<プロフィール> 種田陽平 (たねだ ようへい) 武蔵野美術大学油絵科卒業。在学中より絵画助手として寺山修司監督作品『上海異人娼館 チャイナ・ドール』(80)に参加。石井聰亙監督作品『1/2 MENSCH・半分人間 アインシュツェルツェン ノイバウテン』(84)で美術監督デビュー。岩井俊二監督『スワロウテイル』(96)の架空都市で注目され、リー・チーガイ監督『不夜城』(98)で第18回香港電影金像奨・最優秀美術賞を受賞。クエンティン・タランティーノ監督『キル・ビル Vol.1』(03)でアメリカ映画、押井守監督『イノセンス』(04)でアニメーション映画に美術参加した。数々の映画の美術監督を務めるほか、CM、イベントデザイン、舞台美術など国内外の幅広い分野で活動。代表作に長崎俊一監督『死国』(99)、中江功監督『冷静と情熱のあいだ』(01)、土井裕泰監督『いま、会いにゆきます』(04)、李相日監督『フラガール』(06)、中田秀夫監督『怪談』(07)、三谷幸喜監督『THE 有頂天ホテル』(06)、『ザ・マジックアワー』(08)などがある。『TOWN for the FILMS ARTWORKS from “Swallowtail Butterfly”to “Sleepless Town”』、『ホット・セット THE HOT SET』など著作も多数出版。
<書籍紹介> 『TRIP for the FILMS』 『スワロウテイル』『不夜城』『いま、会いに行きます』『フラガール』『キル・ビル Vol.1』『THE 有頂天ホテル』『ザ・マジックアワー』等、世界で活躍する映画美術監督の種田陽平。10年前に出版された『Town for the Films』は、世界の映画美術に携わる者たちのバイブルとなっている。本書は、映画のために街を作り、映画のために村を作る。撮影が終了すると跡形もなくなる。それらは映画の中だけに存在するが、現実には残らない。しかし、100年後にはFILMの中に残る映画美美術。発注を受けて半年、プランニングからクランクアップまで半年。ほぼ1年かけて作り上げたものを、惜しみもなく壊していく。映像にうまく映るために、たった一つの花瓶の位置を何度も調整する、日本を代表する種田氏のアートワークをイメージ画から設計図、細部の写真等、すべてを収録し、その技術と日本的センスがいかに世界で通用するようになったかを、追っていけるものとなっている。 TOWN for the FILMS の第二弾は TRIP for the FILMS 。長崎俊一監督『死国』からタランティーノ監督『キル・ビルVol.1』を経て三谷幸喜監督『ザ・マジックアワー』に至るアートワークを収録した、濃密で不思議な、美術監督 種田陽平の映画美術作品集。