mama!milk 新譜「Fragrance of Notes」 【 Jazz Album of the Year 2009 】受賞
抑制 と ゆらぎ。成熟 と ふらつき。 重く滴る果実の豊潤を思わせる音楽。したたかな抒情は胸さわぎをよびおこす。 オリジナル・アルバムとしては前作「Gala de Caras」以来5年ぶり、4枚目となるアルバム。アコーディオン、コントラバス、トロンボーン、フルート、テルミン、ピアノ、ドラムが映し出す幻燈のような美しさ。
【mama!milk】
生駒祐子(アコーディオン)と、清水恒輔(コントラバス)による室内楽ユニット。 京都を拠点に、世界各地の様々な空間─古い劇場、美術館、石畳の広場、客船、寺院、植物園等で演奏を重ね、その美しく自由な音楽と「Japanese New Exotica」とも評される艶やかなパフォーマンスが絶賛されている。これまでに数々のアルバムの発表、様々なプロジェクトでの客演やコラボレーション、生駒のソロ「esquisse」「手廻しオルゴールで聴くエリック・サティ」の発表など多岐にわたる活動を自在に展開。 近年は Gak Sato、Ramuntcho Matta、二階堂和美とのコラボレーションについで、2008年、待望の新作「Fragrance of Notes」(CD/LP)を発表。Gak Sato(テルミン)、井登友一(トロンボーン、フルート)、トウヤマタケオ(ピアノ)、栗原務(ドラム)らを迎えて録音された本作が、イギリス国営放送BBC Radio1の「Gilles Peterson's Worldwide Award」にて「Jazz Album of the Year 2009」を受賞するなど、クラシカルな極上の響きをたたえながらも、ジャズ、映画音楽、タンゴ、オルタネイティブ・カントリー、現代音楽 ……そんなジャンルの枠を越えて自由に奏でられる mama!milk の濃密かつ独創的なサウンドは、国内外で大きな反響をよんでいる。 現在のmama!milkは、アコーディオンとコントラバスのデュオとしてのオーセンティックな演奏と同時に、「mama!milk 'Fragrance of notes' ensemble」と冠する新しいアンサンブルをも披露している。