古舘徹夫/Tetsuo Furudate 80 年代より活動を続けるノイズ・ミュージシャン。2003年、ドレスデン「ドレスデン国際音楽祭」でポーの「アッシャー家の崩壊」をベースにした「ロデリック・アッシャー氏の聴覚」を上演、大賞受賞。2006年、ラジオ作品「求塚」がベルリン国際ラジオ芸術祭入賞。その後も欧州を中心にイスラエル、中国等でのコンサート活動を続ける。2008年、 委嘱作品「ゴヤ」がドイチェンランド・ラジオにより放送。デュラス原作「ヒロシマ、わが恋人」をベルリン及び京都で上演。2009年、ケルン、 ON - NEUE MUSIK Köln にて狩野志保との共作ビデオ作品「WAVE / WIND」を上映。スウエーデン、イエテボリ・インターナショナル・フィルム・フェスティバル参加。新作ビデオ作品「ひとり みる つき」上映。
原 摩利彦 1983 年生まれ。京都在住。静寂の中の強さをテーマに音作品に取りかかる。これまでに複数のアルバムを海外のレーベルから発表。舞台作品などにも音楽を提供し、 2008年からはパフォーミング・アートユニット「dots」(http://dots.jp/)の音楽を担当。2009 年3月には舞踊家ボヴェ太郎の『in statu nascendi』(東京都世田谷美術館)の作曲とピアノ演奏を担当。本公演の模様は、作家梨木香歩氏の連載『不思議な羅針盤』(『ミセス』5月号文化出版局)に掲載された。 フランスの朗読家Frédérique Bruyasと共同で『le soleil noir de la mélancolie』を制作。 またボーカルの柳本奈都子とユニット「rimacona」を組み、2004年より活動。ニューカレドニア、イタリア、フランスなどでコンサートを行う。 京都三条ラジオカフェFM79.7にて番組「wave factory」のパーソナリティを務めている。(毎月第4金曜日23:00-23:45) http://www.rimacona-lab.com/
Agnus Dei (アーニュス・デイ) 古聖歌や宗教曲をベースに、死者に捧げる作品を作り続けるフューネラル・ダーク・ドローン・女性ソロプロジェクト。キリシタン信仰、異教徒の視点から東西を越えた新たな宗教曲の表現を試みる。祈りと記憶を主軸に、戦争や紛争によって葬られた記憶から消え去りそうな犠牲者に哀悼の意を捧げ、電子音響、引用音源、聖歌、ヴォーカリゼーション等により構成された天国と地獄が共存する独自の世界観を展開している。2006年より関西を中心に活動を開始する。