日本人と南米の最初の接点はペルーでした。とくに、110年前に始まった日本人ペルー移住によって、両国の結びつきは単なる外交上のものから人的な交流へとシフトしました。人的な交流は、現在も続いています。「デカセギ」もその一つです。「デカセギ」が始まってすでに20年の月日が流れ、「在日二世」はもちろん、「在日三世」も生まれようとしています。子供たちはスペイン語よりも日本語のほうが得意になりつつあります。もはや「出稼ぎ」ではありません。日本人がどう思おうが、生活者です。ただし、「定住者」とも言い難い存在なので、私は何年か前から「停住者」と呼んでいます。「日系ペルー人からペルー系日本人へ」という変容を遂げつつあるペルー人コミュニティーの成立の背景、経済危機下で私たち[colectividad peruana en Japon]が直面する課題の一端と、「日本の日本人」の差別思想に絡めて話そうと思います。