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開催終了NBα 10月例会 :『裁判所から見た弁護士とは』

詳細

2009年10月02日 07:21 更新

NBα 10月例会 予告
テーマ:『裁判所から見た弁護士とは』
 裁判官と弁護士。在朝と在野。両者は同じ法曹として,近いところに居るようでいて,実際にはお互いに相手方をよく知っていないようである。さしあたり裁判所の視点からの弁護士像を語りたい。

日 時: 10月21日(水)19:00〜
場 所: 名古屋国際センター第4会議室

http://www.nic-nagoya.or.jp/japanese/aboutus/access.htm

トーカー: 下澤 悦夫

コメント(1)

  • [1] mixiユーザー

    2009年10月30日 20:10

    日 時:10月21日(水)
    場 所:名古屋国際センター第4会議室
    参加者:9人

     裁判官と弁護士は,同じ法曹として近いところに居るようでありながら,在朝法曹と在野法曹との違いもあり,実際にはお互いに相手をよく知っていないようである。そのようなバイアスのあることを承知の上であえて裁判所の視点からの弁護士像を報告してみよう。
     弁護士法によれば,「基本的人権を擁護し,社会正義を実現する」ことが弁護士の使命とされている。旧く明治憲法下で弁護士は,権力に対抗して弱者の人権を擁護する者であり,また地域の名望家であるという二つの顔を持っていた。これは在野法曹モデルでとらえられた弁護士像である。新憲法下で弁護士は人権擁護の旗手として,また法律専門家プロフェッションとして観念されている。
     現在,弁護士界でも裁判所でも弁護士を在野法曹モデルとプロフェッションモデルとの二つの理念で捉えるのが通説である。近年では弁護士の活動が多様化し,前記二つの弁護士モデルに加えて,弁護士は身近な司法分野のサービス提供者,あるいは様々な紛争解決専門家としても立ち現れてきている。
     裁判官から弁護士を眺めるとき,先ず司法制度の運営を共に担う仲間としてこれを見ている。ただし法曹あるいは法律家として裁判官の方が優秀であり,弁護士はより劣る者としてこれを一段下に見る意識があることは否定できない。これは司法部に属する官僚として民間,在野を低く見る意識の現れでもあろう。
     司法官僚組織に属する者は種々の制約,拘束に縛られている。その中にある裁判官にとって,弁護士は自由に生き活動することができる存在として目に映り,また高額の報酬,収入を得ているとしてこれを羨望の目で見るきらいがある。このような裁判官の意識は,彼らが中途退官することになれば弁護士を開業することを企図し,またリタイア後には弁護士登録することを当然と考えていることに現れている。
     弁護士の財政,経済生活を考えてみよう。弁護士の重要な使命である人権擁護活動をしているだけでは弁護士生活を継続することはできない。併せて通常の市民弁護士としての活動を行い,これによって自分の経済的基盤を確保しなくてはならない。この双方の活動のバランスをとることが大変難しいのである。
     生涯にわたる安定した財政収入の基盤を築くためには,物心両面にわたる努力が必要である。退職金はなく,年金などの将来の経済生活の基盤が弱いことから,自らの病気,事故などによる稼働不能といった危険があること,さらには弁護士リタイア後の生活安定のために,常に蓄財に努めないと不安なのである。このようなことから,弁護士は常に働くように突き動かされる。弁護士は一般的に家庭サービスが十分にできないなど多忙の状態におかれている。
     裁判所から見たとき弁護士会は,その運営がバラバラで組織力が弱い。弁護士会員はそれぞれ「一匹狼」であって団体組織の一員としての自覚に乏しい。弁護士活動は,原則として個人単独の仕事であり,加えて補助機構が弱体であるために非力である。他面,会員同士は相互に対等,平等であり,組織の運営が自由闊達になされているということは好ましい点である。
     弁護士は総じて裁判所のあり方を批判するが,その本気度は疑わしくある。終局的に弁護士ないし弁護士会は,裁判所組織に依存しているものと裁判所では見ている。弁護士一般は裁判所組織の仕組みや運営の実情に疎くある。かねてより弁護士会は,あるべき裁判官制度として法曹一元を主張してきているが,ほとんどの弁護士は自分が裁判官に任官することを望んではいないようである。
mixiユーザー
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  • 2009年10月21日 (水) 19:00〜
  • 愛知県 名古屋国際センター第4会議室
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1人