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開催終了NB@U 11月例会 『 モデリングの話  』

詳細

2012年11月04日 08:31 更新

NB@U 11月例会 予告
 テーマ『 モデリングの話  』

モデラーとしてフィギュア原型制作から象り、シリコーン型の製作する事で、複製品を自ら作り出す。30年以上前に始めた造形ですが、当時はフィギュアと言えば”ヲタク”のイメージが強かったですが、プロとして複製品を販売。フィギュアに限らず、応用技術で、身の回りの便利な道具や車の部品なども同じ技術で製作できるので応用範囲は広く、そんな作例を持ち込んで、お話ししたいと思います。

日時: 11月15日(木)19:00
場所: 名古屋国際センター第2会議室
トーカー: 義積 泰典

コメント(2)

  • [1] mixiユーザー

    2013年01月05日 12:33

     モデリングとは物理的には造形技術によりイメージする物を作り出す事で、他には、科学的には原子模型のように原子の構造を球と棒で再現する場合もモデリングと言われ、心理学に於いては観察学習を意味する。また、近年のコンピューター技術の進歩により3DCG空間に3次元モデルを作る事もモデリングと呼ばれる。今回の話は、造形技術を用いて模型(MODEL)を作るMODELINGに焦点を合せます

     イメージした物を作り出す為の材料は、紙を切ったり折ったりする事でも出来るし、身近な材料で作り出す事も可能で、砂のオブジェや雪像や氷の彫刻など、万物全てが材料になるのですが、ここでは3次元モデルの製作の一般的な物に的を絞りたいと思います。

     プラモデルを組み立てる事もモデリングと言えなくも無いですが、粘土や熱可塑性樹脂などを用いて立体的で複雑なイメージを具現化する手法を説明します。

     素材には、木・粘土(油粘土・紙粘土・樹脂粘土など)樹脂系ではケミカルウッドやエポキシパテなどがあり、直接それらの素材を用いて造形する場合や、既にある「物」を忠実にコピーを取る「象り」の為の印象材も造形材料と言えます。
     印象材とは印:しるし・印影(写し取る) 象(かたどり) 材料で、歯医者で歯の型を取る材料も印象材になります

     一般的にはアルギン酸と言う海藻から抽出したアルギン酸塩や、更に加工したアルジネート印象材が主に歯科では使用される事が多い。他にも寒天やシリコーン印象材も用いられる。但し、アルギン酸や寒天は水分が多く、象り後、直ぐに石膏などで製品を作っておかなければ、水分の蒸発で、型が変形してしまう事や、基本的には一回のみの型であり、使い捨てとなる。製品を複数個必要とする場合や、型の変形の少ないシリコーン印象材が造形にはよく使われます。シリコーンはケミカル硬化後はゴム状になるので、複雑な形状もコピーする事が可能です。他にも、石膏やセメントで型を取る事も可能ですが、型が硬くて変形しない為に、型から抜き取る方向に突起が無い形状の物しか成形できない制限があるが、シリコーンよりも型の変形が無い為に、正確な型が取る事が可能。
  • [2] mixiユーザー

    2013年01月05日 12:34


    押し付け法:粘土や練消しゴムに象りたい物を押し付けて型を取る(2.5次元レリーフ状の造形 印鑑など)
    埋没法:原型を容器等の中に固定して、象り材を流し込んで型を取る(3次元ではあるが製品を抜く制限有)
    割型法:原型を半分だけ粘土等に埋めておき、象り材を流し込んで型を取り、硬化後に、粘土だけを取り除いて、取り除かれた粘土に替えて象り材を流し込む事で合わせ型を作る(2つ以上の型を合せる事で、全方向コピーが取れる3次元)

     技工士等が義足や義手を製作する為に石膏を塗した包帯を用いて、水に浸しながら手足に巻き付けて象り、硬化後にカットして割型を取る特殊な方法もありますし、ビルの様にコンパネと言うベニア板で鉄筋を囲って流し込む、直接型を作る場合もあります。

     型を使って複製品を作る場合に、複製品となる材料の紹介です。
     型に流し込んで固まる材料なら何でも良いのですが、寒天やチョコレートやババロアの様に崩れても良い物は別として、部品やアクセサリーを作る場合、壊れ難い材料が必要になります。機械的強度を必要としない置物等は、安価な石膏が使えますが、簡単に壊れてしまうので、ある程度強度のある物として、ケミカル硬化型のポリウレタン・エポキシ・不飽和ポリエステル・ウレタン・シリコーン等があり、流し込みやすい水状の物から水飴状の物までありますが、合わせ型の場合には粘性が低いほど型の合わせ目から漏れ出しやすいので、型に工夫が必要になります。
     石膏型やセメント型など、硬い型の場合では、粘土状の物でも押し付けてから硬化させる場合もあり、粘性も色々あるので型や用途によって使い分ける必要がある。

     フィギュアや模型の世界では、複雑な形状の場合、いくつかのパーツに分けて組み立てて製作する場合が多いのですが、接着したり、パテで修正したりした部分が、経年変化でパテの収縮や、温度差で、熱膨張の違いからヒビが入ってしまったり、隙間が空いてしまう事がある為に、出来る限り一体成型を心がける。分割の必要がある場合は、若干の隙間が生じても問題となりにくい部分で分割をする。フィギュアの場合は、服の袖と腕の部分で分割をさせ、袖を抉って、腕を差し込むようにすればヒビも隠れる。

     特に、原型を製作してると、気に入った形状が出来るまで削ってはパテで盛り上げ、また削るの繰り返しになるので、一品物の造形でも型取りして注型し、複製品を作る事で、経年変化に強い物を作る事もあります。

     象りで良いのは、一つ原型を作ってしまえば複製品が幾つも出来るので、ポージングを変えたり色を変える事で、バリエーションが楽しめる事です。フィギュアの場合、素材として裸のフィギュアを作ってから、粘土状のパテで服を着せるように造形したりする事で、無限の広がりが出ますし、フェアースタイルも自由に作り変える事が可能になります。

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  • 2012年11月15日 (木) (木)19:00
  • 愛知県 名古屋国際センター第2会議室
  • 2012年11月15日 (木) 締切
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参加者
1人