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開催終了三笑亭夢丸新江戸噺“夢のかけら”with 東京奏楽舎

詳細

2009年05月19日 13:59 更新

明日のことなので申し訳ないのですが、ご案内させてください。

三笑亭夢丸新江戸噺“夢のかけら”with 東京奏楽舎
日時:2009/05/20(水)18:30開場 19:00開演
場所:深川江戸資料館小劇場
(和風の造りで情緒豊かな江戸の芝居小屋の雰囲気を持つ劇場です!)
料金:当日\2,800 前売\2,500
第1部《落語》親子酒
第2部《クラシック・コンサート》夢にまつわる物語 (司会:高山正樹)
第3部《新江戸噺と音楽のコラボレーション》夢のかけら

http://www.ownmap.jp/rakugo/concert/info090520.htm

三笑亭夢丸新江戸噺“夢のかけら”は、地元深川の船饅頭が主人公の人情噺です。
船饅頭とは、江戸時代に深川あたりの大川(隅田川)に船を浮かべて商売をしていた私娼のこと。

三笑亭夢丸さんによると、船饅頭を題材にした落語は、今までなかったんじゃないかなというお話でした。
(ちなみに、夢丸さんは2008年3月のNHK「日本の話芸」に出演され、“出世夜鷹”という噺について語っていらっしゃいます。今度夢丸さんに直接伺って、ここでご報告したいと思いますが、いずれにしても夜鷹を扱った落語はとても珍しいということらしいのです。)

しかし、なぜ落語では私娼を扱わないのか、ちょっと意外な感じがします。というのも、落語は反骨の精神を持って、お上(かみ)を笑い飛ばして相対化してしまうような庶民の芸であるはずなのですから。

その落語には、よく吉原の花魁が出てきますが、吉原は江戸幕府公認、だから吉原はそのまま「赤線」に変わっていくわけですが、夜鷹などの私娼はいわば青線、「お上」からは見捨てられ、吉原とも対立する存在でした。料金も、今のお金に換算すると600円くらい。一方吉原はどうかというと、まあピンキリなのですが、一晩10万円以上というのが相場だったようですね。

ならば落語は、吉原の花魁より夜鷹のような私娼にこそ光を当てるべきではないのか、でもそうした噺が少ないのは、私娼が「しゃれにならねえ」くらいの哀しみに満ちていて、とても笑いにできるようなものではなかったからなのでしょうか。「夜鷹」を落語の題材にしない、それがせめてもの、哀しい女たちに対する落語の優しさだったのかもしれません。

さて、“夢のかけら”のことですが、登場する船饅頭は、実は足のない幽霊。これも考えようによっては深川だけに何とも「深いはなし」なのです。
ある資料にこんな記述があります。「夜鷹の足腰が立たなくなると、船中へ寝ころがったまま売笑した。」これが船饅頭だというのですから。

幼い頃に吉原に売られ、やがてわけあって吉原を逃げ出し、最後にたどり着いたのが深川の船饅頭。最初の客が酔っ払った旗本で、ちょっとしたいざこざで切り捨てられた女は大川の底へ、それでも船饅頭を続ける美しき幽霊、そんな女と出会った浮世絵師のはなし、さてこの人情噺にいったいどんな落ちがつくのか、皆様、20日の夜は、どうぞ深川の江戸資料館まで、是非ともお越しくださいませ。

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  • 2009年05月20日 (水)
  • 東京都 深川江戸資料館小劇場
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