□奥田伸子「20世紀後半のイギリス社会における”Race”IssueとFeminism」 1982年、Hazel Carbyは"White Women Listen! Black Feminism and Boundaries of Sisterhood" という刺激的な論文を書き、第二波フェミニズムの開始から10年以上経過した1980 年代初頭の女性史、女性研究における'racism'を批判した。白人女性中心のイギ リスの女性運動が、「カラード」女性の存在を認識したのは1980年代後半になっ てからだと指摘する研究者もいる。本報告は、1980年代以前のアフロ・カリビア ン女性の社会運動を紹介しながら、女性史、ジェンダー史におけるethnicityの重 要性を検討する。