続いてMORI YU GALLERY [Jungle Project!!-Johnny come lately-塩崎優]展。塩崎優の水彩ドローイングや油彩の作品は、白昼夢のようにうっすらと儚げな像が描かれています。おとぎ話の一場面をさらりと描写したかのような頼りない筆致や景色、幻想的な場面が描かれる一方、覚めた意識の一端を見ることもできる塩崎優の作品をどうぞご覧ください。
そして、Ohshima Fine Art [榎倉康二「予兆としての絵画」]展。榎倉康二(1942-1995)は1960年代後半の、ものごとを根底から問い直すような社会風潮のなかでその制作を開始しました。鋭い身体感覚と独自の思考にもとづいた作品を制作しはじめ「パリ・ビエンナーレ」や「ベニス・ビエンナーレ」に作品を出品したことで海外でも高い評価をうけます。常に作品の物質感を大切にしていた彼の作品は、独特の存在感をもつと同時に静かな美しさに満ちています。
市ヶ谷へ移動しMIZUMA ART GALLERY [筒井伸輔]展へ。半透明な蜜蝋の質感を生かした深みのある筒井伸輔の作品。本展では、キャンバス作品やドローイング作品に加え、より作品世界を体感していただけるよう実際に筒井伸輔が使用している顕微鏡を展示予定。ひたすらに対象物と真撃に向き合う筒井伸輔の絵画表現の変遷は必見です。