Regulatory Sciences in Radiation Protection and their Perspective 放射線の人体への影響および障害の予防に関する研究は、放射線医学総合研究所の重要な社会的使命であります。この使命を果たすべく、放射線防護研究センターでは放射線影響の解明と、より合理的な規制への反映を目指した研究を実施しております。 その一環として、当研究センターの活動を所内外の関連研究者の方々に知っていただくとともに、より効率的な研究推進に向けてご意見やご批判を賜ることを目的として、毎年、放射線防護研究センターシンポジウムを開催してきました。 今年度は、中期計画の最後の年度にあたり、放射線防護研究センターの5年間の研究の成果をご紹介し、新たな中期計画を展望することを目的で「放射線防護における規制科学研究とその展望」というタイトルでシンポジウムを開催することになりました。 今中期計画は、科学と社会との橋渡しの役割を果たすため、放射線防護における規制科学研究という新たな研究分野に取り組みました。シンポジウムの1日目は、第1部「放射線防護における規制科学研究の現状」としてセンターの5年間の成果を紹介します。2日目は第2部「放射線防護研究の将来の展望」として、国際的な研究の最前線の動向を紹介いただき、さらにパネルディスカッションで放射線防護研究の将来について、議論していただきます。 多数の皆様のご来場をお待ちしております。