今となっては想像しづらいが、インディーズ・シーンとメジャー・シーンの間に立ち塞がる"壁"をぶち壊した伝説のライヴ・イベント "AIRJAM"には2回参加。
主催のHI-STANDARDをはじめ、COKE HEAD HIPSTERS、その先輩格でもある COCOBAT、GARIC BOYSらとともに"AIRJAM"が成功するシーンを作ったバンドのひとつがABNORMALSである。特にこれまでSPLIT EPをリリースしたG.M.F.、YELLOW MACHINGUN、MAD3らの名前からもわかるように当時の音楽ジャンルを超えたバンド同士のコミュニケーションが成立していた当時のシーンでも彼らの音楽性は特に異彩を放っていた。
90年代初頭はCOCOBAT、CULT IN-SANEのメンバーでありながらも、ファンとしてABNORMALSのライヴをいつも一番前で観ていたMUROCHINが加入し、 MOTORHEAD を思わせるスピード感あふれたラフでラウドな魅力も加速。2003年にはTHE FLY WHEELに改名し、現在のベーシストHagiが加入。アルバム『The Artist Formerly Known As ABNORMALS』をリリースするも、2006年9月よりABNORMALSに名義を戻し、活動を再開した。
東京・川崎で育ち、高校生のころに日本語のラップに出会い'04年に自身のレーベル「Sanagi Recordings」を立上げ1stアルバム『Hell Me TIGHT』を自主制作でリリース。
それまでの女性のラップのイメージを大きく覆す感情剥き出しのヒステリックなスタイルはHIPHOPのみならず、他ジャンルからも大きな反響を呼び、?ラッパー?の解釈を広げる結果となった。
RUMIは、ヒップホップ、ダンスホール、ロック・バラード、あるいはグライム、ダブステップを経由したビート上で踊りながら、希望と絶望と愛と孤独と怒りの言葉を吐き出す。
今年11月11日にリリースの3rdアルバム『Hell Me NATION』では、楽曲・歌詞ともに、前作よりもさらに幅を広げた楽曲が収録されており、彼女がこの国が誇るべきポップなライオット・ガールであるということを、また、中島みゆきらの影響を公言する彼女が才能あるシンガーソングライターであることも証明している。
ライブでは、ダンスミュージックとラップの境界線をぶった切るSKYFISHのビート上で、心のスキマに冴え渡るメッセージを放つ。
2004年 Sanagi Recordings設立
ファーストアルバム 『HELL ME TIGHT』 を Sanagi Recordingsより発売
2005年 MSCの02、THA BLUE HERBのo.n.oをゲストに
12inch 『極楽都市/好物』 をSanagi Recordingsより発売
2006年 ファーストアルバム 『HELL ME TIGHT』 が全国流通盤としてDVD付で再発。
2007年 セカンドアルバム 『Hell Me WHY??』 をPOPGROUPより発売
12inch 『Heso-CHA/CAT FIGHT』 『zero/Fever!』 をPOPGROUPより発売
2009年 サードアルバム 『Hell Me NATION』 をPOPGROUPより発売
新宿を中心に活動を続ける「MSC(新宿拡声器集団)」の中心メンバーでありLIBRA RECORD LABELの重役を務め「ILL BROS」という名前でTAB001とグループを組み、「新宿路団」という名前でPRIMALとユニットを組む。
2005年にクルーのメンバーであるDJ O-KIやHARD TACKLE66や盟友DJ BAKUなどの安定した従来のメンバーに加え、DEV LARGE (BUDDHA BRAND)・MAKI the MAGIC(キエるマキュウ)やYOUTHなどの新旧多彩なゲストやプロデューサー陣を迎えた自身初のファーストソロアルバム「導〜みちしるべ〜」をリリースしインディーズでは異例のヒットを飛ばした。
またDJ KRUSHのベスト盤「Stepping Stones The Self-remixed Best - Lyricism」に唯一、新録曲にて参加し世界発売を果たす。
そして2006年にはMSCの待望のセカンドアルバム「新宿 STREET LIFE」をリリースし、一気にシーンの中心に躍り出た。
ファン待望のセカンドアルバムの発表も控え、その勢いはまだまだ留まる事を知らない。
「MSC最狂人物、レペゼン東京下町六丁目団地、Libraのオカルト担当こと下町のナポレオン"O2"」
近年、続々とデビューを飾る"ILL"を売りにした焼き直しフェイクラッパーとは一線も二線も違う正真正銘の"MASTA OF ILL"どこにでもある普遍的な単語を独特の組み合わせにより聞く者の想像を凌駕する珠玉のパンチラインに練金する現代の"河原者"処女作「帝都崩壊」での漢との衝撃的な掛け合い曲"快感"から7年、初ソロ曲となった"甲斐性"から6年、初アナログ"六丁目団地"から5年、"畜生"から3年と、長い年月がたてども色褪せる事ないクラシック曲を生み歌い続け、遂にファーストアルバム『STAYTRUE』を11月4日にリリース。