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開催終了「地中海音楽の祝祭的断層・ナポリ音楽シーンの磁場を聴く」ダニエレ・セーペ来日記念DJトーク @中野 plan B

詳細

2007年05月16日 11:22 更新

こんにちは!
残念ながら急遽キャンセルになってしまった、イタリア文化会館主催地中海音楽の夕べシリーズ第一弾、ナポリの巨匠ダニエレ・セペの来日ツアー。でもそれにもめげず、ナポリ音楽、文化をこよなく愛する人、興味ある人には一押しのイベント開催されます。ナポリに長期にわたって在住、活躍しているミュージシャン/音楽学者の方の音楽談義はぜひおすすめ!

5/26【土】ダニエレ・セーペ来日記念 DJトーク「地中海音楽の祝祭的断層・ナポリ音楽シーンの磁場を聴く」@中野 plan B
時間:15:00〜17:00
場所:plan B (http://www.i10x.com/planb/index.html)
TEL/FAX 03-3384-2051
〒164-0013 東京都中野区弥生町4-26-20 モナーク中野B1

・地下鉄丸の内線 中野富士見町駅下車7分
・JR中野駅南口より京王バス、渋谷行きか新宿駅西口行、
  富士高校前下車

予約¥1000/当日¥1200

話し:チャールズ・フェリス
1971年カナダ生まれ、アメリカ国籍。現在ナポリ在住のミュージシャン/エスノミュージコロジスト。カリフォルニア大学バークレー校音楽文化学博士課程在学。 トランペット奏者として現地のミュージシャンと音楽活動をしながら、ナポリの音楽シーンを通して移民やイタリア南北問題等、様々な社会問題を考察するフィールドワークに取り組んでいる。

聞き手・構成:大熊ワタル、通訳:阿部万里江
共催:DeMusik inter.

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★当世音楽解体新書(planB通信 07年5月号)
「地中海音楽の磁場・ナポリの音楽シーンに注目!」 (大熊ワタル)

古代ギリシャ文明も、本来地中海というアフリカと向き合った、フェニキア、エジプトなどの複数的文明だったはずなのに、ヨーロッパ中心の視点で、書き換えられてきたのではないか…。そのような指摘が、話題となっているようだ(マーティン・バナール『黒いアテナ/古典文明のアフロ・アジア的ルーツ』第一巻「古代ギリシアの捏造」)。

そう、ヨーロッパとアフリカの間に横たわる地中海は、かつて詩人ランボーも歌ったように、さまざまな原色を、そこに見出すことが出来る。

そして、いよいよ今月末、その地中海に突き出した南イタリアから、ナポリの誇る鬼才ダニエレ・セーペがやって来る!(25日「地中海音楽の夕べ」@イタリア文化会館)

といっても、日本では、まだ知る人ぞ知る存在だろうが、これは事件といってよいだろう。

1960年、ナポリ生まれ。サックス奏者・作曲家。南イタリアのルーツ音楽(タランテッラ、タムリアータなど独自の民俗音楽で知られる)をバックボーンとしながら、ロック、ジャズ、レゲエなどが、自由自在にチャンポンされた、ポップで猥雑なカーニヴァル的音楽世界。セーペの音楽の特徴は、ただ楽しげなだけでなく、「何でもあり」の雑食的世界でありながら、挑発、批評性、ユーモア、皮肉などが必ず中心にある点だ。ビクトル・ハラや、ブレヒト・ソングなどが参照されたり、それらを換骨奪胎したような対抗文化的視点が、強烈なスパイスを効かせている。90年頃より、ほぼ毎年のように力作を発表、その怪物的な創作力も特筆ものだが、とくに98年の「限界労働(lavorare stanca)」、2003年の「アニメ・カンディード(率直な魂)」などは、比類のない傑作トータルアルバムで必聴だ。

そこで、この際、セーペ来日に歓迎の意を表して、徹底的にセーペとナポリ周辺の音楽を聴き倒そう!そして、セーペ(たち)を生んだ南イタリアの音楽シーンを調べてみよう!

26日(土)、planBにて、ナポリ・シーンの特集。題して「ダニエレ・セーペ来日記念 DJ&トーク 地中海音楽の断層・南イタリア音楽シーンの磁場を聴く」

報告をお願いするチャールズ・フェリス氏は、ダニエレとその周辺の音楽事情を、長期リサーチ中の若き研究者(自身ミュージシャンでもある)。ちょうどダニエレと共に来日するという好機をとらえ、ナポリ音楽シーンの最前線を紹介してもらう。

セーペだけでなく、彼の僚友で、北アフリカからの移民でもある音楽仲間や、セーペが10代後半に音楽活動を始めるきっかけとなった、労働者音楽グループ「e zezi」についてなど、ナポリ周辺の豊穣な音楽的磁場を、多角的、立体的に、聴き、眺め、そして語り合おうという魂胆だ。

イタリアの南北問題、そして、ヨーロッパとアフリカという大きな南北問題という歴史的文脈、そして最近のグローバル経済・政治との関連などが、ナポリタン音楽料理の、さしあたりの入口となるだろう。「われわれ」自身の音楽事情を、あらためて見直す上でも、間違いなく刺激的な視点となるはずだ。すくなくとも、チャールズの話は、本邦初公開! ぴちぴちのとれとれだよ〜。さあさあ、いらはい、いらはい!

Daniele Sepe
http://www.danielesepe.com/home.html

e Zezi
http://www.zezi.it/

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