入りづらいという事情の裏返しでもあるのです。3年前だったでしょうか、アフマディネジャード大統領が、この書籍見本市を年に1度のイベントではなく、常設会場を設けようという提案をしました。きっと、学生たちにとっては素晴らしいニュースだったに違いありません。しかし、残念ながら、それが実現することはありませんでした。今日の選挙で決まる大統領には、本の流通システムの整備や、大型書店の全国展開なども、政策に組み込んでもらえたらと思います。
  • [7] mixiユーザー

    2009年07月21日 09:59

    (副管理人)

    国際出版社協会の報告書からもイランにおける女性の地位の向上が明確に伺われます。女性出版社協会が12年前に設立されたこと(=女性の識字率や学歴が上がった)と同時に、それがここ数年きびしい統制にあっている(=女性の影響力が格段に増した)という事実。また、50部だけ刷ってでも出版する(=これぞ作家意識)、発禁処分になっても拒否する(=これぞプロ意識)などを女性作家たちが行なっている。
  • [8] mixiユーザー

    2009年07月22日 23:00

    >1

    2.イランの書籍マーケット事情/誤訳訂正

    「40000万部」は「40000点」
    「15000部」は「15000点」

    にそれぞれ訂正
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