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開催終了ポーランドの絵本作家、ヨゼフ・ウイルコン展

詳細

2006年08月29日 09:36 更新

8/27の新日曜美術館でも紹介されましたが、ポーランドの絵本画家ヨゼフ・ウイルコン(76才)の絵本原画と、廃材による動物オブジェの展示を7/8から10/9まで、うらわ美術館で開催中です。絵本が芸術である、とたしかに感じられる作品で、おすすめです。
http://www.uam.urawa.saitama.jp/tenran.htm 

ブラスチラヴァ絵本ビエンナーレの今回の審査員でもあり、あたたかく大きな視点、芸術的な表現によって、世界中に翻訳されている(もちろん日本でも)巨匠なのだけれど、なぜか日本の絵本雑誌の編集者にファンがあまりいないようで、一般への紹介が不十分に思え、もったいないです。

画風はさまざまで、20代だったという初期の軽妙でキュートなモダニズム感覚の水彩「ミンケパットさんと小鳥たち」のようなものから、金地に線画を施したエキゾチックなテンペラ画や、濃厚なタッチのパステルの塗り重ねで毛のふさふさ感や愛らしさをだした動物画など。

テーマによってそのつど表現方法が違っていて、スタイルが固定した記号的なものではないために、キャラクター性としてとらえにくいということなのか、商業的なキャラクターグッズなどにもなりにくいため、それぞれの絵本を手にしたことのある人でも、同一の作家と認識していなかったということも???

ウイルコンさんは自然と動物と子供を非常に愛していて、今回の展示の目玉は、廃材を削り組み合わせた動物のファンタジックな立体作品でもあります。これらは絵本やデザインの仕事のためではなく、彼の純粋な造形作品で、素朴な愛らしさと、ときにふと怖くなるような存在感をもっています。ポーランドという国にあって、平和への思いも深く感じます。(安曇野ちひろ美術館にも数点コレクションされていて、公開展示されています。 )

12月にポーランド国立美術館で回顧展が行われるため、本展のみで日本国内の巡回はありません。貴重な機会です。

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  • 2006年08月29日 (火) 10/9まで 土日は午後8時まで開館
  • 埼玉県 うらわ美術館 JR浦和駅 徒歩7分
  • 2006年08月29日 (火) 締切
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参加者
1人