オーストリアのグラフィック・デザイナー、エリザベス・コップフの展覧会「エアシガレット」のご案内です。

エリザベス・コップフは、ウィーンを拠点にオーストリアのデザイン界の第一線で活躍するグラフィック・デザイナーです。2006年には、世界のトップデザイナーによって構成される国際グラフィック連盟のメンバーとして選出されました。

情報の受け手が行動をすることを目指す「アクション・デザイン」をモットーとするエリザベス・コップフが2001年から展開しているアートプロジェクトが「エアシガレット」シリーズです。

デザイン会議出席のため訪れたニューヨークで厳しい喫煙規制に直面したコップフは、極度の禁断症状に襲われました。苦肉の策として誕生したのが、１枚の紙を巻いただけのエアシガレット。実際に吸ってみると思わぬ効用があることに気づいた彼女は、エアシガレットをアートプロジェクトとして発展させながら、毎年、中国やヨーロッパで新作を発表してきました。

東京での初展覧会となる「エアシガレット　トーキョー・アイディアル」では、タバコを吸うことのエロティックな側面を掘り下げ、人間の逃れられない「欲望」をエアシガレットによるインスタレーション作品として発表するとともに、これまでの全６作品も紹介しています。

会期　開催中〜５月19日（月）／火曜定休
開場　12:00〜21:00
入場　無料
後援　オーストリア大使館／文化フォーラム
会場　ギャラリー・エフ
住所　東京都台東区雷門2-19-18
電話　03-3841-0442
ホームページ　http://www.gallery-ef.com

※現在発売中の「STUDIO VOICE」でもエリザベス・コップフのインタビューが掲載されています。