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開催終了ジェンダーと暴力 ― バッシング情況への批判

詳細

2006年02月15日 23:25 更新

立命館土曜講座

http://www.ritsumei.ac.jp/acd/re/k-rsc/kikou/doyokozakikoh.htm

場所:立命館大学 末川記念会館1階ホール

講師:日本女性学会幹事 伊田広行

DV(親しいカップル内の暴力)は、特別おかしな男性だけの問題ではありません。多くのカップルの中に、DVと同類の、人をコントロールする関係、支配する関係があります。
その背景には、男性というものが、強くあるべきだ、弱さや感情を示してはだめだと思うこと、女は「弱い存在」であり「守るべき存在」だと思うこと、男性は女性より上位であるべきだ、女性は従順であるべきだと思うこと、暴力も一つのコミュニケーション手段と思うこと、女性(妻)に、絶対的な依存対象であり、自分の気持ちをわかってくれ、自分を絶対的に保護し、世話し、守ってくれる「聖母」を求めると同時に、自分の思い通りになる従順な「侍女、メイド、召使」を求めるということ、自分と異なる相手の感情や他者性を見ず、自他未分化の中で相手と同一化して、それが夫婦一体でいいことだと思ってしまう愛情観、夫婦観(=一言でいうとカップル単位発想)、「他人が文句言うな、俺たち夫婦の問題だ」と他者を排除すること、「別れる(捨てる)ことはよくないことだ=別れないことが愛情が強いこと」という愛情観などがあります。
DVは、旧来のジェンダーと結婚や恋愛という物語をベースに、相手個人の人権(「個的領域」)を認めずに、家族・夫婦・恋人という親密な共同体(「親密的領域」)の論理で、バタラーが自分の思い通りに相手を支配してしまい、それを悪いことと思わないという性質をもったものだといえます。

コメント(2)

  • [1] mixiユーザー

    2006年02月16日 03:07

    書き込みありがとうございます。
    2月18日の「 近代化過程における織物業とジェンダー ― 日独比較の観点から 筑波大学大学院人文社会科学研究科教授 」も面白そう!
  • [2] mixiユーザー

    2006年02月16日 22:12

    ぱちぱちさま
    いえいえどういたしまして。
    大峰山登山の件で、話題になった伊田さんの講演です。
    一度、この土曜講座に参加したことがあるのですが、近所の定年退職したオジサン達の教養講座、って感じでした。
    毎週何かしらのテーマで無料でやっているので、うらやましいですよね、近所にこういうのがあると(笑)。
mixiユーザー
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