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開催終了音盤夜行 Vol.39 “People Fly”

詳細

2012年07月17日 10:57 更新

【DJs】
MUZIK SERVANT / 天音 / 此糸ウルヱ / 白月らび / 和泉幸奇 / haLRu

【infomation】
7/18(Wed)2012
open 18:00 & start 18:30 – close 23:00
場所:渋谷 club axxcis
http://www.axxcis.net/
入場費:2drink / 1500yen

【NOTICE】
*コスプレ大歓迎です!(東方キャラのみとさせていただきます)
-女性は3Fのパウダールーム、男性は開催フロアの更衣スペースをお使いください。
-撮影は本人の許可を得る等、トラブルの無いようにお願いします。
-専用のSTAFF証をつけた人間の撮った写真は後日UPLOADしたりすることがあるかもしれません。

*貴重品について
大事なお荷物はお手元で管理するか、コインロッカーをご利用ください。
大きな荷物は右手奥のラウンジスペースに専用の場所を設けてありますので整頓して置いてください。
最近、小荷物(メガネ、カギ等)の、紛失&忘れ物が多いので、特にご注意ください。

音盤夜行の会場は原則として、飲食物の持ち込みは禁止となっています。
お土産のお菓子を配ったり、ある程度は会場側に許容してもらってますが、
主食となるようなもの及び、飲料の持ち込みはご遠慮ください。
ソフトドリンクもございますので、バーカウンターをご利用ください。

―――

【STORY】

夜空に浮かんだ銀色の月を見つめている。
それはこの手に掴めるほど間近にあって、しかしその距離を意識した途端――みるみるうちに遠くへ離れていってしまう。
否、俺が空から落ちているのか。しかし落下していく感覚はなく、それどころか、こうして月を見ている自分の肉体というものが存在するのかすら定かではなくて――。
それはつまり、夢の中にいる感覚なのだと。
そう気づいてしまった瞬間、急にあらゆる感覚が戻ってきて――俺は無数に並ぶ竹に囲まれていた。
竹林。長く長く伸びたそれは、見上げて目を凝らしてもどれほどの高みまで達しているのか推し量ることもできず、曖昧な形で天井を作っていた。
ガサリ、と竹をかき分ける音と共に、視界を覆い尽くした緑色が大きく揺れる。
それに驚いて背後を振り返り見ると、そこには一匹の虎がいた。
俺は竹林も虎も実際に見たことがない、ということに気づく。だからこれはあくまで夢、イメージの虚像で、そこにあるべき臭いもなく、屏風に描かれた姿を見るかのように、気配すら感じ取れない。
俺が虎の目を見つめると、虎もまっすぐに俺のことを見つめ返してくる。それはたまたま視線があっているように見えるだけで、絵に描いたようなその虎は何も見ていないのだろう。
ややあって、背後から急にざわめきのようなものが聞こえだして、また振り返って見やると、ばらばらに立ち並ぶ竹の隙間から煙が溢れだしてきている。奥の方で火事になっているのか。
がさがさと竹が揺らされる音と共に、狂乱に飲まれた人々の叫び声がだんだんと大きく聞こえてくる。
今まで虎がいた方に向き直ると、それは忽然と姿を消していて、行く手を阻むように林立していた竹もまたかき消えており、一本の道が眼前に開けていた。
その道を進めば火の手から逃げられるのだろう。怒号を上げ逃げ惑う人々に声をかけようとまた振り向いたその瞬間、竹を押しのけて飛び出して来た群衆に俺の全ては飲み込まれてしまった。

――そうして俺は目を覚ました。
客船の甲板にたった一人。それほど飲み過ぎた覚えもないのに、意識はもうろうとしている。夢の中の方がまだはっきりといられたように思う。
船内は狂乱する人々の声と気配で満ちていて、パーティはまさにピークタイムを迎えているようだった。
一方で、たゆたう海の景色を見ようとすると、客船を覆う雨雲のように分厚いスモッグが何もかもを隠してしまっている。
果たしてこの船は、本当に計画通り湾内を周遊しているのだろうか? いつの間にか空に飛び立ち、行くあてもなく雲の中を彷徨っているのではないか?
まるで現実味のない危機感に襲われながら目を凝らすと、雲に一筋の切れ目が生まれて、俺の眼前に光が差し込んでくる。
俺は迷うことなく、誰にもそのことを知らせずに、光の中へ身を躍らせた。
船縁から身を乗り出して、躊躇なく飛び出して行くその姿は、気の違った泥酔者の行いでしかなかっただろう。
しかしながら、その行為が俺の命を救う結果となったのは、ただの不思議で済ませられる事態ではなかった――少なくとも俺にとっては。
「セイレーン・クルーズ」を開催していたその客船は、出港した桟橋に二度と戻ることなく、永遠に姿を消してしまったのだ。

(つづく。次回は8/15です!)

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  • 2012年07月18日 (水) 18:00〜
  • 東京都 渋谷 club axxcis
  • 2012年07月18日 (水) 締切
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参加者
1人